フィリピンで人気のお祭りは?シヌログやその他の有名フィエスタをご紹介!

フィリピンにはさまざまなお祭りがあり、地元民はもちろんのこと、観光客からも高い人気を誇っています。また、お祭りによって開催されるシーズンが異なるため、運が良ければ旅行中にお祭りを見学できるかもしれません。

この記事では、フィリピン最大のお祭りシヌログフェスティバルをはじめとして、人気の高いお祭りを紹介していきます。

目次

フィリピンのお祭りフィエスタ

フィリピンのお祭りはフィエスタと呼ばれ、季節ごとにさまざまなお祭りが開催されています。古くから受け継がれているものや、比較的歴史が浅いものがあり、古いものだと数世紀前から受け継がれています。

フィリピンのフィエスタの特徴は、参加者たちがカラフルな衣装やお面をつける点です。南国らしい極彩色の衣装やお面は、見ているだけで楽しい気分になれます。そのため、お祭りのシーズンに合わせてフィリピンを訪れるのもおすすめです。

フィリピン最大のお祭りシヌログフェスティバル

フィリピン最大のお祭りは、シヌログフェスティバルです。毎年1月の第3日曜日に開催されます。

歴史は古く、460年以上も前に、ポルトガル人の探検家・マゼランによって持ち込まれたとされています。キリスト教がセブ島の希望や幸福を祈るために行ったのが始まりです。

シヌログフェスティバルでは、サントニーニョの像を掲げたダンサーたちが「お力を、セニョール、サントニーニョ万歳!」と叫びながらストリートダンスを繰り広げます。ダンサーたちの煌びやかで美しい衣装やメイク、圧巻のダンスも注目ポイントです。

なお、フィリピン最古の教会の一つであるサントニーニョ教会では、マゼランが持ち込んだとされるサントニーニョ像を見学できます。

その他のフィリピンで人気の高いお祭り

フィリピンには、シヌログフェスティバル以外にも人気の高いお祭りがあります。人気のお祭り9選を見ていきましょう。

1. ディナギャン(Dinagyang)

パナイ島のイロイロ市で行われるお祭りで、開催日は毎年1月第4週目の週末です。このお祭りは、もともと原住民族の平和を願うことを目的として始められました。

日曜日のダンサーは主に男性であり、原住民族を模した黒塗りや煌びやかな衣装、エネルギッシュなストリートダンスが見ものです。

2. カダヤワン・サ・ダバオ(Kadayawan sa Davao)

カダヤワン・サ・ダバオは、野菜やフルーツが収穫の時期を迎える8月の第3週に開催されるお祭りです。来年の豊作を願う目的で行われています。あらゆる野菜やフルーツで飾られたフロートが大通りを練り歩く姿は、まさに圧巻です。

また、このお祭りは原住民たちの伝統文化を披露する場でもあり、古くから伝わる民族衣装や楽器の演奏も楽しめます。

3. マスカラ・フェスティバル(Masskara Festival)

「微笑みの都市」と呼ばれることもあるネグロス島の都市・バコロドでは、毎年10月の第3週にマスカラ・フェスティバルというお祭りが開催されます。このお祭りは、砂糖の価格が高騰した1980年に、危機に陥った住民を奮い立たせる目的で行われたのが始まりです。

笑顔のマスクが印象的で、カラフルな衣装や楽器の演奏を楽しめます。また、屋台もたくさん出ることから、お祭りの時期は多くの観光客で賑わいます。

4. アティ・アティハン(Ati Atihan)

アティ・アティハンの歴史は大変古く、13世紀に現・インドネシアのボルネオ島を訪れた指揮官たちと、原住民都の間で行われた土地取引が平和に行われたことを記念して行われるようになったといわれています。

太陽を思わせるような衣装と、ダンサーたちエネルギッシュなダンスが見ものです。Ati  Atihanという言葉には、タガログ語で「アティ族になり切ろう」という意味があります。

5. パナグベンガ(Panagbenga)

パナグベンガは、ルソン島の観光地・バギオで行われるフラワーフェスティバルで、毎年2月の後半に開催されます。

このお祭りのテーマは「花」です。花を思わせるような衣装を身にまとったダンサーたちや、大通りを練り歩くパレード「ストリートダンス・コンペティション」と、大量の花を飾った山車が圧巻です。

パレード終了後は、セッションロードが歩行者天国になり、マーケットが1週間ほど開催されます。

6. モリオネス(Moriones)

モリオネスはマリンドゥケ島で行われるお祭りで、聖週間とされる日時に行われるため、開催日は毎年異なります。

このお祭りは、盲目のローマ兵士がキリストの処刑後、本当に亡くなったことを確かめるためにキリストの体を槍で突き、その返り血を目に浴びたところ、目が見えるようになった奇跡を祝うために始まりました。

ローマ兵士の衣装やお面をかぶって壮大なパレードが行われますが、参加者が被るお面はすべて異なるのが特徴です。

7. フローレス・デ・マヨ(Flores de Mayo)

フィリピンの各地で行われるフローレス・デ・マヨは、5月行われるお祭りで、聖母マリア像に花束と祈りを捧げます。このお祭りは1ヶ月ほど続きますが、形式や流れは開催エリアによって異なります。

ただし、どのエリアでも、パレードでは先頭が聖母マリア、続いてエレナ姫たちが続くという形は同じようです。

8. ヒガンテス(Higantes)

ヒガンテスは、カラバルソンの都市・アンゴノで行われるお祭りです。漁師の守護聖人とされる聖クレメントの祝祭として、11月の1ヶ月間、さまざまな催しが開催されます。

ヒガンテスの起源については諸説ありますが、スペインの統治時代に君臨したスペインの暴君を巨大な人形に見立て、抗議行動を行ったのが始まりであるという説が有力です。

このお祭りは朝早くから行われます。より多くの巨人たちを見物する場合は、午前7時頃にパレード開始場所に到着していると良いでしょう。

9. パヒヤス(Pahiyas Festival)

ケソン地方のルクバンで行われる収穫を祝うお祭りで、開催日は毎年5月15日です。お祭り当日になると、街中にある家々が花や野菜を思わせる飾りで彩られ、街全体が鮮やかに彩られます。

このお祭りは朝早くから行われます。そして昼過ぎになると、村々のビューティコンテストを勝ち抜いたカップルがパラソルを差し、一組ずつ街を練り歩く「サンタクルーサン」というパレードが行われます。

まとめ

この記事では、フィリピン最大のお祭りであるシヌログフェスティバルをはじめとして、人気の高いお祭りを紹介しました。

フィリピンのお祭りは、衣装やお面、家の装飾などが華やかな色彩で彩られるのが魅力です。フィリピンを訪れるのであれば、ぜひフィエスタに合わせて行ってみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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