フィリピン留学は効果なし?成長を実感できるまでの期間や英語力を高めるためのポイント

日本から近く留学先としても人気のフィリピン。ですが、フィリピン留学に失敗した人からの「効果がなかった…」という悪い噂も。

フィリピン留学に興味がある人の中には、実際の効果について気になる方も多いでしょう。

そこで本記事では、フィリピン留学の効果や失敗する理由、成功の秘訣についてご紹介します。

目次

フィリピン留学で得られる5つの効果

フィリピン留学にはたくさんのメリットがあります。今回はフィリピン留学をすることで得られる効果を3つピックアップしてご紹介します。

  • 英語を話すことに苦手意識がなくなる
  • リスニング能力がアップする
  • 異文化を学ぶことができる
  • 価値観や視野が広がる
  • 国際的な人脈を築ける

1. 英語を話すことに苦手意識がなくなる

まず、フィリピン留学を経験することで、英語を話すことに苦手意識がなくなります。

なぜなら、日本にいる時よりも圧倒的に英語を話す機会が増えるため、英語でコミュニケーションを取ることのハードルが下がっていくからです。

さらに、フィリピンの語学学校では基本的にマンツーマンレッスンが主流です。そのため英語で話す機会がグループ授業に比べ多く、街中でも買い物をする際など英語に触れる機会が多いため、英語に対する苦手意識がなくなります。

できるだけ積極的に英語を話すようにして、少しでも早く英語を話すことに対する苦手意識をなくしましょう。

2. リスニング能力がアップする

フィリピン留学では、英語のリスニング力が大幅に向上します。理由としては、留学中は日常生活や授業のすべてが英語で行われるため、常に英語を耳にする機会が豊富にあるからです。特に、フィリピンの英語はクリアで聞き取りやすいとされており、英語初心者でも徐々に慣れていきます。

また、フィリピンの語学学校ではリスニングに重点を置いたカリキュラムが組まれていることが多く、リスニング教材を使った演習や、先生とのマンツーマンの対話を通じて実践的なリスニング力を鍛えられます。さらに、フィリピン人は親しみやすい人柄の人が多いため、日常生活でも英語を使う機会が多く、英語に対する耳が自然と慣れていきます。

3. 異文化を学ぶことができる

他国の文化を勉強できる点も留学によって得られる効果の1つです。

語学学校では他の国の生徒とも生活や勉強を共にします。留学先のフィリピン自体の文化を学ぶことができるのはもちろん、学校で一緒になる他国の生徒の文化も学ぶことができます。

留学で英語力が伸びれば多国籍の仲間と英語でコミュニケーションを取ることができ、それぞれの文化をさらに深く学ぶことができます。

4. 価値観や視野が広がる

3つ目は個人の価値観の拡張です。普段と異なる環境で中長期間過ごすことで、自分と異なる価値観に気づき、受け入れる機会が増えてくるはずです。

学校で過ごす仲間や講師、街で出会う人、新たな友人も他の国の人の場合、価値観や考え方も今まで関わってきた人とは大きく違い、自身の視野も広がります。

5. 国際的な人脈を築ける

フィリピン留学では、国際的な人脈を築くことができます。フィリピンの語学学校には、世界中からさまざまな国籍や文化背景を持つ留学生が集まっており、留学を通して自然と国際的な人脈を築けます。

語学学校の授業内で他国の留学生と交流できるのはもちろん、フィリピン人の先生や現地スタッフなど、日本人以外との出会いは多いです。留学で築いた人脈は、留学後も続くことが多く、将来的に仕事やプライベートで新たなアクションに繋がるかもしれません。

フィリピン留学の効果を実感できない理由

フィリピン留学をすることで多くの効果が期待できますが、一方で留学で英語力の上達が実感できなかったという方も存在します。読者のみなさんが同じ轍を踏まないように、よくある失敗の原因についてご紹介します。

  • 留学前に英語の基礎を勉強しなかったから
  • 恥ずかしがって英語を話そうとしなかったから
  • せっかくの留学で日本人とばかり交流してしまったから
  • 留学期間が短すぎたから
  • 目標設定が明確になっていなかったから

1. 事前学習が不十分だったから

1つ目は事前学習です。留学前にどれだけ事前学習をしておくかで留学中の英語力の伸び方に劇的な差が生まれます。

「英語の勉強をしに行くのだから、勉強は留学に行ってから始めれば良い」という考えの方は、留学前に英語の基礎を勉強せずに行くでしょう。しかしながら、基礎的な英語を勉強せずに留学をスタートさせると、貴重な留学期間の一部を基礎学習に費やすことになってしまいます。

基本的な文法や単語・イディオムの勉強は、日本にいながらでも取り組めます。留学は渡航前から始まっていると思い、留学前にできる勉強はなるべく事前に済ませておきましょう。

2. 恥ずかしがって英語を話そうとしなかったから

「せっかく留学したのに縮こまって中々英語を話せなかった」こちらの理由も思ったより英語力が上達しなかったという理由の1つです。英語力の習得にインプットが必要なことは言わずもがなですが、実際はそれ以上にアウトプットが必要になります。いくらインプットを完璧にしたとしてもアウトプットを通して初めて自分の使える英語力として昇華します。

日本人の特徴ですが、シャイで積極的にコミュニケーションを取ることができない人が多いです。「間違っていたらどうしよう」「話すのが恥ずかしい」という理由で英語をあまり話さず留学期間を終えてしまう人もいます。ですがせっかくの貴重な留学の機会、英語力の上達を実感するために、積極的に先生や現地の人と英語で話すことをおすすめします。

3. せっかくの留学で日本人とばかり交流してしまったから

フィリピン留学で効果を実感できない人の中には、英語を話さないどころか、日本人とばかり交流してしまう人も見受けられます。

言語の壁に直面すると、どうしても母国語で話せる相手を求めてしまいがちです。日本人の多い語学学校では、授業以外の時間を日本人留学生と過ごし、日本語で会話することが増えてしまいます。しかし、これでは授業時間以外での英語を話す機会が減り、英語力の上達スピードが大幅に遅くなってしまいます。

4. 留学期間が短すぎたから

フィリピン留学は、他の国に比べて短期コースのプランが充実しています。短い期間で留学ができるという事がフィリピン留学の魅力でもあります。しかし、1つの言語を習得する際、数週間の留学だけで飛躍的に語学力を伸ばすことは難しいです。

英語に限らずですが、語学を身に付けるためには習ったことを何度も復習し、長期記憶という永続的な記憶に残るまで反復することが大切です。そのため、できるだけ長く英語に集中する必要があります。留学期間が短すぎては英語学習にかけられる時間が限られるため、英語力を実感することも難しいです。自分の英語力に応じて、なるべく長期間留学することをおすすめします。

5. 目標設定や留学後のビジョンが明確になっていなかったから

単に「英語を学びたい」「海外に行ってみたい」という漠然とした動機で留学を決める人は少なくありません。しかし、このような場合、留学すること自体が目標になってしまい、具体的な学習目標や将来のヴィジョンが不明確なまま留学期間を過ごしてしまいがちです。

例えば、「TOEICスコア800点を目指す」「外資系企業に就職する」といった具体的な目標がないと、日々の学習にも明確な方向性が持てません。その結果、授業や課題をこなすだけの受け身の姿勢になってしまい、留学後に「思ったほど成長できなかった」と後悔することになります。

フィリピン留学で効果・成長を実感できるまで

フィリピン留学で効果を出すためには、結局何ヶ月留学すれば良いの?と気になる方も多いでしょう。結論、フィリピン留学で効果を出すためには、最低3ヶ月、半年や1年間留学できればさらに良いです。

それぞれの期間で得られる効果について、紹介していきます。

1ヶ月間

1ヶ月間の留学では、英語環境に慣れ、基本的なコミュニケーションの基礎を作ることができます。この期間では、英語を話すことへの心理的なハードルが下がり、簡単な日常会話ができるようになってきます。

しかし、英会話がようやく身についてきた頃に帰国することになるため、十分な効果を実感するには短い期間といえます。

3ヶ月間

「フィリピン留学で効果を出したい」と考えるなら、3ヶ月間の留学はおすすめです。フィリピンで3ヶ月過ごせば、毎日英語を使う環境で生活するため、日常会話レベルでは問題ない英語力が身につくでしょう。

1ヶ月程度の留学期間と違い、英会話に慣れた後さらに実践を重ねることができます。3ヶ月の留学期間を確保するのは難しいですが、「効果を出したい」と考える方にはおすすめの期間です。

半年間

半年間の留学期間があれば、よりじっくりと現地の生活に馴染むことができます。3ヶ月以上に会話の経験も積めるため、よりスムーズに会話ができるようになります。

また、2カ国留学を検討している方も、半年間の留学はおすすめです。まずはフィリピンで半年間基礎力を磨き、その後別の国でワーホリをする方法を取ると、費用を抑えて長期間の留学ができるようになります。

1年間

最後に、1年間の留学についてです。1年間の留学ができれば、ビジネスレベルで英語を使いこなせるようになり、英語を使った本格的な仕事にも挑戦できる力がつきます。

また、1年間しっかりと腰を据えて、TOEICなどの資格試験の勉強に集中することも可能です。一部の語学学校では、TOEICの点数保証を提供しているところもありますので、目標に合わせた学びができます。

フィリピン留学で効果を高める3つのポイント

これまでフィリピン留学で得られる効果と効果が得られない理由についてご紹介しましたが、フィリピン留学で英語力を最大限伸ばすためにはポイントがあります。今回は3つに絞ってポイントをご紹介します。

  • 現地の人や外国人と話すことを心がける
  • 目的に合った学校やカリキュラムを選ぶ
  • 留学前に基礎英語を学習しておく

1. 現地の人や外国人と話すことを心がける

フィリピンには日本と違って日常で英語を使ってコミュニケーションを取る人がたくさんいるため、学んだ英語を使う実践の場として最適です。英語に自信のない状態で英語を話すことは勇気がいりますが、何度も挑戦することで次第にハードルも下がってきます。現地の人や外国人と英語で積極的に話すことを心がけ、アウトプットをしながら英語を身につけていきましょう。

話したいという気持ちがあれば学習意欲も増しますし、会話が出来た場合、自分の英語力に自信がついて英語の勉強がより楽しくなっていきます。

2. 目的に合った学校やカリキュラムを選ぶ

学校によってカリキュラムの内容に違いがあります。勉強第一でできるだけ長い時間学習に充てる学校もあれば、観光などを入れて楽しみながら学んでいく学校もあります。

TOEIC対策を重点的に進めていくコース、一般的な英語コースなど様々な学校やコースがあるので、自分の英語学習の目的に合った学校やカリキュラムを選びましょう。

3. 留学前に基礎英語を学習しておく

留学に行ってから英語を勉強すればいいという考え方の方もいますが、限られている留学期間は、できるだけ現地でしかできない学習に時間を使えると英語力を最大限に伸ばすことができます。

留学前に基礎英語を勉強しておけば、現地で基礎英語から学ぶ必要はありません。

現地では、実践的な英語学習に少しでも多くの時間を割けるよう留学前に毎日30分程度でも基礎英語を学習していってください。

フィリピン留学後も英語力を維持する方法

フィリピン留学で身につけた英語力は、使わないとあっという間に落ちてしまいます。英語力を維持・向上させるためには、帰国後も継続的な学習が必要です。

ここでは、フィリピン留学後も英語力を維持するための具体的な方法を紹介します。

日常の中で英語に触れる機会を増やす

普段の生活の中で自然と英語に触れる環境を作ることで、無理なく英語力を維持できます。

スマートフォンの言語設定を英語にする

毎日何度も見るスマートフォンの表示を英語に変更することで、自然と英語に触れる機会が増えます。最初は戸惑うかもしれませんが、使用頻度の高いアプリから少しずつ始めることで、日常的に英語を目にする習慣が身につきます。

英語のポッドキャストを通勤・通学時に聴く

通勤・通学の移動時間を有効活用して、英語のポッドキャストを聴きましょう。ニュースやストーリー、英語学習に特化したコンテンツなど、自分の興味や英語レベルに合わせて選べます。毎日15〜30分の視聴を習慣化することで、リスニング力を維持できます。

Netflixやディズニープラスで英語字幕付きの映画やドラマを視聴

映画やドラマを楽しみながら英語学習ができる方法です。最初は日本語字幕で視聴し、内容を理解した後に英語字幕に切り替えることで、より効果的に学習できます。お気に入りのシーンは繰り返し視聴して、使われている表現を覚えましょう。

英語を話す機会を作る

スピーキング力は、話せないとあっという間に衰えます。実際に英語を使用する機会を意識的に作り、維持していきましょう。

留学先で知り合った友人と連絡を取り続ける

LINEやWhatsAppを使って、留学中に仲良くなった友人と定期的に連絡を取りましょう。文字でのやり取りだけでなく、月1回程度のビデオ通話で会話する機会を作ることで、スピーキング力を維持できます。

オンライン英会話を定期的に受講する

週1〜2回、25分程度のオンライン英会話を継続することも有効です。講師に文法や発音をチェックしてもらえるため、正確な英語力を維持することができます。気軽に始められる料金プランもあるため、スピーキングを維持するための方法として検討しましょう。

国際的なイベントやボランティアに参加する

地域の国際交流イベントや英語での交流会に参加するのもおすすめです。様々な国籍の参加者と英語でコミュニケーションを取る機会が多く、新しい友達作りにも最適です。共通の興味を持つ仲間との出会いは、英語学習のモチベーション維持にも繋がります。

国際シェアハウスに住んでみる

より積極的な方法として、国際シェアハウスでの生活を検討してみましょう。日常的に外国人と交流する環境に身を置くことで、自然と英語を使う機会が増え、留学中のような環境を作ることができます。

まとめ

今回はフィリピン留学で得られる効果、失敗する理由や英語力を最大限伸ばすポイントについて紹介しました。

まず、自分がどの程度の英語力を身に付けたいかを明確にして、それに合った語学学校やカリキュラムを選びましょう。

留学に行く前には、毎日少しずつでも英語の基礎を勉強して基礎を身に付けた状態で留学期間を迎え、英語力を最大限伸ばせるようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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