留学先での滞在方法には、ホームステイ、寮、アパートがあり、それぞれに異なった特徴があります。そのため、滞在先を選ぶ際には、特徴をしっかりと理解しておかないと、実際に留学した際に後悔する可能性があるのです。
この記事は、ホームステイ、寮、アパートのそれぞれの特徴や、アパートのメリット・デメリットについて紹介します。
留学先での滞在方法3つ
留学先での滞在方法には、ホームステイ、寮、アパートがあります。
それではまず、それぞれの特徴から見ていきましょう。
1. ホームステイ
ホームステイは、あらかじめ決めておいた現地のホストファミリー宅の一室を間借りして、ホストファミリー宅から学校に通う方法です。
ホームステイは、ホストファミリーと過ごすことで生の英語に触れられるのがメリットです。、その一方で、費用が全般的に高額というデメリットもあります。
また、ホームステイ先が学校から遠いと、通学に時間がかかる可能性もありますので、ホームステイでお考えなら、費用や学校までの距離をしっかりと確認しておく必要があるでしょう。
2. 寮
学校が用意している寮に滞在する方法です。1人部屋またはシェアルームからお好きなタイプを選べます。寮のいちばんのメリットは学校から近いという点です。他にも寮費が安い、学生同士で交流できるというメリットもあります。
ただし、シェアルームの場合では、1人部屋よりも自由度が低くプライベートが保てないというデメリットもあります。寮での滞在をお考えの人は、デメリットの点もよく理解した上で、検討を進めてみると良いでしょう。
3. アパート
現地でアパートを借りて1人暮らしする方法です。今回紹介する中で最も自由度が高いのがアパートを借りる滞在方法ですが、この方法にはメリットもデメリットもあります。メリット・デメリットについては以下で解説しますので、ぜひ参考にしてください。
留学でアパートを借りる3つのメリット
アパートでの1人暮らしには、ホームステイや寮にはないメリットがあります。
1. ホームステイ・寮と比べて自由に生活ができる
ホームステイでは門限があることが多く、遅い時間の帰宅では、ホストファミリーに迷惑がかかってしまいます。ホストファミリーのペースに合わせた生活が必要になり、外出時間もある程度制限されてしまうのです。
一方アパートでの1人暮らしなら、遅い時間に帰宅したところで、誰かに迷惑がかかることはありません。また、寮では規則を守った生活を強いられますが、アパートの1人暮らしなら規則に縛られることなく自由に生活できます。
2. 自分の住みたい家・場所を選べる
アパートでは、好きなエリアや希望の間取りを選んで借りることができるというメリットがあります。ビーチや観光名所に近い場所なども、自由に選ぶことが可能です自分の住みたい家や場所を選べるのがアパートの良さでしょう。
3. シェアハウスであれば家賃を抑えられる
アパートでは、シェアハウス形式にすることで家賃を抑えられます。留学はただでさえ出費がかさみますので、家賃を抑えられるという点は大きなメリットだといえるでしょう。
留学でアパートを借りる3つのデメリット
アパートでの生活は自由度が高く、伸び伸びと過ごせるというメリットがあります。
しかしその反面、知っておかなくてはならないデメリットもあるのです。
1. 自分でアパートを契約するため語学力が必要
アパートで生活するからには、まずは契約をしなければなりません。現地の人と契約するため、ある程度の語学力が必要です。そのため、英語初心者にはおすすめできません。
2. 1人暮らしを選ぶと英語を使う機会が減る
1人暮らしを選んだ場合では、学校以外の場所で英語を話す機会が減り、英語上達のスピードが緩やかになる可能性があります。
すでにある程度の英語力があり、ブラッシュアップ目的で留学するのであれば、英語を使い機会が少なくても問題はないでしょう。しかしそうでないのなら、英語を使う機会が少ないアパートでの1人暮らしは、英語上達という点では不利だといえるでしょう。
3. 家具なしの場合は自分で揃える必要がある
海外のアパートは、家具付きで貸し出しているケースがあり、この場合では自分で家具を揃える必要はありません。
反対に、家具なしアパートを借りるとなると、一から自分で揃えなければならず、退去の際には自分で処分しなければなりません。手間や時間、お金がかかるため、この点もしっかりと考えた上でアパート契約をする必要があります。
留学中、日本で借りているアパートはどうする?
留学が決まったとして、問題となるのは日本で借りているアパートをどうするのかということです。実家暮らしであれば問題はありませんが、アパートで1人暮らしをしている場合では、留学期間中にはどうすれば良いのか迷いますよね。
ここでは、日本で借りているアパートの活用方法について紹介します。
友達に貸す
アパートを借りたがっている友達がいるのなら、留学期間中限定で友達に貸すという方法ではいかがでしょうか。
たとえば、6カ月、1年というような長期留学の場合では、誰かに住んでもらったほうがきれいな状態を保てます。また、友達からアパートの家賃を受け取れば、留学先で借りたアパートの家賃の足しになりますね。
なお、賃貸契約書には「長期滞在の場合は貸主・管理会社へ連絡する」といった旨もあるため確認が必要です。1ヶ月以上の長期滞在であれば、貸主から承諾をもらっておきましょう。
解約してレンタル倉庫に家具を預ける
ひとまず賃貸契約を解約して、荷物をレンタル倉庫に預けておくという方法です。この方法では、荷物が少なければ少ないほど安価なレンタル倉庫を借りられます。
ただし、荷物が多い場合では、レンタル倉庫代が高額になる可能性があるため注意が必要です。
そのまま契約しておく
1週間、2週間、1ヶ月というような短期留学なら、とりあえずそのまま借りておくという方法がおすすめです。
それは、短期留学では友達が借りたがらないでしょうし、レンタル倉庫に家具を移した場合では、帰国後に新規でアパート契約しなければならず、費用がかさむからです。
日本のアパートと留学先のアパート費用が二重にかかりますが、お金や手間のことを考慮すると、そのまま契約しておくというのが賢明な選択でしょう。とはいえ、アパートの契約によって費用が変わってくるため、しっかり費用の計算を行っておくことが大切です。
まとめ
今回は、留学先の滞在方法でアパートを選んだ場合のメリット・デメリット、ホームステイや寮との違いを紹介してきました。
留学の滞在先である寮は自由度が高い点がメリットです。その一方である程度の英語力がない人にはおすすめできないなど、デメリットがあるということも知っておかなくてはなりません。
また、日本で借りているアパートをどうするのかという問題もあるため、しっかり考慮しておく必要があるでしょう。。短期留学であれば、そのまま契約しておく、長期留学なら友達に貸す、契約を解約して家具をレンタル倉庫に移すという方法があります。
アパートのメリット・デメリットをしっかり把握した上で、計画的に準備を進めていきましょう。