4ヶ月のフィリピン留学を検討している方は「どのくらいの効果がある?」「留学費用はいくら?」などの疑問があるのではないでしょうか。
この記事では、4ヶ月のフィリピン留学で得られる効果や費用について解説していきます。これからフィリピン留学を検討している方は、参考にしてみてください。
4ヶ月のフィリピン留学はある程度円滑に英会話ができるレベル
4ヶ月間のフィリピン留学では、英語力に自信がない人でも、ある程度円滑に英会話ができるレベルになります。
一般的に、円滑に英会話をするためには、3ヶ月ほどの留学期間が必要とされています。そのため、4ヶ月留学すれば、日常の英会話に自信を持てるレベルになれるでしょう。
また、現地での生活にも十分慣れており、英語学習に集中できる状況のはずです。買い物や外食、タクシーの利用など、基本的な生活シーンでの英語が自然に出てくるようになり、ネイティブスピーカーとの会話も楽しめるようになります。
英語力を伸ばしたい場合は、4ヶ月ほどの留学をおすすめします。
4ヶ月のフィリピン留学で得られる効果
4ヶ月のフィリピン留学で得られる効果を、もう少し具体的に見ていきましょう。
なお、得られる効果は個人の英語レベルや学習意欲、取り組み方によって異なるので、あくまで参考程度に捉えてください。
1. リスニング力
4ヶ月間のフィリピン留学では、留学生同士や講師との日常英会話を難なく聞けるレベルのリスニング力が身につきます。
日常英会話をこなすには、相手が発した言葉を聞いて意味を理解し、返答する能力が必要です。そのためには、日頃から英語に慣れ親しみ、リスニング力を養いましょう。
ただし、ネイティブの英語となると、まだまだ聞き取れ無いことが多いです。
2. スピーキング力
英会話には、リスニング力だけでなく、スピーキング力も必要です。4ヶ月のフィリピン留学では、語学学校の講師やクラスメイトだけでなく、現地の人々とかかわる機会もあります。そのため、さまざまなシーンにおける英会話にも慣れているはずです。
ホテルのチェックイン、空港での手続き、買い物する際のコミュニケーションは問題なくこなせます。
また、少し崩した言い回しなども身についているので、英語でのジョークも少しずつ飛ばせるようになっているでしょう。
3. リーディング力
4ヶ月のフィリピン留学では、簡単な小説を読めるレベルのリーディング力が身につきます。
ネイティブ小学生向けの本であれば、70%以上は理解できるようになるでしょう。
しかし、まだ英字新聞を読むのは難しいでしょう。中でも政治経済関連の記事は、多くの語彙力やリーディング力が求められます。
4. ライティング力
英語のライティング力は、単語のスペルを正確に覚えることや、文章の理解を高めることに役立ちます。意識しないと身につかないスキルなので、日記や作文を書くことに意識して取り組めば、一定の文章を作成できるようになるでしょう。
就活にも役立つスキルなので、4ヶ月間の留学でマスターしておきたいものです。
5. コミュニケーション力
4ヶ月のフィリピン留学は、言語だけでなく、異文化コミュニケーション力を大きく成長させる機会となります。最初のうちは、簡単な会話でも緊張してしまうかもしれません。
しかし、様々な国籍の留学生や現地の人々との交流を通じて、徐々にコミュニケーションの壁が取り除かれていきます。相手の言っていることを理解しよう、自分の意見を伝えようと、日々の日常会話を積み重ねることで、英語でのコミュニケーションに対する恐怖心がなくなります。
自分から積極的にコミュニケーションを取るようになり、会話するのが楽しくなっていくでしょう。
6. 積極性
留学では自分から行動する姿勢が大切です。自分から話したり、イベントに参加したりしないといつまで経っても英語は上達しません。
最初はなかなか行動できずに時間が過ぎていくかもしれませんが、次第にやらないで後悔するより、やって後悔しようと自分から行動する姿勢が生まれます。
最初の一歩を踏み出せずにいる人は多いです。しかし一歩踏み出すだけで、ペラペラでなくでも案外伝わることに気づいたり、話すことでつながりが広がったりするなど、英語力ではなく、積極性が重要だということに気付けるでしょう。
7. 環境適応力
日本では当たり前だと思っていたことが、フィリピンでは全く通用しないことも多々あります。文化や習慣、価値観などの違いにギャップを感じ、最初は戸惑いや不安を感じることもあるでしょう。しかし、それは誰もが経験する自然な反応です。
この違いを理解し受け入れることで、柔軟な思考力と対応力が養われていきます。「正解は一つではない」という気づきは、海外生活だけでなく、仕事や人間関係など、あらゆる場面で活きてくることでしょう。
8. 自立心
慣れない海外での生活を送ることで、精神的な成長も期待できます。留学中は自分でなんとかしなければいけない場面が多々あるため、自分で問題を解決する力が自然と身についていくのです。
また、一人で海外生活を乗り越えた経験は大きな自信となり、将来の様々なチャレンジに対する心理的なハードルを下げることにもつながります。この自立心と自信は、キャリア形成においても重要な資産となるでしょう。
4ヶ月のフィリピン留学で効果がないことも
4ヶ月という比較的長期の留学でも、学習姿勢や取り組み方次第では、期待した効果が得られないケースもあります。特に、以下のような行動には注意が必要です。
- 日本人の留学生とばかり行動を共にし、日本語で過ごしてしまう
- 授業以外は英語を使わない
- 放課後や週末を部屋で過ごすことが多い
上記のような消極的な姿勢では、4ヶ月あったとしても英語力を伸ばすことは難しいでしょう。
また、目標や学習計画が漠然としているのもNG。モチベーションを維持できず、あっという間に4ヶ月が過ぎてしまいます。まとまったお金を払って留学に行くわけですから、目標を立て、計画通りかつ積極的に行動していきましょう。
4ヶ月のフィリピン留学にかかる費用
4ヶ月のフィリピン留学にかかる費用の合計は、約120〜140万円です。以下、項目別に費用の相場を紹介していきます。
1. 授業料
フィリピンの語学学校の費用は、授業の形式やコース、立地などによって異なります。平均すると、1ヶ月あたり20〜25万円が相場です。そのため、4ヶ月の留学となると、約80〜100万円ほどの費用がかかります。
フィリピンの語学学校には寮と食事が付いていることが多いです。滞在費と食費が含まれていることを考えると、他の国の留学費用と比べても安いと言えます。
2. 宿泊費・食費
宿泊費は、語学学校が用意した寮を利用するのが一般的です。その場合は授業料に含まれており、宿泊費は追加でかかりません。ただし、一人部屋やサービスが充実した部屋を選ぶと、その分費用は高くなるでしょう。
また、食事も付いていることが多く、外食をしない限り追加でかかることはありません。もし一般的な飲食店で外食する場合は、1食あたり500円ほどかかるでしょう。
3. 航空券、海外保険代
フィリピンは人気の観光地であり、観光シーズンになると航空券代が高額になります。もし、オフシーズンの留学であれば、安くて往復3万円ほどで購入できます。相場では、往復で10万円ほどかかるでしょう。
海外保険料は、安いネット保険で7万円程度となります。
4. 現地支払い費用
現地支払い費用としては、滞在ビザ費用が約3万円ほどかかります。
また、外国人登録証明書に約1万円、就学許可証に約2万円、水道光熱費、デポジットなどを含めると合計で約16万円ほど必要になります。
5. 娯楽費
娯楽費は現地での過ごし方によって異なりますが、1ヶ月あたり2〜4万円ほどは用意しておくと安心です。例えば、マリンアクティビティをする場合、1回あたりの費用は約1万円です。
そのため、4ヶ月のフィリピン留学の場合は、約8〜16万円ほど娯楽費を用意しておきましょう。
期間別のフィリピン留学にかかる費用
日常英会話をこなせるレベルの英語力を身につけることが目的であれば、4ヶ月間ほど留学をするのがおすすめです。しかし、それ以外の期間で留学を検討している方もいるでしょう。
そこで、以下の期間別でフィリピン留学にかかる費用を紹介していきます。
1. 1ヶ月
1ヶ月間のフィリピン留学では、少なくとも40万円ほどの費用が必要です。過ごし方によっては、さらに高額になる場合もあります。
1ヶ月以内のフィリピン留学であればビザが不要なので、その分の費用が浮きます。しかし、語学学校の長期割引制度が適用されず、授業料は割高になる可能性があるでしょう。
2. 6ヶ月(半年間)
6ヶ月間のフィリピン留学では、合計で200万円前後はかかります。1ヶ月あたりに換算すると約33万円なので、1ヶ月だけ留学に行くよりも割安です。
大きな理由としては、長期割引制度を適用される場合があるからです。この点を踏まえて、留学期間を検討してみるのも良いでしょう。
3. 12ヶ月(1年間)
12ヶ月間のフィリピン留学では、約 340〜400万円の費用がかかります。ただし、留学プランによって大きく変動するので、注意が必要です。
もし費用を浮かせるのであれば、留学をしながら仕事をするのもおすすめです。
4ヶ月のフィリピン留学でおすすめの語学学校4選
ここでは、4ヶ月のフィリピン留学でおすすめの語学学校を4校ピックアップして紹介します。
EV ACADEMY
セブ島で最初にスパルタ式を導入したEV ACADEMYは、4ヶ月の中期留学におすすめの語学学校です。
2017年にリニューアルされた校舎は、高級リゾートホテルを思わせる洗練された雰囲気。約1,500坪の敷地には、プール、ジム、カフェ、自習室など、快適な学習生活をサポートする設備が充実しています。
以前のスパルタ式一辺倒から、現在はセミスパルタコースも選択可能。自分のペースで学べる柔軟なカリキュラムと、リゾート感覚の環境で、モチベーションを維持しやすいです。
CIA
2022年にリニューアルされたCIAの新キャンパスは、マクタン島の新興エリアに位置し、ショッピングモールや飲食店、リゾートエリアへのアクセスが抜群です。
セミスパルタ式を採用しているCIAでは月〜木までテストがあります。合格点に満たなかったり、欠席してしまうとその日の外出ができなくなるため、学生たちは真剣に勉強に取り組める環境です。
また、CIAでは英語以外の言語を話すことを禁止する(EOPEnglish Only Policy)制度を導入しています。パトロールの人が巡回してチェックし、母国語を使用した場合は5ペソの罰金が科せられます。
CPI
CPIは、セブの山中にある語学学校です。中心街から離れた閑静な住宅街にあり、騒音が少なく勉強に集中できます。リゾートホテルのような施設で、清掃スタッフも常勤しており、校内はいつもキレイです。
スパルタ、セミスパルタといったコースから自分の学習スタイルに合わせて選べます。平日は外出禁止であるものの、放課後にはヨガやズンバ、美容などのアクティビティも開催されており、勉強の合間のリフレッシュにもピッタリです。
発音矯正やCNNリスニング、スピーキングプログラムなどのスペシャルスタディが充実しており、自分の伸ばしたい分野や克服したい苦手分野にあわせて学習を進められます。
CEBU Blue Ocean
CEBU Blue Oceanは、マクタン島のリゾートホテルを校舎として利用する、ユニークな語学学校です。
厳しい審査とトレーニングを経て選ばれた優秀な講師陣が、初心者から上級者まで、一人ひとりのレベルに合わせた質の高いレッスンを行います。
放課後や週末には、マリンスポーツやゴルフなど、リゾート地ならではのアクティビティも満載。勉強とリゾートライフ、両方楽しみたい方にぴったりの環境です。
まとめ
この記事では、4ヶ月のフィリピン留学で得られる効果や費用を解説してました。
4ヶ月のフィリピン留学では、日常英会話をこなせるレベルの英語力が身につきます。他にも異文化への適応力や自立心も大きく成長できるのもメリットです。
また、留学費用の相場は約120〜140万円です。充実した留学生活のためには、事前の準備も重要です。この記事で紹介した情報を参考に、目的や予算に合った留学プランを立ててみてください。
留学資金を用意した上で、フィリピン留学を充実したものにしていきましょう。