海外留学をする方の多くが利用する留学エージェント。
- 留学エージェントって絶対に使わなきゃいけない?
- 留学エージェントなしの留学って難しい?
- エージェントに頼ることのメリットってあるの?
留学を考えている人の中には、留学エージェントに頼らずとも「自分でなんとかなるのでは?」と考えている人もいるかと思います。
実際、留学エージェントが必要かどうかはその人の状況によるところが大きく、留学エージェントを使うことによるメリットデメリットは両方存在します。
そこで本記事では、留学エージェントを使わないことのメリット・デメリットをご紹介します。
留学エージェントを使うか使わないか迷っている方は、メリットデメリットを理解した上でどちらにするか検討してみてください。
留学エージェントがサポートしてくれること
留学エージェントは、留学希望者を対象に、事前のヒアリングから事務手続き、現地サポートまでしてくれる専門家です。
具体的なサポート内容はエージェントによってさまざまですが、代表的なサポート内容は以下の通りです。
- 事前のカウンセリング
- ビザの発行サポート
- 航空券や宿泊先のサポート
- 現地の語学学校の選定、申し込み
- 現地でのトラブル対応
- 留学後のカウンセリング
また、留学エージェントには無料でサポートしてくれるエージェントと有料のエージェントが存在します。有料か無料によってもサポートの種類や手厚さが違ってきます。エージェントを活用する際には自分がサポートしてほしい内容を明確にした上で、そのサポートを提供しているエージェントを選ぶことが重要です。
留学エージェントを使わないメリット
留学エージェントを使わないことのメリットは以下の4つです。
- エージェントの利用手数料やサポート費を払う必要がない
- 自分で格安航空券を手配できる
- 自由に海外保険を選べる
- カリキュラムを自分好みにカスタマイズできる
- 自分でやり切る力が身につく
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
1. エージェントの利用手数料やサポート費を払う必要がない
留学エージェントを使わないことによる、費用面のメリットは大きいです。留学エージェントを利用すると、現地でのサポートや手続きなどを手伝ってくれる代わりに、利用手数料やサポート料を支払わなければなりません。
一方で、留学エージェントを使わないことで、これらの手数料費用を抑えられます。
2. 自分で格安航空券を手配できる
留学の行き帰りの飛行機を自由に選べる点もメリットの1つです。留学エージェントに留学を手配してもらう場合、行き帰りの飛行機はエージェントが指定していることが多いです。自分でより良い航空券を見つけたとしても、自分が希望している航空券を申し込めるかはエージェントによります。
自分で飛行機などの手配をしたい場合は、留学エージェントを使わない方が自由度が高いです。
3. 自由に海外保険を選べる
航空券と同様に、留学エージェント経由の申し込みでは加入する保険が指定されていることもあります。自分で海外保険について勉強し、より良い保険を見つけたとしてもエージェントが採用してくれるかは分かりません。
細かい手配まで自分で調べて決めたいという人にとっては、留学エージェントは使わない方が良いかもしれません。
4. カリキュラムを自分好みにカスタマイズできる
カリキュラムを自分の好きなようにカスタマイズ出来る事もエージェントを使わないメリットです。エージェント経由で留学を申し込む場合、申し込みの学校は基本的にエージェントが提携している学校に限られます。仮に自分が行きたい学校が見つかっても、エージェントがその学校と提携していない場合希望通りにいかない可能性があります。
自分がどこまで詳細に留学プランを立てたいかによって、留学エージェントの必要有無は変わってきます。
5. 自分でやり切る力が身につく
留学エージェントを使わないメリットの1つは、自分でやり切る力が身につくことです。手続きの調査や準備を自分で行うことで、問題解決能力や自己管理能力が自然と鍛えられます。
留学は慣れない環境で生活し、自立心を育む絶好の機会です。大変な道のりにはなりますが、自己成長のためにエージェントに頼まずに自分でやり切るのも1つの手でしょう。
留学エージェントを使わないデメリット
留学エージェントを使わないことのデメリットは以下の通りです。
- 調査・準備に手間と時間がかかる
- 留学先でサポートしてくれるスタッフがない
- 留学前にアドバイスを受けられない
- 不手際があっても自分の責任になる
- 理想の留学を実現できるかは自分次第
- 留学の選択肢が狭まる
それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
1. 調査・準備に手間と時間がかかる
1つ目のデメリットは事前準備に時間がかかることです。留学エージェントを使わない場合、以下のような事前の手続きをすべて自分で行う必要があります。
- 自分に合った学校調べ
- 留学の際の書類作成
- 航空券の手配
- 滞在先の調査
留学エージェントのサポートを受ければこのような手続きは代理で行ってくれるため、エージェントを使わないデメリットとなります。
2. 留学先でサポートしてくれるスタッフがない
留学エージェントを使わないということは、留学先でもサポートなしで生活しなければいけません。留学エージェントでは現地で問題が起こったり、不安なことが出てきたときに気軽に相談できるスタッフを用意しています。エージェントを利用しない場合、そういったスタッフのサポートを受けることができません。
慣れない土地で万が一の事態が起こった場合、安心して頼れる存在がいるかどうかは重要な要素です。
3. 留学前にアドバイスを受けられない
留学前にアドバイスをもらえないこともデメリットの1つです。留学エージェントでは留学前に疑問点や、希望の勉強スタイル、現地での生活について幅広く相談に乗ってもらえます。ですが、エージェントを使わない場合は当然そういったサポートも受けることができません。
4. 不手際があっても自分の責任になる
留学先でトラブルや、提出した留学先への書類などに不備があっても自分で対処することになります。事前準備をしっかり行ったつもりでも、いざ渡航してみると思いがけない不備があったというケースはよくあるため、エージェントを使わない分、より一層事前準備は慎重に行わなければいけません。
5. 理想の留学を実現できるかは自分次第
現地で要望があった場合に、サポートスタッフがいれば学校との間に入り解決できることもあるかもしれません。しかしエージェントを使わないと、学校と直接のやりとりとなるので理想の留学にするために自分でどうにかしなければなりません。
6. 留学の選択肢が狭まる
留学エージェントを使わないと、留学の選択肢が狭まる可能性があります。留学エージェントは留学の専門家として、豊富な知識と経験を持っており、あなたに最適な留学先やプログラムを提案してくれます。自分だけで情報を集めると、見落としてしまう重要な選択肢があるかもしれません。
多くの留学経験者は、エージェントを利用することで、より広い視野から選択肢を検討できたと感じています。専門家の意見を聞くことで、自分では気づかなかった良い留学先やプログラムを見つけることができるのです。
留学エージェントを使わないで留学する方法・手順
留学エージェントを使わない場合、以下のような手順で準備を進める必要があります。
- 語学学校や大学を調べる
- 入学手続きを行う
- 滞在先の選定
- 入学条件の準備をする
- パスポートを申請する
- ビザを取得する
- 海外保険に申し込む
- 航空券を手配する
- その他の準備を行う
それぞれのステップについてご紹介します。
語学学校や大学を調べる
まずは留学したい国や地域を決めます。そこから、インターネットで語学学校や大学を検索します。英語でしか出てこない学校もあるので英語でも検索しましょう。
入学手続きを行う
学校が決まったら、入学手続きをします。申し込み方法は、オンラインと紙の二種類あります。記入する必要項目は名前・住所・希望コースなどです。契約した後に間違いに気づいて変更しようとした場合、キャンセル料が発生する可能性もあるので何度も確認しましょう。
また、受けるコースによってはビザが必要になるものもあるので確認しておくようにしてください。もしも分からないことがあった時は、後々不備が出ないように学校の担当スタッフにメールで確認を取りましょう。
滞在先の選定
学校が決まったら滞在先を決めていきます。学校に寮がある場合は寮も選択肢に挙がりますが、海外留学の場合はホームステイ先での滞在が主流です。ホームステイを利用する場合は、
- 留学する学校で同時に申し込む
- 現地でホームステイを斡旋している団体や業者に申し込む
- インターネットを利用してホストファミリーを探す
の3つの方法があります。ホームステイ先を選ぶ場合は、ホストファミリーとの相性や学校へのアクセスを基準に選ぶことがおすすめです。ホームステイ先が合わないと留学が上手くいかないことが多いため、ホームステイの選定は慎重に行いましょう。
入学条件の準備をする
大学留学の場合は、必要となる書類や資格があります。TOEFLやIELTSの必要点数、英語の願書・エッセイ、英語の推薦文などです。学校によって必要な入学条件が異なるため、行きたい学校が決まっている場合は早めに計画を立てて準備を進めましょう。また、英語の成績証明書・銀行の残高証明書も必要になるので忘れずに注意が必要です。
パスポートを申請する
海外渡航にはパスポートが必要です。パスポートは申請から受領まで時間を要するので、留学の1年前や遅くても半年ほど前には取得しておきましょう。
ビザを取得する
国や渡航形態により、ビザを取得しなければいけません。留学先の学校からの書類が必要な場合、1〜2か月かかることもあるので早めに準備をしましょう。ワーキングホリデービザの場合は、渡航先の国により条件が違うので事前にチェックしましょう。
海外保険に申し込む
海外保険は、もしもの時のために入っておくことをおすすめします。もし、海外保険に入っていないと、現地で事故や体調不良で医療を受けた際に多額の医療費を請求されてしまうこともあります。
航空券を手配する
学校が始まる日や、しっかり確認し余裕をもって到着できる日を選択し航空券を手配しましょう。渡航する時期や航空会社により、価格に幅があるので比較することをおすすめします。
また購入時期によっても価格は変動するため、留学開始の時期が確定したら早めに手配しておきましょう。
その他の準備を行う
滞在日数による荷物の準備や、ポケットWiFiやSIMカードなど現地に行って困る事の無いように準備をしていきましょう。現地で揃えられるものもあります。
今の時代通信環境が悪いと生活に大きな影響を及ぼしてしまうため、価格よりも口コミなどを確認して信頼できる会社のものを契約しましょう。
【結論】留学エージェントを使う方が良い
ここまで留学エージェントを使わないことのメリット・デメリットをご紹介しましたが、結論留学エージェントはお金を払っても活用することをおすすめします。
留学エージェントを通すことで現地でのサポートが受けられます。中には24時間体制で対応してくれるオフィスもあります。
留学エージェントによって提携している学校の紹介者数や実績により、授業料や入学金が安くなるケースもあります。大手旅行会社と提携している留学エージェントは、航空券と学費をセットにするプランでお値打ちに提供してくれるところも。また、留学前カウンセリングで要望を確認してくれるところもあり、目的に合った学校選びやカリキュラム選びをしてくれるのが特徴です。
留学後もカウンセリングをしてくれるエージェントもあり、留学前から留学後までしっかり留学のプロにサポートしてもらえます。安心して留学に専念するために留学エージェントを利用するのがおすすめです。
まとめ
本記事では、留学エージェントを使わないメリットとデメリットについてご紹介しました。
自分で学校や、入学手続きなど色々な書類をミスなく準備できる人はエージェントを使わない留学にチャレンジするのも良いですが、目的の学習に集中するためにもエージェントの存在は大きいです。少しでも不安がある人は留学エージェントを使うことをおすすめします。