留学の目的はどう決める?高校生・大学生・社会人のパターン別に具体例をご紹介!

留学をするには、目的を設定することが非常に大切です。目的があれば、最適な留学プランを選ぶことができたり、留学中のモチベーションを維持することができます。

しかし、

「何を留学の目的にすればいいか分からない」

「留学の目的が曖昧」

という方もいらっしゃると思います。

そんな方に向けて、留学の目的をパターン別に紹介していきたいと思います。これから留学を考えていて、目標設定で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

留学において目的の設定が重要な理由

留学をする上で目標を設定することは、留学を充実させることにつながります。「留学中に何を得たいのか」「帰国後にはどのようになっていたいのか」という目的を設定することが留学において何より重要なのです。

目標が決まっていると、なぜ留学を充実させることができるのでしょうか?第一に、留学準備段階で最適な留学プランを選ぶことができます。目的が明確になっていることで、その目的を達成することができる語学学校や学習コースを選ぶことができるからです。

また留学の目的は、留学中のモチベーションにもなります。留学中は慣れない環境下で、自分の力で生活をしなければなりません。ストレスが溜まったり、挫折をしてしまうこともあります。そんな中で留学における目的があると、もう少し頑張ってみようというモチベーションにもなってくれます。

【パターン別】留学する目的(理由)例

では、留学をする目的には具体的にどのようなものがあるのでしょうか?高校生・大学生・社会人のパターン別によくある目的を紹介していきます。

高校生の場合

高校生が留学をする目的として多いのは、以下の3つです。それぞれ具体的に紹介していきます。

1. 語学を学ぶため

もっとも多い目的は、語学を学ぶというものです。留学中は学校で授業を受けているときも、友だちとご飯を食べているときも、全て英語でのコミュニケーションです。一日中英語に触れている環境になり、自然と英語を身につけることができます。

英語の上達には、以下の4つのスキルが必要とされています。

  • リスニング
  • リーディング
  • ライティング
  • スピーキング

日本で英語を勉強していると、リーディングとライティングは身につけやすいですが、リスニングとスピーキングの習得は難しいとされています。留学によってリスニングとスピーキングを習得しやすくなり、英語力を総合的に上げることができるのです。

2. 自立するため

また、自立をするためという目的もあります。高校生はまだ保護者と一緒に生活をしており、自分一人で生活する経験はなかなかないでしょう。大学を控え、自立した生活を送りたいという目的を持つ高校生も少なくありません。

留学をきっかけに身の回りのことを自分で行い、大学生や社会人になるための準備をするという目的もいいでしょう。

3. コミュニケーションスキルを身につけるため

留学で異文化交流をする中で、コミュニケーションスキルを身につけたいという目的もあります。コミュニケーションスキルを身につけると、将来仕事などで様々なバッググラウンドの人と関わるときに必ず役立ちます。

コミュニケーションスキルを身につける上で大切なのは、これまでの当たり前を当たり前だと思わないことです。代表的な例としては、空気を読んで本音を言わない日本ならではの文化です。海外では通用せず、自分の意見をはっきり言わないと相手に伝わりません。

こういった価値観の違いを知りコミュニケーションスキルを身につけることは、将来の重要な資産になります。

大学生の場合

大学生が留学をする上では、以下の3つを目的にすることが多いです。それぞれ詳しく説明していきます。

1. 仕事の選択肢を広げるため

仕事の選択肢を広げるために留学をするケースもあります。例えば、留学で英語を習得することで、英語を話す仕事に就く可能性を高めることができます。

また英語のスキルに限った話ではなく、留学をすることで様々な人に出会います。出会った人から刺激を受けて、これまでは興味のなかった分野の仕事に興味を覚えるかもしれません。

2. 就活に役立てるため

就活のアピール材料に留学をするケースもあるでしょう。留学によって英語のスキルをアピールできるのはもちろんですが、チャレンジ精神や視野の広さを企業が評価してくれることもあります。また、留学中に困難を乗り越えたエピソードがあれば、学生時代に頑張ったこととしてアピールすることができるでしょう。

このように、就活をする上で留学経験は様々なアピール材料になる可能性があります。

3. 語学力を伸ばすため

語学力をさらに伸ばしたいという目的の場合もあります。4年間の大学生活の中で、せっかくなら英語を喋れるようになりたいと考える学生は少なくありません。

語学力を伸ばすことができると、先述したように英語に関わる仕事に就くことができたり、就活でのアピールにもつながります。興味関心から語学力を伸ばしたいという目的ができ、その結果将来の役に立つ可能性があるのです。単純に語学力を伸ばしたいという理由で留学に行くことも立派な目的です。

社会人の場合

社会人が留学する目的は、例えば以下のような例があります。それぞれ具体的に紹介していきます。

1. ビジネス英語を身につけるため

会社で英語を使うことが必要になり、ビジネス英語を身につける目的で留学をするケースもあります。ビジネス英語は、日常会話程度の英語力があっても苦戦してしまうことが多いです。職種によっては数多くの専門用語を覚えたり、英語での交渉術を身につけなければなりません。

社会人となり時間を確保するのがなかなか難しい中で、このように短期集中でビジネス英語を習得することを目的として留学をすることもあるのです。

2. キャリアアップ・転職につなげるため

キャリアアップや転職につなげるために留学をする場合もあります。キャリアアップの留学として代表されるのが、MBA留学です。MBA留学で企業を経営する上で必要なスキルを身につけて、キャリアアップをしたいと考えるケースは非常に多いです。

またMBAの取得とまではいかずとも、専門学校でファイナンスやビジネスを学び、転職に活かすこともできます。転職期間中など、まとまった休みがあるタイミングでこういった留学をするケースが多いです。

3. 人生の選択肢を広げるため

留学をすることで、人生の選択肢を広げたいという目的もあるでしょう。日本で社会人として生活を送っていると、どうしても視野が狭くなってしまうことがあります。留学によってその状況を打破し、視野を広げることができるのです。

留学のメリットは、語学の上達はもちろんですが、様々な価値観を持った人とコミュニケーションを取ることができるところです。これから企業をしたいという目標を持った人や、新しいチャレンジをする人に会うことができます。新しい価値観に出会い、新しい発見をもたらしてくれます。

留学の目的を曖昧にした場合の失敗例3選

留学の目的が定まっていなかったり曖昧にしていると、留学に失敗してしまうこともあります。よくある失敗例を3つご紹介するので、参考にして同じ失敗を起こさないようにしてください。

1. ダラダラと過ごしてしまい何のスキルも身につかなかった

留学生活に慣れてくると、毎日をダラダラと過ごしてしまい、結局何のスキルも身につけることができなかったという失敗例がよくあります。人間誰しもだらけてしまうことはありますが、せっかく時間とお金を費やして留学に来ているので勿体ないですよね。

このようにならないためには、明確な目標を立てておくことが大切です。例えば以下のように具体的な目標を立ててみてください。

  • TOEICで800点を取るために、毎日学校後1時間以上勉強する
  • 帰国後すぐに転職をするために、ビジネス英語のクラスで毎回発言する

そして目標を立てるだけでなく、振り返りの時間を持つことが大切です。振り返りをする中で、目標に対して現状ではどのくらい達成しているかを定期的に確認しましょう。

2. 海外でバイトや遊びに明け暮れて卒業できなかった

また、留学先で遊びすぎてしまったり、バイト漬けになってしまって、学校を卒業できないという失敗例もあります。学校によっては卒業に必要なために必要な出席日数が決まっており、それを下回ると卒業ができないことがあります。

仮に目的のない留学だと、学校を卒業できなくても問題ないと思ってしまいます。学校の卒業や学校の成績をしっかりと目的として設定し、留学に臨むことをおすすめします。

3. 英語力は伸びたがビジネスで活用できなかった

英語力は伸びたが、ビジネスで活用することができなかったという失敗例もあります。この場合は、目的の設定が誤っていた可能性があります。

もし将来ビジネスで使うことを目的として留学をするのであれば、しっかりとビジネス英語を学ぶことができる語学学校やコースを選ぶようにしましょう。

失敗例についてさらに詳しく知りたい方に

せっかくお金と時間を使って留学をするのだから、失敗は絶対に避けたい!そう思っている方は、その他の失敗事例も確認しておくべきです。以下の記事では、フィリピン留学を参考に、失敗の理由について解説しているので気になる方はぜひご覧ください。

留学で失敗しないために

ここまで留学の失敗事例について紹介してきましたが、これらの失敗をしないための解決策をご紹介します。

留学の目的を明確にする

改めてになりますが、留学を失敗に終わらせないためには目標を明確にすることが大切です。高校生・大学生・社会人別に目的の例を紹介してきましたが、これらは一例に過ぎず詳細は人それぞれです。具体例は参考程度に、自分だけの目的を深く考える時間を作りましょう。

適切な学校やプログラムを選ぶ

留学の目的によって、選ぶべき学校やプログラムは異なります。目的を明確に決めた後は、それに合った学校やプログラムを選ぶことに注力してください。留学についての知識があまりない場合、エージェントを通して専門家に相談することが近道です。セブリッジではあなたの目的にあった留学先をご紹介することができるので、気になる方はぜひご相談ください。

まとめ

本記事では、留学の目的を設定する重要性やパターン別での目的の例、そして目的を曖昧にした場合の失敗例と解決方法についてご紹介しました。

留学は語学の上達だけでなく、様々な選択肢を広げるきっかけにもなります。

事前に目的を設定し、留学を有意義なものにしてくださいね。

気になること、ありませんでしたか?

気になること
ありませんでしたか?

記事を読んでいて、分からない点や、気になるところなどあれば、CEBRIDGE公式LINEから 気軽に質問ができます。その他、「学校診断」「無料カウンセリング」「割引特典」などお得な情報が満載です。気軽に登録してみてください。

この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

目次
閉じる