「留学ではどのような力が身につく?」
「留学経験をどうやって就活でアピールすればよいの?」
留学を検討する過程で、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、留学をすることで身につく力と、就活でのアピールポイント、実際に留学で力を身につけるポイントについてご紹介します。留学を通してどのような力がつくか知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
留学で身につく力・学んだこと7選
留学を通して身につく力はさまざまです。もちろん留学の種類や期間によって身につく力はそれぞれですが、代表的なものとして以下の7つの力があげられます。
- 語学力
- コミュニケーション能力
- 積極性と行動力
- 自分に対する自信
- 国際的な人脈
- 異文化理解
- 自国に対する理解
それぞれの身につく力について、詳しく解説していきます。
1. 語学力
留学で身につく最も代表的な力は語学力です。留学では、日常的に他国の言語に触れる機会があります。
はじめは相手が言うことを理解できなかったり、自分が話したいフレーズが出てこなかったりと苦労も多いでしょう。ですが、繰り返しコミュニケーションを取ることで、確実に語学力は上達していきます。
2. コミュニケーション能力
語学力だけではなく、コミュニケーション力も留学を通して身につきます。留学先で生活すると、異なる文化や背景を持った人と話す機会が多いです。留学先の交友関係を広げることで、さまざまな会話の引き出しが増え、自分の考えを伝える力が磨かれます。
3. 積極性と行動力
留学生活では、積極性と行動力も身につきます。普段とは違う環境で生活することで、さまざまな新しい経験をすることになります。日本語が使えない環境に身を置くため、自分で考えて行動しなければいけません。
知らない人に外国語で話しかけたり、新しいコミュニティに参加したりすることで、積極性と行動力が磨かれます。
4. 自分に対する自信
自分に対する自信も留学を通して身につく力の1つです。慣れない環境・慣れない人・慣れない言語での生活ははじめはストレスを感じてしまうこともありますが、乗り越えることで大きな自信となります。
自信がつくことで物事を前抜きに捉えられるようになり、失敗を恐れず挑戦する姿勢が身につくでしょう。
5. 国際的な人脈
留学先で出会った人々も、人脈という点で身につく力の1つです。留学先で語学の勉強や仕事を共にすることで、新たに出会った仲間との絆が深まります。留学が終わってお互いの国に戻っても、引き続き連絡を取り合ったり、将来的に一緒に仕事をする機会が来るかもしれません。
6. 異文化理解
留学を経験することで、異文化に対する理解も深まります。留学先で他人と生活を送ることで、自分の中の常識が他の人にとって常識でないと気づくことも多いでしょう。相手の文化を受け入れることで、自身の視野も広がっていきます。
7. 自国に対する理解
留学を通して、異文化理解だけでなく自国に対する理解も深まります。他国の文化を知ることで、何が自国固有の文化なのか差分を判断できます。留学先から日本を眺めることで、改めて自国の魅力や強みに気づくはずです。
就活でアピールできる留学経験者の能力・スキル
学生時代の留学経験は、企業の採用担当者も高く評価しています。具体的に企業が求める人材は、下記のような能力を持った人です。
- コミュニケーション能力
- 積極性
- 異文化理解
- 幅広い視野
- 問題解決力
それぞれの能力について、理由と合わせて詳しく解説します。
1. コミュニケーション能力
コミュニケーションは企業が求める最も大きい能力の1つです。企業は異なるバックグラウンドを持った人が協働しながら仕事を進めます。そのため、多種多様な人々と意思疎通を図るためのコミュニケーション能力が必要不可欠なのです。
留学先で異国の人たちと勉強や仕事をした経験は就活でも大きなアドバンテージになります。
2. 積極性
積極性も就活におけるアピールポイントの1つです。企業では指示をされてから動くのではなく、自ら積極的に仕事を取りに行く姿勢が評価されます。留学先では積極的にさまざまなことにチャレンジし、そこで経験したエピソードを面接官にアピールしましょう。
3. 異文化理解
異文化に対する理解力も就活でのアピールポイントになります。海外に製品を販売するビジネスやグローバルなプロジェクトでは、異文化理解能力が求められます。
異文化を持った人のニーズを汲み取ったり、異なるバックグラウンドの人と共にプロジェクトを進めなければいけません。留学で培った異文化理解力はこれらの場面で強力な武器になり得ます。
4. 幅広い視野
留学で身につけた幅広い視野も、就活でアピールできます。留学では、さまざまなバックグラウンドを持った人と関わるため、多様な文化や価値観、思考法に触れる機会が多いです。
留学での経験は自身の視野を広げ、、多角的な視点で物事を考える力を養えます。仕事においても1つの問題に対して広い視野で判断する場面は多くあるため、就活面接で大いにアピールできるでしょう。
5. 問題解決力
最後は問題解決力です。仕事において問題解決力は最も必要になる能力の1つです。留学先で困難に遭遇し、試行錯誤して乗り越えた経験は仕事にも応用できます。留学先で問題解決力を発揮したエピソードを採用担当者にアピールしましょう。
留学で力を身につけるためのポイント
留学を通してこれまで説明してきた力を身につけ、企業に評価されるためにはどうすればよいでしょうか?留学で力を身につけるためのポイントを3つご紹介します。
1. 留学の目的を明確にする
1つ目は留学の目的を明確にすることです。留学に限った話ではないですが、あらゆる物事において成果を上げるためには明確な目的を立てることが重要です。
「語学力を伸ばしたい」「海外で学位を取りたい」など、留学の目的は人によってそれぞれです。あなたは何のために留学するのか、自分の境遇に合わせて目的を設定しましょう。
2. 事前準備や学習を入念に行う
2つ目は事前準備と事前学習です。留学の目的を設定したら、留学当日までに準備を進めましょう。留学をするためにはさまざまな手続きや手配が伴います。留学までにやるべきことをリストアップし、計画的に準備を進めましょう。
また、充実した留学生活を送るためには事前の学習も重要です。学習内容は留学の種類によって変わりますが、語学の学習や専門知識の勉強など日本でできることは進めておきましょう。
3. 積極的に行動する
3つ目は積極的に行動することです。留学が始まったら、あとは積極的に行動するのみです。留学先でどの程度成果を上げられるかは、留学中の行動量で変わってきます。
せっかく留学をしても、受け身の姿勢でいては行動量を確保できません。現地のたくさんの人々と交流したり、さまざまな活動に参加したりするなど留学の機会を最大限に活用しましょう。
まとめ
本記事では、留学で身につく力7選と、就活でのアピールポイント、留学で力を身につけるためのポイントについて解説しました。
留学することで、語学力やコミュニケーション能力、幅広い視野などさまざまな力を身につけられます。留学で身についた力は就活において大きなアピールポイントとなります。
留学はさまざまな力を身につける良い機会です。留学に行くことが決まったら、目的を明確にして事前準備を入念に行い、留学先では積極的に行動してみてください。