留学エージェントを選ぶ際に、断り方に困った経験はありませんか?
留学エージェントを利用する際には、複数の会社から見積もりを受けて、最終的に1つのエージェントに絞ることになります。その際には、それ以外のエージェントには断りの連絡を入れなければなりません。そして、ここで大切なのが見積もりの断り方です。
こちらの記事では、留学エージェントの見積もりを断る際のマナーや適切な対処法について紹介しています。
留学エージェントの相見積もりとは
留学エージェントの相見積もりとは、複数の留学エージェントからサービス内容や費用の見積もりを取ることです。
学費や滞在費などにかかる総費用やサポート内容などの見積もりを受けて、比較検討することをいいます。
相見積もりをとることで、
- A社では費用が全般的に安い
- B社のほうが多くの学校と提携している
- C社は費用が高いが手厚いサポートを受けられる
といったメリットが期待できるため、結果として自分に合ったエージェントを探し出せる可能性も高まるのです。
留学エージェントに相見積もりを依頼する際のマナー
留学エージェントを利用すると決めた場合、初めは1社ではなく複数のエージェントによる見積もりを受けることになります。しかし、最終的には1社に絞らなければならず、それ以外のエージェントには見積もりの断りを入れなくてはなりません。
そこで留学エージェントに迷惑をかけないためにも、相見積もりを依頼する際の最低限のマナーをご紹介します。
1.相見積もりしたいということを事前に伝えておく
留学エージェントに相見積もりを依頼する際には、先方に相見積もりしたい旨をあらかじめ伝えておきましょう。
それにより、あなたがより自分に合うエージェントを探したいという趣旨が先方に伝わりやすくなります。
2. 相見積もりの回答納期を伝えておく
相見積もりを依頼する際には、「いつまでにエージェントに頼むのか頼まないのか?」各社ごとに回答期限を伝えておきましょう。
いつまでも回答がないと、留学エージェントとしては動きようがなく、やがて連絡が来てしまうこともあります。
そうなると、今度は「電話をかける」「メールを送る」といった手間を先方にかけさせることになり、先方の時間を奪うことになってしまいます。
3. 求める条件を具体的に明示しておく
相見積もりを依頼する際には、
- 希望する国
- 宿泊施設
- 授業内容
- 滞在日数
など、求める条件をできるだけ具体的に明示しておきましょう。
たとえば、「東南アジアのどこか」や「宿泊施設はどこでもいい」というように伝えてしまうと、留学エージェントの担当者に余分な手間をかけさせてしまいます。
そうではなく、「希望国はフィリピンのセブ島」「宿泊先は1日1食つきのホテル」というように具体的に明示しておけば、担当者は容易に留学先を探し出すことができるでしょう。
4. 相見積もりを依頼する他社名は出さない
相見積もりを依頼する際には、どのエージェントと比較しているのかは伏せておきましょう。
なぜなら、留学エージェント同士はそれぞれにライバル関係にあり、他社名を知ってしまうと気分を害してしまう可能性がるためです。
依頼をするエージェントにマナー違反することがないように、よほどの理由がない限りは相見積もりを依頼する他のエージェント名は伏せておくことがベストです。
5. 断る会社にはきちんと連絡をする
複数のエージェントから相談先を見つけた場合、断りを入れるエージェントにはきちんとその旨の連絡を入れましょう。
なぜなら、留学エージェントはあなたのために尽力し、連絡を待っているからです。
中には、連絡を入れずにうやむやにしようとする人もいますが、その行為は先方に対するマナー違反になりますので、このような行為は絶対にやめましょう。
留学エージェントの正しい断り方
相談するエージェントを決めたら、残りのエージェントには断りの連絡を入れる必要があります。留学エージェントの正しい断り方は以下の通りです。
- メールや電話で丁寧に断りの連絡を入れる
- 断った理由を正直に伝える
- サポートしてくれたことに対してお礼を伝える
1つずつ解説していきます。
1. メールや電話で丁寧に断りの連絡を入れる
留学エージェントに断りの連絡を入れる際には、メールや電話で丁寧にその旨を伝えましょう。
ここでポイントとなるのは、「あくまでも丁寧に」ということです。
結果はどうであれ、留学エージェントの担当者はあなたのために時間を費やし、ベストなプランを提案してくれたはずです。
断りを入れるのが面倒だからといってうやむやにしてしまうと、あなた自身の信用に傷がつきますし、留学エージェントに対するマナー違反にもなりますので、十分に注意しましょう。
2. 断った理由を正直に伝える
「なぜ他のエージェントを選んだのか?」断る理由については、正直かつ簡潔に伝えましょう。
たとえば、「プラン内容が他のエージェントのほうが魅力的だった」「授業内容が自分の目的にぴったりだった」等が断りの例として挙げられます。
たまに、「知り合いのエージェントで決まった」というような嘘をついて断ろうとする人もいるようですが、そのような嘘はすぐにバレます。
このような嘘は留学エージェントに対して失礼にあたるので、断りの理由は出来る限り正直に伝えるよう注意しましょう。
3. サポートしてくれたことに対してお礼を伝える
断りを入れる際に必ずやるべきことは、これまで尽力してくれた担当者に対してお礼を伝えることです。
留学エージェントの担当者は、数あるプランの中からあなたに適したプランを選んで提案してくれました。
提案に至るまでには多くの時間を費やし、手間をかけてくれています。その労をねぎらうという意味でも、お礼の一言は必ず伝えましょう。
たとえば、「この度はご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。またご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。」などが一例です。困った際はぜひ参考にしてください。
留学エージェントの相見積もりで失敗しないためのポイント
留学エージェントの利用では、多くの場合、見積もりを複数取ることになります。
しかし、事前の準備が不十分だと、たとえ見積もりを取得できたとしても、留学計画がスムーズに進行しない可能性があります。
そこで、留学エージェントから見積もりを依頼する際のポイントをいくつか紹介します。
1. 目的・条件などを明確にしておく
相見積もりを依頼する際には、留学の目的や条件を明確にしておいてください。
たとえば、語学留学したいのか、単に海外の異文化に触れたいのかによって、選ぶべき国や滞在期間は異なるでしょう。
また、短期留学なのか長期留学なのかによって、プランも異なります。
目的や条件があやふやなままで相見積もりを依頼してしまうと、留学エージェントの担当者を困惑させることになるでしょう。
つまり、相見積もりを依頼する前には、目的や条件を絞り込んでおくことが大切です。
2. 料金が安いという理由だけで決断しない
実際に留学エージェントの公式サイトをいくつか確認してみると、同じようなプランでも会社によって料金にばらつきがあることがわかります。
そして、ここで注意していただきたいのは、料金が安いという理由だけで留学エージェントを選ばないということです。
料金が安い留学エージェントの中には、
- 問い合わせに対する返信が遅い
- 担当者が知識不足
- とにかく手続きが遅い
など、料金を安く設定している理由が隠されていることがあるのです。
そして、そのような留学エージェントを選んでしまうと、計画通りに留学できなくなるリスクが高まります。
そうならないためには、料金が安いというだけでエージェントを選ぶのではなく、サービス内容までしっかりと確認した上で選ぶ必要があります。
まとめ
今回は、留学エージェントから見積もりを取得し、その後断る際のマナー、適切な対応方法、そして見積もり依頼時の重要なポイントについて紹介しました。
見積もりを複数取得した結果、特定の1社に決定した場合、他の留学エージェントには断りの連絡を入れる必要があります。
しかし、断る際にも、相手へのマナーは必ず守らなければなりません。断る連絡が面倒で、それを省略してしまうと、それは相手へのマナー違反となってしまいます。したがって、そのような状況を避けるためには、十分に注意しましょう。