フィリピンの公用語|英語が使われている理由やフィリピン語の種類・割合を紹介

「フィリピンの公用語は何語だろう?」
「なぜフィリピンでは英語が使われているの?」

このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、フィリピンで使われている公用語英語が使われている理由について解説します。また、フィリピン語の種類やその割合、簡単なあいさつについても紹介しているのでぜひ参考にしてください。

目次

フィリピンの公用語はフィリピン語と英語

フィリピンは文化的にも言語的にも非常に多国籍な国で、フィリピン語と英語が公用語として使用されています。フィリピン全土で話されているこれら2つの言語は、フィリピンでのコミュニケーションの大部分を占めています。

フィリピンで英語が公用語となった理由

フィリピンで英語が公用語となった背景には、歴史的な背景と教育が大いに関係しています。

1900年代に戦争で勝利したアメリカがフィリピンの統治を始めたことをきっかけに、公教育の一環としてフィリピンで英語が教えられるようになりました。この影響は現在でも続いており、フィリピンでは教育、ビジネス、マスコミなど、さまざまな場面で英語が用いられています。

今や、フィリピンで生活する上で英語は切り離せない言語となっているのです。

フィリピン語の種類

フィリピンの国内各地には数々の島や民族が存在するため、それぞれの民族が独自の言語を持っています。そのため、フィリピンの言語の種類は170以上存在すると言われています。

これらは単なる方言ではなく、それぞれが独立した言語と認識されています。そのため、日本の方言のように相互の意思疎通をすることができないという特徴があります。

主要なフィリピン語の使用率(割合)

上述したように、フィリピンにはたくさんの言語が存在しています。

主要なフィリピン語とその使用率は以下です。

1位 タガログ語 25.12%

2位 セブアノ語 21.44%

3位 イロカノ語 8.68%

4位 ヒリガイノン語 8.12%

5位 ワライ語 3.54%

その他の現地語 25.98%

(出典:Philippine Statics Authority

ランキングを見てわかるように、タガログ語、セブアノ語、イロカノ語、ヒリガイノン語など、多くの言語が話されています。

公用語であるタガログ語と英語のほかに、各地域で独自の言語が存在しており、その使用率は地域により大きく異なります。

現地で役立つフィリピン語(タガログ語)

基本的なフィリピン語(タガログ語)で挨拶ができると、お互いの心の距離が縮まるきっかけになるかもしれません。ぜひ下記のフレーズを覚えて、現地での交流に役立ててみてください。

  • 挨拶
  • 謝辞
  • 返答

挨拶

フィリピンでは「こんにちは」を表す言葉として、以下がよく使われます。

「こんにちは」:“Magandang araw”(マガンダン・アラウ)

謝辞

フィリピン語で感謝の気持ちを伝える際は以下を使ってみてください。

「ありがとう」:“Salamat”(サラマット)

さらに丁寧な表現をしたい場合は以下を使いましょう。

「ありがとう」:“Salamat Po”(サラマッポ)

語尾についている“Po”は「相手を慕っています」という意味合いがあります。より丁寧な印象を与えたい場合、ぜひ使ってみましょう。

返答

タガログ語で簡単な返事ができると、より自然なコミュニケーションができるようになります。

「はい」:“Oo”(オオ)

「いいえ」:“Hindi”(ヒンディ)

とても簡単なので、返答をする際にぜひ使ってみてください。

まとめ

フィリピンは多言語国家です。歴史的背景の影響もあり、フィリピン語と英語が公用語として広く使用されています。各地域で様々な言語が存在し、それぞれが独自の文化を持っていることでフィリピンの多様性が生まれているのです。

また、基本的なフィリピン語の挨拶や日常的な表現を覚えることで、フィリピンでのコミュニケーションに役立ちます。

フィリピンの言語とその多様性について理解することで、フィリピン文化の理解や現地での観光や生活に役立てましょう。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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