留学に行く予定がある人が一度は考える留学エージェント。
エージェントは留学の際の強力なサポート役となりますが、実際にどれぐらい料金がかかるのか、相場がどれぐらいなのか理解している人は多くないのではないでしょうか?また、せっかくなら少しでも留学の費用は抑えたいところですよね?
そこで本記事では、留学エージェントの費用の相場と、留学費用を安く抑えるポイントについて解説していきます。
実際に自身で留学エージェントを運営している筆者が解説していくので、留学を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
留学エージェントにかかる費用
まず初めに留学エージェントにかかる費用の相場ですが、前提として留学エージェントには無料と有料の2種類があります。また無料と謳っているエージェントでも追加費用が発生したりと結果的に有料になる場合もあります。
無料エージェント
無料エージェントはその名の通り、無料でエージェントのサービスを受けることができます。エージェントは学生を語学学校に紹介することで、紹介料を受け取って運営しています。
有料エージェント
留学エージェントにかかる費用相場は、留学期間や留学先、留学の形態によって変わるため一概には言い切れません。
一般的な相場としては、アメリカで4週間の語学留学をした場合、数万円〜35万円ほどのエージェントフィーがかかります。エージェントによって料金はピンキリのため、エージェントのWebサイトを確認してください。サポート内容と自分の目的に合っているかを照らし合わせてエージェントを選ぶことが大切です。
費用相場 | ポイント | |
無料エージェント | 無料 | とにかく費用がかからない |
有料エージェント | 数万円〜35万円 | 費用がかかる分サポートが手厚い |
留学でかかる費用の内訳
当然ですが、留学でかかる費用にはエージェント費用以外にもたくさんあります。エージェント以外にどのような費用がかかるのか留学でかかる費用の内訳を紹介していきます。
留学前
まずは、留学前にかかる費用の内訳を見ていきましょう。
項目 | 費用目安 |
留学エージェントの利用手数料 | 約30,000円 |
保険料 | 約5,000円 |
ビザ申請費用 | アメリカ:160USドル カナダ:150カナダドル オーストラリア:620豪ドル |
航空券代 | 10万円~(場所による) |
それぞれの内訳を詳しく見ていきます。
1. 留学エージェントの利用手数料
エージェントによって利用手数料は様々ですが、あるエージェントでは語学学校に行く場合の手数料は30,000円ほどです。手数料が無料の留学エージェントもあります。
2. 保険料
渡航中のけがや病気などの治療費をカバーしてくれる医療保険の加入も必要です。もし加入せず現地で治療を受けると、保険が適応されないので多額の医療費を請求されてしまいます。保険料は商品によって様々ですが5,000円くらいのものからあります。
3. ビザ申請費用
国によってはビザが必要になってくる国があります。学生ビザの場合アメリカで160USドル、カナダは150カナダドル、オーストラリアは620豪ドルです。
ビザの申請には時間がかかる場合があるので、余裕をもって申請をしましょう。
4. 航空券代
渡航先によっても変わってきますが、アメリカの渡航費だと10万円~というイメージです。ただ、時期によって安かったり、直行便で快適な便だととても高くなったり、航空券代は幅が広いです。費用を抑えたい方は土日や連休を避けた日を選択することをおすすめします。
留学中
留学期間中には、主に以下のような費用がかかります。
項目 | 費用目安 |
入学金・授業料・教材費 | 数十万〜数百万円 |
生活費 | 15〜20万円/月 |
交通費 | 5,000円〜1.5万円/月 |
それぞれの項目について詳細を確認していきます。
1. 入学金・授業料・教材費
留学費用の大きな割合を占める教育費。例えばアメリカの語学学校に24週間通うと入学金で2万円ほど、授業料は84万円〜110万円ほど、教材費で約3万円がかかります。
2. 生活費
留学先の国の物価などによっても変わってきますがアメリカに1ヶ月滞在する場合の大体の生活費は15〜20万円ほどです。滞在費が一番大きな部分で、食費や通信費、日用品代や交際費がかかってきます。友人との時間も大切ですが、外食をなるべく避けて費用を抑えることもいいかもしれません。
3. 交通費
交通費はアメリカに滞在する場合、1ヶ月5,000円〜1.5万円ほどです。
学校の寮に住む場合は必要ないかもしれませんが、ホームステイやシェアハウスの場合は学校までの交通費がかかってきます。
留学エージェントの費用を安く抑える7つの方法
留学エージェントを利用すると、安心して留学ができる上に、自分で手配する手間もほとんどありません。しかし、できるだけ費用を抑えたい方も多いでしょう。
ここでは、留学エージェントの費用を抑える方法を7つ紹介します。
- 手数料無料の留学エージェントを利用する
- 自分で格安航空券を購入する
- 自分で宿泊先(滞在先)を探す
- 有料のオプションは利用しないようにする
- 割引やキャンペーン中に申し込む
- 留学費用が安い国を選ぶ
- 現地での生活費を節約する
留学エージェントで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 手数料無料の留学エージェントを利用する
まず初めに、手数料無料の留学エージェントを利用することで費用を抑えられます。留学エージェントには手数料がかかる有料エージェントと無料のエージェントがあります。
無料のエージェントと有料のエージェントを比較し、自分の目的に合った留学サポート内容が問題なければ、手数料が無料のエージェントを利用するのが良いでしょう。
留学エージェントの選び方に自信がない方は、以下の記事で失敗しない選び方について解説しているのでご覧ください。
2. 自分で格安航空券を購入する
航空券も購入時期や、渡航日によって金額が大きく変わります。学校が始まる日に余裕を持って到着できる便で行きますが、土日や連休を避けて航空券を購入すると多少費用を抑えられます。
できるだけ費用を抑えるために自分で格安航空券を購入することもおすすめします。
3. 自分で宿泊先(滞在先)を探す
留学エージェントでは滞在先の手配もしてくれるところが多いですが、金額を確認してみると高い場合もあります。滞在先についてはインターネットやアプリでも探せるため、安い滞在先を自分で探すのもいいです。
ただし、留学エージェントが間に入っていないため信頼性は分からないので、安心して滞在できる場所なのかをしっかり調べていくことが大切です。
4. 有料のオプションは利用しないようにする
留学エージェントのオプションには有料のものと無料のものがあります。例えば送迎サービスが有料だった場合、自分で行くことを選択してオプションをつけないこともできます。
つけておいた方がよいオプションもありますが自分に必要なものかを選択して余分なオプションはつけないようにしましょう。
5. 割引やキャンペーン中に申し込む
留学エージェントでは、時期によって割引やキャンペーンをしていることもあります。どうしても特定の時期がいいということでなければ、キャンペーン時など安くなっているときに申し込むことをおすすめします。
6. 留学費用が安い国を選ぶ
留学先によって同じ期間の留学であっても金額が大きく異なります。数十万で行ける国もあれば、数百万円かかるところもあります。アジアの国であれば比較的安く留学ができます。
例えばフィリピンに留学しようとすると1ヶ月で学費と生活費とその他の費用で18万円ほどで行けてしまいます。
7. 現地での生活費を節約する
現地でかかる生活費を抑えることも方法の一つです。外食をしてしまうと必然的にお金が余分にかかってきます。友達との予定がない場合は寮やホームステイ先で自炊をしたり、観光にお金をかけすぎないことも費用を抑えるためには必要です。
まとめ
本記事では、留学エージェントにかかる費用と留学費用を抑えるポイントについて解説してきました。留学にはお金がかかりますが、様々な工夫をすることで費用を抑えることができます。事前しっかりと調べた上で、適切なエージェントを活用して留学を楽しんでください。