留学先として人気の高いフィリピン・バギオ。フィリピン留学を検討している人の中には、バギオに行こうか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、留学先としてのバギオについて、メリット・デメリットやおすすめの語学学校をご紹介します。バギオはフィリピンの中でもおすすめの留学先ですので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
バギオは治安が良く過ごしやすい
バギオはフィリピンの都市の1つで、フィリピン国内ではセブに次いで2番目に留学先として人気の高い地域です。バギオはフィリピンの首都マニラからバスで7時間ほどの場所にあります。標高1,500mにある山岳地方の中心都市で、乾季(11月〜5月)でも平均気温は18℃〜20℃と過ごしやすく、避暑地として人気があります。
また、バギオはフィリピン国内の中でも治安が良く、語学学校以外にも総合大学や数十校の教育機関があるので英語を学習する環境としても適しています。
バギオの治安
バギオの治安はかなり良いです。バギオは、戦時中にアメリカ軍が建設した避暑地です。そのころから富裕層、中間層が多く住んでいます。今現在でもバギオは国内の政治家や有力者たち、富裕層の避暑地になっているので治安が保たれています。
財政も安定しており、公務員の給料が十分に与えられているため汚職が少ないことも治安の良さにつながっているといわれています。
バギオの気候
バギオは、一年を通して涼しいです。乾季と雨季があり、乾季は11月〜5月です。バギオの乾季はほとんどが晴れです。11月から2月は気温が少し下がる時期で、朝晩は冷え込みます。最高気温は25℃前後で、最低気温は10℃を下回る日があります。乾季におすすめの服装はTシャツにジャケットやパーカーなどもう一枚羽織るものがあるとちょうどいいです。寒さに弱い方はさらに暖かい服を持っていくことをおすすめします。
バギオの雨季は6月〜10月です。最高平均気温は25℃前後で、最低平均気温は15℃前後です。雨が多くなりますが、気温も低いので蒸し暑くはありません。雨季の服装は半袖に薄い長袖などがあるといいです。雨が多くなり、台風も通過する季節になるので雨具は必須です。
バギオ留学のメリット
バギオ留学には以下のメリットがあげられます。
- 英語学習に集中できる環境が整っている
- 治安が良い
- 涼しく過ごしやすい時期が多い
それぞれのメリットについて詳しくご紹介します。
1. 英語学習に集中できる環境が整っている
バギオには、スパルタ系の語学学校が多く集まっており、英語学習に集中できる環境になっています。セブやマニラのような大都市も留学先として人気ですが、観光地や遊ぶ場所がたくさんあり誘惑も多いです。
バギオではスパルタ系の学校が多い分、学習意欲の高い生徒が集まっているので一緒に英語学習に集中できます。母国語の使用を禁止するEOP(English Only Policy)の語学学校もあります。
2. 治安が良い
バギオは、現在でも国内の政治家や有力者の避暑地として人気が高いので治安が保たれています。フィリピンでは、タクシーのぼったくりが多いですが、バギオのタクシーはしっかりとメーターを回してくれます。
3. 涼しく過ごしやすい時期が多い
バギオは、標高1,500mの位置にあるため年間を通して他の都市より涼しいです。1年の平均気温は18℃〜20℃ほどで、暑くても25℃です。気温が暑すぎては勉強に集中できないため過ごしやすい時期が多いというのは重要なポイントです。
バギオ留学のデメリット
一方で、バギオ留学には以下のデメリットも存在します。
- 空港がなくアクセスが不便
- 長い雨季がある
それぞれのデメリットをご紹介します。
1. 空港がなくアクセスが不便
日本からバギオに行く場合、マニラに降り立ちそこからバスで7時間移動する必要があります。移動だけでも多くの移動時間と体力を使うので、短期留学では勉強する時間が限られてしまいます。
2. 長い雨季がある
バギオは5月〜11月の間雨季になります。雨がよく降りますし、台風が発生することもあります。そうすると、せっかくバギオにいても出かけにくくなったり観光などを楽しみにくいかもしれません。外に出かけたいという人は12月〜4月の乾季に留学することをおすすめします。
バギオ留学の体験談
バギオ留学の体験談として、実際にバギオ留学に行った生徒さんに自身の英語力は伸びたのかをアンケートしたので紹介します。
体験談①:Aさん21歳学生男性「1ヶ月留学」
今回バギオで1ヶ月留学をして、英語力は伸びたのか?と言われると、自身の英語力が留学前から低かったのでそこまで上達してないかなと思います。
しかしスパルタコースで留学したので英語の基礎がしっかりと身に付き英語に対する抵抗感は無くなりました。
英語初心者の私が一人でショッピングセンターで買い物できるようになったのは嬉しいです。
体験談②:Bさん24歳フリーター女性「3ヶ月留学」
バギオ留学のスパルタコースを受講しました。
周りの誘惑に負けてしまうタイプだったので、スパルタ環境と勉強熱心な生徒が多いバギオは私にはぴったりでした。
ルームメイトと切磋琢磨しながら勉強に集中できたおかげで、留学前の英語力はTOEIC680点でしたが帰国後には目標だった800点を取得する事ができました。
体験談③:Cさん22歳学生男性「6ヶ月留学」
将来、世界各国に旅行に行きたいと思っていたので英語力を上げたいと思いバギオのスパルタコースで長期留学をしました。
バギオのスパルタコースで勉強に集中できたのはもちろんですが、治安が良いのは嬉しいポイントでした。
初めての海外で不安でしたが6ヶ月の滞在中に現地でのトラブルは一度もなく、トラブルにあったという話も聞きませんでした。
留学前の英語力はTOEIC550点でしたが、留学6ヶ月目には日常生活でコミニュケーションで困ることは無くなりました。
ここまで英語力の伸びを実感できたのはスパルタのおかげなので、遊び重視で留学したい人にはバギオは向いていないと思います。
バギオ留学がおすすめな人
以下の項目に当てはまる人は、バギオ留学を特におすすめします。
- 勉強だけに集中して取り組みたい人
- 海よりも山が好きな人
それぞれ解説していきます。
勉強だけに集中して取り組みたい人
バギオは勉強だけに集中して取り組みたい人におすすめです。飲食店やショッピングモールはありますが、セブやマニラに比べると数は少ないので誘惑もあまりありません。
海よりも山が好きな人
バギオは標高1,500mということもあり、山に囲まれています。海が好き!という方はセブやマニラの方がいいかもしれません。逆に山好きにはとても住み心地のいい環境です。
バギオの語学留学でおすすめの学校
最後に、バギオでおすすめの語学学校を2つ紹介します。
PINES Main Campus
PINES Main Campusはバギオの中で、最も実績と歴史のある韓国資本の学校です。多国籍で日本人比率が低いので、英語を使える機会が多いです。日本人スタッフが常住しているので、日本語のサポートも可能なので安心して通うことができます。
JIC Baguio
JIC Baguioは、バギオの中で韓国資本で2002年に開講して以来長い歴史と豊富な受け入れ実績があります。リーズナブルな価格が特徴です。バギオではスパルタ校が多く、平日の外出が可能な学校は珍しく、プライベートな時間を確保しながら学習に集中したいという方におすすめできます。
その他のバギオの語学学校
今回はバギオの語学学校2校を紹介しましたが、その他にも数多くの語学学校が存在します。
CEBRIDGEでも数多くの語学学校を紹介しているので、気になる方はぜひ以下のページから比較してみてください。
バギオ以外の留学先
バギオ以外にも、フィリピンにはおすすめの留学先がいくつかあります。ここでは他の都市についてもピックアップしてご紹介します。フィリピン留学を予定している人はぜひ選択肢に入れてみて下さい。
1. イロイロ
1つ目は、イロイロです。イロイロは、パナマ島にある都市で穴場の留学先として知られています。バギオ同様に治安が良く、物価や学費も安いためコスパ良く留学できる点も特徴です。
2. クラーク
2つ目はクラークです。クラークはルソン島にある都市で、歴史的な背景から多くのアメリカネイティブが在住しています。アメリカに行くほど留学資金は用意できないけれど、できることならネイティブから英語を学びたいという方におすすめの留学先です。
3. ダバオ
ダバオはミンダナオ島にある都市で、マニラ・セブに次いで3番目に大きな都市です。ダバオは治安が良く美しい自然も広がっていることから、長期間留学しても過ごしやすい環境です。
4. マニラ
マニラは言わずと知れたフィリピンの首都です。
首都であることから、インフラやアクセス面の環境が多く、多くの企業がある点が特徴です。フィリピン留学でインターンに参加したいといった人にはおすすめの選択肢になり得るでしょう。
まとめ
本記事では、フィリピンの都市バギオの特徴と、留学する上でのメリット・デメリットをご紹介しました。
バギオは治安が良く過ごしやすい気候であることから留学先として最適な環境です。また、バギオ以外のおすすめ留学先も紹介したので、ご自身に合った最適な留学先を探してみて下さい。