英語学習や留学は、ただ漠然と学習するよりも、目標を持って学習に臨んだほうが早い上達を見込めます。
そして、そのひとつの方法として挙げられるのが、TOEICテストで高スコアを取得するということです。
それでは早速、TOEICテストで高スコアを取得するメリットや、フィリピン留学でTOEIC学習が高い人気を得ている秘密について紹介しましょう。
TOEIC®テストとは
TOEICテストとは、日常生活はもちろんのこと、グローバルビジネスにおいても役立つ英語能力を測定する試験をいいます。
TOEICテストの試験内容は、リスニング&リーディングテストは200問約2時間の時間制限となっており、990点を満点としています。
また、TOEICテストのスコアは企業が人材を採用する際の基準になることもあり、大まかに以下のレベル分けがされているのです。
600~695点
英語の基礎が身についており、日常会話程度であれば難なくこなせるレベルです。
ただし、グローバルビジネスにおいては少々知識や会話力が不足した状態であるため、英語をビジネスに活かしたいなら、さらなる学習でレベルアップを目指す必要があるでしょう。
700~795点
少々ハイレベルな日常会話でも難なくこなせるレベルで、特技といっても過言ではありません。
このレベルに到達すればグローバルビジネスでも能力を活かせますが、業種によっては知識不足と捉えられる場合があります。
800~895点
かなり高い英語力があると判断できるレベルで、グローバルビジネスにおいても、おおいに能力を活かすことができるでしょう。
900~990点
ほぼネイティブスピーカーと同様のレベルです。
このレベルであれば、どのような内容の会話でもこなすことができ、グローバルビジネスにおいても不自由さを感じることはないでしょう。
なお、400点以下では英語の基礎が習得できていない、400~495点では中学卒業程度の基礎英語力、500~595点では中学英語をほぼマスターしているレベルという評価になります。
つまり、TOEICをビジネスに活かしたいと考えるなら、最低でも600点は取得しておく必要があるということですね。
TOEIC®テストで高スコアを取得する3つのメリット
TOEICテストでは、ひとまず600点を目標として取り組む必要がありますが、さらに高スコアを取得できた場合では、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
それでは、3つのメリットについて見ていきましょう。
1. ビジネス英語力が身に付く
TOEICテストは、リスニングとリーディング能力を総合的に診断するためのテストで、学習段階でビジネス英語力が身に付きます。
それは、TOEICテストの試験内容にビジネス用語や言い回しが含まれているためで、TOEIC学習を進めるうちに、それらが自然に身に付くからです。
2. 昇進・昇給に繋がる
企業のグローバル化が進む中、TOEICテストでのスコアで昇進や昇格を決定する企業があります。
このようなシステムは外資系に多いと判断できますが、近年では、日本の企業でもTOEICテストのスコアで部署を決定したり、ポジションを決定したりするところが増えてきているようです。
3. 就職・転職活動に役立つ
TOEICテストで高スコアをマークしておけば、アピールポイントとして履歴書に記入できるほか、就職先や転職先の間口が広がり、あらゆる業種にチャレンジできるようになります。
フィリピン留学でのTOEIC学習が人気の理由
フィリピン留学は、日本から距離が近いということで人気ですが、とりわけTOEIC学習は高い人気を誇っています。
では、その理由はどのような点にあるのでしょうか。
TOEIC関連の留学コースが多い
フィリピンには留学に対応した学校がいくつもありますが、その多くはTOEIC関連の授業が盛り込まれています。
つまり、TOEICテストで高スコアを取得したい方にはピッタリの留学先だということなのです。
点数保証コースを用意している学校もある
フィリピンの学校の中には、TOEICテストの点数保証に対応しているところもあります。たとえば、700点を目指す場合では、あらかじめ700点を終着点として定め、700点に到達するまで徹底指導を受けられるといった具合です。
留学期間は限られており、その間に700点に到達しなければ留学した意味がなくなってしまうでしょう。一方、点数保障コースがある学校なら、限られた期間内で目標の点数に到達しやすいというメリットがあるのです。
英語力の高い講師が多い
フィリピンの公用語といえば、フィリピノ語だと思われがちです。しかし実際には、フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語となっています。
つまり、フィリピンの学校には英語力が高い講師が多いということで、ネイティブ英語を習得しやすい環境下でTOEIC学習を行えるということなのです。
TOEICテストのリスニングでは英語のネイティブスピーカーの音声が流れますので、英語力の高い講師の英語に直接触れることが、TOEICテストで有利に働くでしょう。
マンツーマンレッスンを受けられる
フィリピン留学の特徴として挙げられること、それは、ほとんどの学校でマンツーマンレッスンを受けられるということです。
グループレッスンでは、講師が生徒一人ひとりに対してきめ細かい指導を行えませんが、マンツーマンレッスンではそれが叶います。
つまり、マンツーマンレッスンでは、弱点を見つけ出して克服しながら効率良くTOEICテストの学習を行えるということなのです。
毎月TOEICテストが開催されている
日本国内におけるTOEICテストは2カ月に1回実施されますが、フィリピンでは月1回TOEICテストが実施されます。
つまり、フィリピン留学では、TOEICテストを受けられるチャンスが日本の2倍あるということで、ご自身のレベルアップを実感しつつ高スコア取得を狙えるということですね。
フィリピン留学でTOEICの勉強におすすめの学校3選
フィリピンにはTOEICの勉強に適した学校が数多く存在し、選び方が難しいと感じるかもしれません。
そのようなときには、以下で紹介する3校も視野に入れて学校選びを行ってみてください。
1. CPI校
セブ島にある学校で、平日は外出禁止というスパルタ制度が導入されており、TOEICテスト対策においては、スピーキング力に力を入れたカリキュラムで授業を受けられます。
1~2週間の「Rapidコース」も用意されているため、短期間でTOEICテスト対策を行いたい方には特におすすめの学校だといえるでしょう。
2. CELLA Uni校
韓国資本行で、スパルタ制度は導入されていないものの、質が高い講師によるレッスンを受けられるというメリットがあります。また、リーズナブルな学費に加え、カフェやマッサージ施設等が充実しているというメリットもあります。
こちらの学校は、どちらかというと長期戦でTOEICテストに臨みたい方におすすめできるでしょう。日本人スタッフも在籍していますので、語学力に不安がある方にもおすすめです。
3. E-ROOM校
ベテラン講師が多数在籍するセミスパルタ校で、リーズナブルな学費でレッスンを受けられることから、大変人気がある学校です。
なお、校則においては自由規制またはセミスパルタから選べますので、マイペースでTOEICテストに臨みたい方と、短期間でテストに臨みたい方のいずれにも対応できるというメリットがあります。こちらの学校は、英語力初級者向きだといえるでしょう。
まとめ
今回は、TOEICテストで高スコアを取得することのメリットや、フィリピン留学でTOIEC学習が人気を得ている理由、おすすめの学校3選を紹介してきました。
フィリピンは日本からの距離が近いだけでなく、公用語がフィリピノ語および英語となっているため、英語のネイティブスピーカーである講師によるレッスンを受けられるというメリットがあります。
また、フィリピンで留学に対応している学校の多くはマンツーマンレッスンに対応していますので、早い段階で英語力上達を目込めるというメリットもあるのです。
なお、紹介してきた学校は、スパルタ、セミスパルタ、自由規制と、それぞれに特徴が異なりますので、ご自身の希望に合った学校を選び、TOEICテストに備えてくださいね。