2ヶ月のフィリピン留学にかかる費用は?内訳や抑える方法、おすすめ学校も紹介

フィリピン留学は日本人に人気で、長期滞在したとしても費用を抑えられるメリットがあります。なお、留学で迷うのは期間ですが、日常英会話を難なくこなせるレベルを目指したいなら、2ヶ月以上の留学がおすすめです。

この記事では、2ヶ月のフィリピン留学でかかる費用や、費用を抑える方法を紹介していきます。

目次

2ヶ月のフィリピン留学にかかる費用

2ヶ月のフィリピン留学にかかる費用は、約66〜76万円です。費用の内訳を見ていきましょう。

渡航費

フィリピンへの渡航費は、約10万円ほどかかります。

ただし、オンシーズンと呼ばれる時期に留学すると、渡航費が高騰する可能性があります。最大で20万円ほどかかることもあるかもしれません。

また、航空会社によっても渡航費は大きく異なります。LCCを利用すれば、10万円以下に抑えられるでしょう。

学費

学費には滞在費と学費が含まれるケースが多く、費用相場は約40〜50万円です。

学費は選択する語学学校やコース、部屋のレベルによって異なります。留学費用を大きく占めるものなので、予算に応じて選ぶことが大切です。

生活費・娯楽費

宿泊費や食費などは学費に含まれているため、生活費の相場は8万円と比較的安いです。また、フィリピンの物価は安いことから、娯楽費も安く抑えられます。

具体的には、マリンアクティビティをする場合は1回あたり2,000〜1万円で楽しむことができます。遊びすぎると留学費用を圧迫してしまうため、予算を考慮しつつ楽しむようにしましょう。

現地払い費用

2ヶ月間の留学の場合、現地払い費用は約8万円です。現地払い費用とは、フィリピンに到着してから語学学校に支払う費用であり、就学許可証や水道光熱費、デポジットなどが含まれます。

これらのお金がないと留学できないため、事前に準備しておきましょう。

海外旅行保険料

フィリピン留学期間中は、保険に加入することをおすすめします。2ヶ月間の留学であれば、費用相場は約4万円です。

怪我や病気、盗難などのリスクに備えるために、加入しておくと安心です。

その他の期間との費用比較

その他の期間との費用を比較していきましょう。

1ヶ月

1ヶ月のフィリピン留学では、約38〜43万円がかかります。ただし、あくまでも平均的な金額なので、選ぶ語学学校やコースによって大きく変動します。

また、2ヶ月の留学費用が約66〜76万円であることから、1ヶ月の留学だと少し割高な印象があります。

3ヶ月

3ヶ月のフィリピン留学では、約94〜109万円の費用がかかります。2ヶ月の留学費用は約66〜76万円なので、期間が長くなると1ヶ月あたりの費用が安くなることがわかります。

半年間

半年間フィリピン留学する場合は、178〜208万円ほどの費用がかかります。1ヶ月あたり約30〜35万円であり、割安な印象です。

ビジネス英会話の取得や資格取得などが目的であれば、半年間ほど留学をすることをおすすめします。半年ほど留学すれば、英語でスムーズにコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

留学費用とともに確認すべき項目

留学するうえで費用面は重要ですが、充実した留学生活を送るには、留学費用以外にも確認すべき項目がいくつかあります。

  • 語学学校の強みや雰囲気
  • 立地・交通の便
  • 日本人の割合
  • 設備の充実度
  • アクティビティの豊富さ
  • 留学生のサポート体制

それぞれの項目を見ていきましょう。

語学学校の強みや雰囲気

語学学校選びで最も重要なのは、自分の目的に合った学校を選ぶことです。スピーキング重視、試験対策に強い、ビジネス英語が学べるなど、学校ごとに特色があります。

また、スパルタ式かリラックスした雰囲気か、など学習環境の違いも大きなポイントとなります。オンライン説明会などで、実際の雰囲気を確認しましょう。

立地・交通の便

学校の立地は、留学生活の快適さを左右する重要な要素です。市街地に近い学校なら、放課後や休日の過ごし方の選択肢が広がります。一方、郊外の学校は静かな環境で学習に集中できますが、買い物や外食には不便かもしれません。

また、空港からのアクセスや、周辺の治安状況なども事前にチェックしておきましょう。

日本人の割合

日本人比率は、英語環境の充実度に直結します。日本人が多すぎると、日本人と一緒になって日本語を話してしまうかもしれません。結果として、英語力の向上が遅くなる可能性があります。

理想的には日本人比率30%以下で、様々な国籍の留学生と交流できる環境が望ましいでしょう。ただし、初心者の場合は、ある程度日本人がいる環境のほうが安心して学習をスタートできることもあります。

設備の充実度

快適な留学生活を送るためには、学習環境や生活環境が整っているかどうかも重要です。自習室やWi-Fi環境、食堂の充実度、寮の設備など、生活に直結する部分をしっかりチェックしましょう。

特に長期留学の場合は、日々の生活の質を左右する要素として、設備面は重要な検討ポイントとなります。

アクティビティの豊富さ

放課後や週末のアクティビティは、英語を実践的に使用できる貴重な機会です。観光ツアーやスポーツイベント、文化交流会など、どのような課外活動が用意されているかをチェックしましょう。

アクティビティが豊富であれば、他の留学生と交流する機会が増え、より充実した留学生活を送ることができます。

留学生のサポート体制

慣れない海外生活では、様々な不安や困難に直面することもあります。

そのため、日本人スタッフの常駐の有無、緊急時の対応体制、健康管理のサポートなど、学校のサポート体制は重要なチェックポイントです。特に初めての留学や長期留学の場合は、手厚いサポート体制のある学校を選びましょう。

留学費用を抑える方法

最後に、フィリピン留学の費用を抑える方法を4つ紹介します。

1. 学費の安い語学学校を選ぶ

フィリピン留学の費用を抑えるには、 学費の安い語学学校を選ぶ方法が有効です。

フィリピンの語学学校は、立地条件や設備の充実度などで学費が大きく異なります。そのため、費用を抑えるのであれば、少し立地が悪い場所にある語学学校や、施設の充実度が低い語学学校を選ぶのも一つの方法です。

2. 複数人部屋の寮を選ぶ

語学学校の寮を利用して、複数人部屋を選ぶ方法もおすすめです。

複数人部屋には2~3人部屋、4~5人部屋などがありますが、人数が多いほど料金はやすくなります。多くの寮には共同キッチンもしくは各部屋にキッチンが付いており、自炊をすることもできます。

また、人数が多いとその分コミュニケーションも増えるため、少しでも英語を話す機会を増やしたい方にも最適です。

3. オフシーズンに留学する

オフシーズンに留学すると、留学費用を安く抑えることができます。フィリピンは観光地であり、ピークシーズン(7月・8月)になると渡航費や授業料・宿泊費が高騰します。そのため、留学費用が高額になる恐れがあるのです。

多くの学校では、1週あたり$50が追加費用として発生します。

オフシーズンに留学すれば、全体的な費用を抑えることができます。

4. 航空券などを早めに予約する

留学費用を安く抑えるなら、航空券などを早めに予約することもポイントです。早めに予約すれば、通常の料金よりも20%以上安く購入できる可能性があります。これは、語学学校の予約も同様です。

早め早めに予約して抑えておき、お得に安心して留学できるようにしましょう。

2ヶ月のフィリピン留学のメリット

2ヶ月という期間は、フィリピン留学の効果を実感するのに理想的な長さと言えます。1ヶ月では物足りなく、3ヶ月では長すぎる方にとって、ちょうどよいバランスです。

最初の1ヶ月で現地の生活や学習環境に慣れ、2ヶ月目からは余裕を持って学習に取り組めます。また、現地の文化や生活習慣にも深く触れることができ、より実践的な英語力が身につきます。スピーキングやリスニングの上達を実感できる期間でもあります。

2ヶ月のフィリピン留学のデメリット

2ヶ月間の留学は、確かに数週間や1ヶ月の短期留学と比べると、ある程度の成長が期待できます。しかし、TOEIC等のスコアを大幅に上げたい場合や、ビジネスレベルの英語力を目指す場合には、やや期間が短いかもしれません。

また、留学費用も2ヶ月となると相応の準備が必要です。生活に慣れ、学習のペースもつかめてきた頃に帰国となってしまうため、「もう少し続けたかった」という声も多く聞かれます。

2ヶ月のフィリピン留学で英語力を高めるには?

留学したからといって、英語力が勝手に上がるわけではありません。英語力が向上するかどうかはあなた次第。自分から積極的に行動すれば、2ヶ月という期間でも英語力は向上します。

まず渡航前は基礎的な英語力の強化に取り組みましょう。オンライン英会話で現地の発音に慣れておいたり、よく使う表現を学んでおくことで、現地での学習がスムーズになります。また、自分の目標を明確にし、現地でのカリキュラムや生活プランを具体的にイメージしておくことも大切です。

留学中は、とにかく英語を使う機会を逃さないことが重要です。授業はもちろん、食堂での会話や放課後の交流など、あらゆる場面で積極的に英語を使いましょう。日本人の留学生とも、できるだけ英語で話すよう心がけます。また、週末のアクティビティにも積極的に参加し、教室以外での英語使用機会を増やすことで、より実践的な英語力が身につきます。

毎日の学習記録をつけ、定期的に自身の進歩を確認することも効果的です。2ヶ月という期間を有意義に過ごすためには、自分から積極的に行動を起こす姿勢が何より大切です。

2ヶ月のフィリピン留学でおすすめの語学学校3選

ここでは、2ヶ月のフィリピン留学でおすすめの語学学校を3校ピックアップして紹介します。

EV ACADEMY

まるで高級リゾートホテルに滞在しているような雰囲気で英語が学べるEV ACADEMY。2017年にリニューアルした校舎は、元フランス人校長が監修しており、モダンで洗練されたデザイン。セブ島で理想の留学生活を思い描いている方にぴったりの環境です。

約1,500坪の広大な土地には、快適な留学生活をサポートする設備が充実しています。集中して勉強できる自習室はもちろん、プール、ジム、くつろぎのカフェまで揃っており、メリハリのある環境で、効果的に英語力を伸ばせます。

Philinter

Philinterは、マクタン島にある語学学校です。海も近く、リゾート感あふれる環境で学習できます。セブセミスパルタ式を初めて採用した語学学校としても知られていますが、授業外のアクティビティも充実しており、厳しすぎない程よい規律と自由さのバランスが取れた環境です。

またPhilinterでは、Buddy Teacher制度があり、生徒一人ひとりに担当の講師がつき、学習進捗や生活面までトータルでサポートしてくれます。

CIA

2003年に開校したCIAは、2022年にマクタン島の新興開発エリアに新キャンパスをオープンしました。

英語教育に定評があり、フィリピン留学の特徴であるマンツーマンレッスンを軸に、セミスパルタ方式で1日最長8時間の充実した学習プログラムを提供しています。スピーキングはもちろん、ライティング力の向上にも力を入れているのが特徴です。

校内では英語のみの使用を義務付けるEOP(English Only Policy)を採用しており、母国語を使用した場合は5ペソの罰金が科せられるなど、英語漬けの環境づくりを徹底しています。

まとめ

この記事では、2ヶ月のフィリピン留学にかかる費用と内訳、費用を抑える方法を解説しました。

2ヶ月のフィリピン留学にかかる費用相場は、約66〜76万円です。簡単に準備できる金額ではないので、事前に準備をした上で留学を迎えるようにしましょう。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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