留年してでも留学すべき?おすすめする理由や留年しない方法を紹介

留学をしたい大学生にとって、留学と学業との両立は難しいです。学業に余裕があったら、アルバイトやサークル、旅行などに時間を使いたい学生も多いでしょう。その上で「留学をしたい」と思った場合、留年するという選択肢があります。

一見留年は就活や学業に影響を及ぼし、良くないものと思われがちです。しかし、実際にはどうなのでしょうか?この記事では、留年をしても留学をおすすめする理由や、留年しなくても留学できる方法を紹介していきます。

留年してでも留学に行くかどうか迷っている学生の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

そもそも留年とは?休学との違いは?

留年と休学は、それぞれ原因が異なります。そもそも留年とは、多くの場合本人の意思によるものではありません。「出席日数が規定に達していない」「成績(単位)が規定に達していない」など、出席日数や成績が原因となっています。

一方で休学とは、本人の意思により、一定期間在学を休止することです。学校に籍を置いたままである点は留年と同様ですが、留年とは異なり在学期間としてカウントされません。

また、留年は在学期間中とみなされるため授業料が発生しますが、休学は在学期間とは認められないため、授業料の一部が免除されます。ただし、留年や休学の対応は学校ごとに異なるため、事前に確認するようにしましょう。

留年してでも留学するべき理由

留年してでも留学するべき理由として、次の3つが挙げられます。

  • グローバル人材として成長できる
  • キャリアの選択肢が増える
  • 若いうちに経験を積める

それぞれの理由について紹介していきます。

グローバル人材として成長できる

留学は、語学を学んだり異文化交流を図ったりする経験から、グローバル人材として成長できる可能性が高いです。日本で生活をしていると、なかなか生きた英語に触れる機会は少ないです。また、異文化に触れる機会もあまりないでしょう。

留学を経験することで、英語力が伸び、異文化に触れられます。その経験から、日本と世界の違いを少なからず認識するでしょう。この体験は、グローバル人材となる上で欠かせません。

グローバル人材としての成長が期待される学生は、就活でも有利でしょう。

キャリアの選択肢が増える

留学で英語力を伸ばしたり、価値観を広げたりすると、キャリアの選択肢を増やすことにつながります。

単純な話ですが、日本語しか喋れず、日本人としての価値観が刷り込まれていると、日本の企業に就職するでしょう。一方で英語が喋れて、さまざまな価値観を持っているのであれば、自ずと海外の企業も視野に入ってきます。

このように、留学経験はキャリアの選択肢を広げるきっかけにもなるのです。

若いうちに経験を積める

留年してでも留学に行くべき理由として、若いうちに経験を積めるという点も挙げられます。

社会人となってからも留学に行くことは可能ですが、なかなか難しいです。長期で休みを取ったり、転職期間中を利用したりして、時間を確保しなければならないからです。

しかし学生であれば、学業と調整した上で、気兼ねなく留学に行けます。時間がある大学生のうちに留学することで、貴重な経験を積めるでしょう。

留年するデメリット

当然ですが、留年して留学することにはデメリットもあります。ここでは、3つのデメリットを紹介します。

  • 学費が余計にかかる
  • 就活に焦りが出る
  • 就活の面接で不利になる可能性もある

学費が余計にかかる

留学は在学扱いとなるため、留学で実際に授業を受けていなかったとしても学費がかかります。つまり、学費が余計にかかってしまうのです。さらに、留学の費用も必要なため、保護者の負担は大きくなるでしょう。

就職に焦りが出る

留年した場合、同級生たちはすでに社会人となっています。そのため、就活に対して焦りが出てしまうこともあります。もちろん同級生全員が就職できるわけではないですが、先に就活を終えて社会人として働いている同級生が多ければ多いほど、焦りは出てくるでしょう。

就活の面接で不利になる可能性もある

留年した理由が留学であっても、その目的や成果を伝えられなければ、就活の面接で不利になる可能性があります。

しかし、留年をしてでも留学を選んだ理由や留学で得た成果をはっきりと説明できれば、面接官にポジティブな印象を与えられます。つまり、就活の面接で有利に働く可能性も高いといえます。

留年せずに留学する3つの方法

留年せずに留学するためには、次の3つの方法があります。

  1. 長期休み中に短期で留学する
  2. 交換留学・認定留学制度を利用する
  3. 休学をする

1. 長期休み中に短期で留学する

夏休みや春休みなど、長期休み中に短期で留学する方法です。例えば、大学生の春休みは2月上旬から3月下旬まで、およそ2ヶ月ほどあります。この期間をうまく利用すれば、短期留学が可能です。実際に、長期休みを活用して短期留学にいく大学生は多くいます。

2. 交換留学・認定留学制度を利用する

交換留学や認定留学制度を利用する方法もおすすめです。交換留学とは、日本の大学と連携している海外の大学に、半年から一年程度留学できる制度です。交換留学は所属している大学のプログラムであるため、留年扱いにはならないメリットがあります。ちなみに、海外の大学で取得した単位は、日本の大学の単位として還元されます。

また、認定留学制度とは、希望の留学先大学(学位授与権を有する正規の高等教育機関)の入学許可を得て留学する方法です。帰国後の学部審査を経た上で、日本の大学の単位として認定されます。

交換留学には、高い語学力が求められます。一方で、認定留学制度は交換留学より求められるレベルは低いです。このような制度を活用した留学もおすすめです。

3. 休学をする

最後に、休学をする方法も挙げられます。休学をすれば、大学に在籍したまま留学でき、授業料も一部免除されます。そのため、留年扱いにならず、学費を抑えられるメリットがあるのです。

休学による留学は、英語のレベルは求められません。そのため、英語力に自信のない方におすすめの方法です。

まとめ

この記事では、留年をしても留学をおすすめする理由や、留年しなくても留学できる方法を紹介しました。

留年して留学する場合、キャリアの幅を広げられるなどの魅力がありますが、学費が余計にかかるなどのデメリットが付きものです。大学の制度を利用したり、長期休みを利用することで、留年を避けられます。

この記事を参考にして、大学生の皆さんは留学を検討してみてください。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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