フィリピン留学にかかる費用|必要な項目と期間別の費用をご紹介

「フィリピン留学ってどれぐらいするの?」「アメリカに比べて安いって聞いたんだけど」

日本からのアクセスが良く人気が高まっているフィリピン留学。フィリピン留学は欧米諸国への留学よりも費用を安く抑えられる点も魅力的です。ですが、その費用は留学期間や項目に応じてさまざまです。

そこで本記事では、フィリピン留学でかかる費用の目安について、項目毎、期間別に紹介していきます。フィリピン留学をする際の参考にしてみてください。

目次

フィリピン留学の概要

フィリピンは東南アジアの1国で、7,000以上の美しい島々からできています。フィリピンは美しいビーチや自然、豊かな文化で知られており、観光地としても有名です。

また、英語が公用語として話され、多くのフィリピン人が英語を流暢に話しています。フィリピンが留学先として人気な所以でもあります。

フィリピンの気候

フィリピンの気候は熱帯気候で、高温多湿が特徴です。一般的に、フィリピンには乾季と雨季の2つの季節があります。乾季は11月から4月までで、快適な晴天が続きます。雨季は5月から10月までで、雨量が多く湿度が高まります。

ただし、気温は年間を通じて比較的一定しており、約30~32度の範囲で変動します。留学する際には、季節に応じた服装や備えを考えることが重要です。

フィリピンの物価

フィリピンの物価は一般的に日本よりも低めです。食材や交通費、生活必需品などが比較的低価格で入手できます。ただし、高級品や輸入品は日本と同等なことが多いです。

食事は特にリーズナブルで、外食する場合、現地のフィリピン料理店でお手頃な価格で美味しい料理を楽しむことができます。留学生活において、予算を考慮しながら節約できることが魅力の一つです。

フィリピンの治安

フィリピンの治安は地域によって異なります。一般的に観光地や主要都市では盗難などの軽犯罪があるため警戒が必要です。留学生は特に貴重品を盗難から守るために気をつける必要があります。

また、夜間の外出はなるべく控えるようにしましょう。地元の人々と良好な関係を築くことも、安全に過ごす上での1つの方法です。

フィリピン留学にかかる費用の一覧

ここでは、フィリピン留学の際にかかる費用をご紹介します。一般的にかかる費用は以下の3つです。

  1. 諸手続き費
  2. 学費
  3. 生活費

それぞれの費用について詳しくご紹介します。

1. 諸手続き費

フィリピン留学を始める際には、出国前にいくつかの手続きが必要です。これらの手続きには、費用がかかることがあります。

パスポート申請費

フィリピン留学を考える際に最初に必要なのがパスポートです。パスポートの取得には費用がかかり、5年間の有効期限の場合は11,000円、10年間の場合は16,000円かかります。

パスポートの発行には約1週間程度かかるため、前もって計画的に手続きを進めましょう。また、長期的な滞在を予定している場合は、10年間のパスポートを準備しておきましょう。

ビザ申請費

フィリピン留学にはビザが必要になり、たとえ1週間程度の超短期留学でも必ず取得しておく必要があります。また、必要なビザについては留学期間によって異なりますが、30日以内ではSSP(Special Student Permit)、31日~2カ月ではSSPに加えて観光ピザの取得が必要になります。

なお、18歳以上で指定された教育機関が教育を受ける場合では学生ビザ、60日以上ではACR-I-CARD(Alien Certificate of Registration)、6カ月以上ではECC(Emigration Clearance Certificate)を取得しておかなくてはなりません。このように、留学期間によって必要なビザの種類が異なりますので、留学する際には期間を決めてからビザを取得する必要があるでしょう。

渡航費

フィリピン留学の航空券代は航空会社や季節によって異なりますが、往復でおおよそ3万円から7万円の費用がかかります。

適切な航空券を選び、早めに予約することで予算を抑えられます。

日本からセブ行きの主要な航空会社は以下の通りです。

  • セブパシフィック航空(直行便:東京発、名古屋発、大阪発)
  • フィリピン航空(直行便:東京発、名古屋発、大阪発)

海外旅行保険料

海外旅行保険料とは、現地で病気や怪我、死亡、貴重品の盗難や紛失をした際に支払われる保険で、必要な保険料については留学期間によって異なります。

また、補修内容によっても費用が異なりますので、この点については留学エージェントに相談してみると良いでしょう。

どの保険にしようか迷っている方は、以下の保険の詳細を確認してみてください。

  • AIU保険
  • たびほ
  • 損保ジャパン日本興亜
  • 東京海上日動

2. 学費

フィリピン留学は基本的に留学エージェントを介して行うことになりますが、その際にはどこの学校を選んだとしても費用が発生します。

入学金

学校ごとに異なる入学金があります。一般的にはおおよそ15,000円程度ですが、人気のある学校では入学金が高額になることもあります。興味のある学校を選ぶ際には、入学金について確認しましょう。

授業料

フィリピン留学の授業料は日本よりもかなり安いという特徴があり、1週間程度の短期では40,000円前後となることが多いようです。また、30日間ではおよそ160,000円~200,000円となることが多いのですが、この点についても学校や選ぶコースによって異なります。

教材費

フィリピンの学校では、テキスト代が1冊あたり約2,000円程度かかることが一般的です。多くの学校ではテキストのコピーを提供していますが、コピー代は別途費用がかかります。

3. 生活費

フィリピン留学において、学費以外にも生活費がかかります。ただし、生活費は個人の生活スタイルや好みによって大きく異なります。以下は主な生活費について詳しく説明します。

居住費

多くのフィリピン留学生は、ホテル寮を利用します。寮の部屋のタイプによって居住費が異なり、1人部屋、2人部屋、4人部屋などが用意されています。1人部屋は快適さとプライバシーが確保されますが、2人部屋や4人部屋を選ぶと費用を抑えることができます。留学プランに合わせてどのタイプにするか選びましょう。

水道光熱費

ホテル寮を利用する場合、光熱費はおおよそ1カ月に5,000円程度かかります。ただし、部屋を複数人で共有する場合、光熱費を人数で割り勘することができ、負担を軽減できます。生活スタイルに応じて光熱費を計画し、余分な費用を削減しましょう。

食費

フィリピンの物価は日本よりも低いため、1週間あたりの食費はおおよそ10,000円程度で生活できます。しかし、食事の内容や場所によって費用は変わります。現地のフィリピン料理店で食事をするとリーズナブルですが、日本食レストランや外国のレストランを選ぶと価格が高くなります。予算に合わせて食事のスタイルを確立して節約に励みましょう。

交通費

学校と寮が近い場合、交通費はほとんどかかりません。フィリピンでは一般的な交通手段としてジプニーや地下鉄を利用できます。これらの交通手段は1回あたりの乗車代は数十円〜数百円程度と安価なので、予算内で移動が可能です。留学前に使える交通手段を調査しておきましょう。

娯楽費

フィリピンでの娯楽は日本に比べて安く楽しむことができます。映画鑑賞や飲み会の費用は日本よりも格段に安いです。また、現地のフィリピン料理店で食事を楽しむと経済的です。ただし、日本食レストランや高級な娯楽施設を利用する場合は、費用が高くつくことがあります。

期間別にかかるフィリピン留学の費用

続いてフィリピン留学にかかる予算を見ていきましょう。期間別にかかる費用の目安は以下の通りです。

期間費用の目安
1週間160,000円
2週間140,000円~200,000円
1ヶ月211,000円~261,000円
3ヶ月626,000円
半年1,026,000円
フィリピン留学の期間別の費用

それぞれの期間について詳しく見ていきましょう。

セブ島留学の1週間の費用

1週間のセブ島留学では最低でも約16万円が留学費用としてかかることが多いです。特に、1週間の短期滞在となると長期間に比べて航空券などの初期費用が割高になります。

「忙しくて長期間時間が取れない」「試しに少しだけ留学してみたい」という方におすすめのプランです。

項目授業料航空券現地費用生活費総額
費用70,000円60,000円15,000円10,000円約160,000円
1週間のフィリピン留学でかかる目安費用

セブ島留学の2週間の費用

2週間の留学費用は1週間と同程度、もしくは少し高いぐらいの費用感です。費用は20万円程度と、場所にはよりますが海外旅行同等の金額で留学を体験することができます。長期の留学を検討しているけれど、お試しで行ってみたいという方にはおすすめです。

項目諸手続き費学費生活費合計
費用10,000円100,000円~150,000円30,000円~40,000円140,000円~200,000円
2週間のフィリピン留学でかかる目安費用

セブ島の1ヶ月間の留学費用

1ヶ月の留学費用は21万円〜26万円で見積もることができます。総額を30万円以内に抑えることができるので1つの基準となるでしょう。また30日以内の渡航であれば観光ビザが不要なので、2週間同様短期留学を目指す方にはおすすめの期間です。

項目諸手続き費学費生活費合計
費用11,000円160,000円~200,000円40,000円~50,000円211,000円~261,000円
1ヶ月間のフィリピン留学でかかる目安費用

セブ島の3ヶ月間の留学費用

3ヶ月の留学費用は総額60万円程度です。2週間や1ヶ月間に比べてコストは跳ね上がりますが、1ヶ月換算すると20万円程度とコストパフォーマンスは良くなります。また、本格的に留学をするのであれば最低でも3ヶ月ほどは必要になってくるため、本格的な留学を考えている方は3ヶ月が1つの基準になってくるでしょう。

項目諸手続き費学費生活費合計
費用26,000円450,000円150,000円626,000円
3ヶ月間のフィリピン留学でかかる目安費用

セブ島の半年間(6ヶ月)の留学費用

半年間の留学費用はおおよそ100万円です。1ヶ月換算すると20万円を割ってくるので、3ヶ月に比べてさらにコストパフォーマンスが良くなります。また、物価の高いアメリカなどでは1ヶ月ほどの短期留学でも同程度の費用がかかることもあるので、費用を抑えて長期間留学したいという方におすすめの期間です。

項目諸手続き費学費生活費合計
費用26,000円700,000円300,000円1,026,000円
半年間のフィリピン留学でかかる目安費用

セブ島の1年間の留学費用

最後に1年間の留学費用ですが、おおよそ200万円弱に見積もることができます。200万円となるとかなり高く感じますが、海外で英語を学習しながら1年間滞在できるという見方をすれば安い金額です。この費用で他国で同じ期間留学することはかなり困難なため、フィリピン留学の特権といえるでしょう。

項目諸手続き費学費生活費合計
費用113,000円1,250,000円60万円1,963,000円
1年間のフィリピン留学でかかる目安費用

なお、これらの費用はあくまでも目安で、目安よりも多くなったり少なくなったりすることがありますので、この点については頭に入れておいてくださいね。

フィリピン・セブ島留学の費用を抑える方法

フィリピン留学の費用をできるだけ抑えたいなら、以下で紹介する方法を検討してみてください。

1. 安い航空券を探す

渡航費用は航空会社によって異なり、格安航空を選べば、往復30,000円台で渡航できる可能性があります。

ただし、渡航費用は時期に左右されることがありますので、常時チェックしておいて、安い時期を狙って渡航するという方法がおすすめできるでしょう。

2. 海外旅行保険料を抑える

海外旅行保険料は、補償内容によって掛金が異なります。

もちろん、海外では何があるかわからないため、手厚い保証を受けられるタイプのほうが安心できますが、あれもこれもと欲張って保証を付けると、保険料だけで莫大な金額になってしまうことがあるのです。

保険選びで迷ったのなら、実績がある留学エージェントに相談して決めると良いでしょう。

3. オフシーズンを狙う

GWやお盆、年末年始などの大型連休は、どうしても渡航費用が高額に跳ね上がります。

つまり、渡航費用を極力抑えたいなら、これらの大型連休や連休、週末などを避けたほうが良いということです。

オフシーズンなら比較的空いている可能性がありますので、渡航費用を安く抑えることができるでしょう。

4. 複数人部屋を選ぶ

4つ目は、宿泊先で複数人部屋を選ぶことです。

あくまでも目安ですが、宿泊先の費用は学生寮の複数人部屋→学生寮1人部屋→ホテル滞在の順に料金が高くなります。

例えば、学生寮1人部屋と3人部屋を比較すると、4週間で6万円、8週間で12万円、24週間で32万円の費用差があります。

複数人部屋は、他の生徒との交流もあり、ルームメイトが外国人だと英語が話せる機会も大幅に増えます。

メリットは沢山あるので、費用を抑えたい人は、複数人部屋がおすすめです。

5. 割引キャンペーンをうまく利用する

学校は、定期的に割引キャンペーンを行っています。

特に閑散期(5月〜7月、10月〜2月)は、大幅な割引を行なっているケースが多いです。

学校のキャンペーンに加え、CEBRIDGEでは独自のキャンペーンも行なっております。

安くフィリピン留学をしたい方はぜひお問い合わせください。

まとめ

今回は、フィリピン留学にかかる費用の紹介と、留学期間ごとにかかる費用の総額、渡航費用を安く抑える方法を紹介してきました。

フィリピン留学は、比較的安い費用で留学できる点がメリットですが、留学前の諸費用や生活費など、すべてに係る費用を合計すると、意外と高額になることがあります。

記事内で紹介した費用はあくまでも目安ですので、フィリピン留学をお考えなら、複数の学校を比較した上で、予算や目的に合った学校を選んでくださいね。

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この記事を書いた人

株式会社CEBRIDGE代表取締役。
セブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、学校職員、人材紹介会社と海外での就労経験を積む。
豊富な現地の知識を生かし無料セブ島留学エージェント会社を立ち上げる。
今までにフィリピン留学の魅力を知人に伝えながら豊富な紹介経験を持つ。
実際の経験から、留学生に近い立場でのカウンセリングが得意。

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