留学って無料でできるの?0円留学の種類や方法を徹底解説【2024年最新】

「無料で留学できる方法がある」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

この記事では、無料で留学する方法、つまり0円留学の方法を解説します。また、留学費用を抑える方法や無料の留学プログラム、おすすめの留学先についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

無料で留学する方法

条件付きではありますが、無料で留学する方法は主に以下の4つです。

  1. 返済不要の奨学金を利用する
  2. 大学の交換留学を利用する
  3. 学費が無料の国に留学する
  4. 留学先で働き実質費用を無料にする

それぞれの方法を見ていきましょう。

1. 返済不要の奨学金を活用する

一定の学業成績を修めていること、経済的支援を必要としていることなどが条件ではありますが、返済不要の奨学金を利用すれば無料で留学が可能です。

ただし、奨学金には返済が必要な貸与型奨学金もあります。そのため、無料で留学をするのであれば、返済不要の給付型奨学金を選ぶよう注意しましょう。

2. 大学の交換留学を活用する

大学の交換留学とは、日本の大学に籍を置いたまま、海外の大学に留学する制度です。留学の期間はプログラムによって異なりますが、6ヶ月~1年が一般的です。この交換留学であれば、プログラムによっては無料で留学ができます。

しかし、大学の交換留学には、IELTSやTOEFLなどのスコアが必要です。少々ハードルは高いですが、英語が得意であればチャレンジする価値はあるでしょう。

3. 学費が無料の国に留学する

ヨーロッパの中には、留学生の学費が無料になる国があります。その場合、無料になるのは学費のみであるため、生活費や居住費は必要になります。学費以外の費用を払うことができるのであれば、おすすめの留学方法です。

なお、語学学習は現地のボランティアや語学学校が運営するフリースクールなどが担当します。ただし、国によってシステムが異なるので、十分な下調べが必要になるでしょう。

4. 留学先で働き実質費用を無料にする

ワーキングホリデーやインターンシップ留学などを選択すれば、現地で働き給与を得ることができます。一定の金額を稼げれば、留学費用と相殺して、実質無料にできる可能性があるでしょう。

ただし、日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国は限られており、希望する国で働けないこともあります。留学したい国がある場合は、その国で働けるかを事前に調べることが肝心です。

留学費を安く抑える方法

無料で留学する方法の実践が難しい場合は、ここで紹介する3つの方法を参考にして、留学費用を安く抑えてみましょう。

1. 物価の安い国に留学する

物価の安い国に留学すれば、生活費や宿泊費などを安く抑えることができます。例えば、フィリピンやマルタなどです。

費用は安くても、もちろんしっかりと英語を学習できます。フィリピンであれば、マンツーマンでの指導が一般的であり、短期間で英語力を伸ばせるのが魅力です。

2. 航空券の安い時期に留学する

観光シーズンは、どの国も航空券の値段が跳ね上がります。反対にオフシーズンであれば、航空券の値段が安くなるため、オフシーズンに留学するのがおすすめです。

また、観光地の場合、オフシーズンの方が物価が安くなる傾向にあります。そのため、オフシーズンを狙えば、航空券だけではなく生活費も安く抑えられる可能性があるでしょう。

3. 無料の留学エージェントを活用する

留学をする際に便利な留学エージェントですが、留学エージェントには有料と無料があります。そのため、無料の留学エージェントを利用すれば、エージェント費用を抑えられます。

なお、無料の留学エージェントは、現地の語学学校から報酬を得ています。留学生の利用料が無料であっても、決して問題はないので、安心して利用しましょう。

無料で留学を叶えられるプログラム

無料で留学を叶えられるプログラムは複数あります。ここでは、3つのプログラムを紹介します。

1. トビタテ!留学JAPAN

トビタテ!留学JAPANは、文部科学省を母体とする留学プログラムです。留学費用は民間からの寄付によって賄われています。また、成績や語学力は不問で、自由な留学計画で応募できるのが特徴です。

ただし、応募者全員が留学できるわけではなく、書面審査通過者のみが留学できるシステムです。なお、奨学金は6ヶ月で総額90万円、最大10ヶ月で総額150万円となっています。

2. JASSO(日本学生支援機構)

JASSO(日本学生支援機構)は、独立法人・日本学生支援機構が運営する留学プログラムで、返済不要の給付奨学金に対応しています。

本プログラムでは、「海外留学支援制度(協定派遣)」「海外留学支援制度(学部学位取得型)」「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」「トビタテ!留学JAPAN」から給付奨学金を選べます。

奨学金の支給額については区分で異なりますので、詳細は直接お問い合わせください。

3. 伊藤国際教育交流財団

伊藤国際教育交流財団は、宗教法人真如苑開祖の故・伊藤真乗大僧正の遺志によって設立されたプログラムです。日本から海外の大学の修士課程に留学する日本人を対象として、奨学金を支給しています。

なお、募集期間が短いため、応募を希望する方はこまめにチェックするようにしましょう。奨学金の支給額は、年間で300万円以内となっています。

4. AIG高校生外交官プログラム

AIG高校生外交官プログラムは、高校生を対象とした留学プログラムです。高校生外交官として日本の高校生をアメリカに留学させることで異文化を学ばせ、将来の国際的リーダーを育成することが目的です。

また、参加費用はAIG損害保険株式会社およびフリーマン財団からの協賛金や寄付金で賄われるため、参加者の自己負担はありません。ただし、パスポートの取得費用など、参加者の個人的な費用は自己負担となります。

奨学金の支給額については直接お問い合わせください。

5. TOMODACHI

TOMODACHIは、米日カウンシル(U.S.)と米日カウンシル―ジャパンが在日米国大使館の協力を得て運営している留学プログラムです。2011年に起きた東日本大震災後の日本の復興支援として誕生しました。教育や文化交流などを通じて、日米の次世代リーダーを育成することが目的です。

なお、奨学金は1年のプログラム期間中に180万円が3分割で支払われます。また、対象となる大学に在籍していることが条件となっており、募集人数は10人という狭き門です。そのため、選考に合格した方のみが留学できます。

費用を抑えられるおすすめ留学先

留学の費用を抑えられる留学先は、以下の3つです。

  1. ヨーロッパ
  2. フィリピン
  3. カナダ

それぞれの特徴を説明していきます。

1. ヨーロッパ

ヨーロッパの以下の国は、留学費用の一部または全額が無料になります。

  • ノルウェー
  • フィンランド
  • ドイツ
  • アイスランド
  • オーストリア

ただし、国によっては物価が高く、生活費の負担が大きい可能性があります。学費以外の費用を見積もってから、留学先として検討するのがおすすめです。

2. フィリピン

物価や学費の安さで選ぶなら、フィリピンが最適です。フィリピンは日本から近く、親日的な人が多いことからも、人気の留学先となっています。

3. カナダ

カナダは、ワーキングホリデーで留学をする人におすすめです。日本人でも仕事を見つけやすく、語学学校も多いからです。仕事をしながら語学学習をすることで、留学費用を安く抑えることができます。

まとめ

この記事では、無料で留学する方法や費用を抑える方法、おすすめの国を紹介しました。

0円留学は可能です。例えば、奨学金制度を利用する、大学の交換留学を活用するなどです。しかし、それらは条件があったり、倍率が高かったりするため、活用するには事前準備が欠かせません。

もし0円留学が難しい場合は、留学費用を抑える方法を実践して、少しでも安い留学を実現してください。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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