フィリピンは、日本人から人気のある留学先です。実際に留学する際は、時期に注意しなければなりません。
この記事では、フィリピンの時期に関する基礎知識や、繁忙期や閑散期の特徴、それぞれの時期に留学するメリットを解説しています。
フィリピンの時期に関する基礎知識
まず、フィリピンの気候と祝日から見ていきましょう。
フィリピンには乾季と雨季がある
フィリピンには、乾季と雨季があります。乾季は12月〜5月、雨季は6月〜11月です。
一年の中で、カラッとした気候で過ごしやすいのは3月〜5月です。この時期は日本のGWと被ることもあり、繁忙期に分類されます。
雨季に入ると湿度が高い日が続きますが、日本の梅雨のように長雨が続くようなことはありません。それよりも、突然のスコールに注意が必要です。
なお、フィリピンの気候は地域によって異なります。そのため、留学をする場合は、留学する地域の気候を事前に確認しておくのがおすすめです。
フィリピンの祝日
1月1日(新年)は日本とフィリピンで共通する祝日です。
また、日本では祝日にならない12月24日(クリスマスイブ)と12月25日(クリスマス)は、フィリピンでは祝日になります。日本では宗教的な意味をもつ祝日はありませんが、フィリピンでは宗教的な意味をもつ祝日が何日かあります。
さらに、4月のイースターや6月12日の独立記念日、11月1日、2日の諸聖人の日と死者の日は、フィリピンにとって重要な祝日です。そのほか、フィリピンには祝日が多くあるので、気になる方は事前に調べておきましょう。
フィリピン留学の繁忙期と閑散期
フィリピンには繁忙期と閑散期があり、時期によって留学生の特徴や学校の混雑具合などが異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
繁忙期の特徴
フィリピンの繁忙期は、学生の長期休みの期間と、5月のGW、8月のお盆、年末年始です。この時期には、学生や社会人を問わず留学希望者が増える時期なので、語学学校や航空券の早めの予約が必須です。
閑散期の特徴
1月下旬~2月上旬、4・6・7月、10月~12月上旬は、フィリピンの閑散期に当たる時期です。この時期は、学生・社会人ともにまとまった休みを取りにくいためです。
留学生が少なくなる分、落ち着いて英語学習に取り組める時期とも言えます。また、観光客の数も減るため、アクティビティにもスムーズに参加できるでしょう。
繁忙期にフィリピン留学するメリット
繁忙期ならではのメリットを3つ紹介していきます。
1. 留学生が多く友人ができやすい
繁忙期は留学生が増えるため、友人ができやすいことがメリットです。日本人以外にも、世界各国から留学生が集まります。そのため、多国籍の友人を作れるチャンスの時期なのです。
2. 若い留学生が多い
繁忙期は大学の長期休みと被るため、比較的若い留学生が多いのが特徴です。もちろん、日本人の若い留学生も増えるので、英語力に自信がない方でも安心して留学できます。
3. 多くのイベントが開催される
繁忙期には、語学学校で多くのイベントが開催されます。具体的には、留学生同士のフリートークやアクティビティなどです。これらに参加することで、留学生同士で交流でき、英語の習得につながります。
一方閑散期は、少人数で採算が合わない、盛り上がらないなどの理由で開催できないイベントも多いそうです。さまざまなイベントを楽しみたいのであれば、繁忙期のフィリピン留学がおすすめです。
閑散期にフィリピン留学するメリット
次に、繁忙期ならではのメリットを紹介します。
1. 本気で留学している人が多い
閑散期にフィリピン留学をしている人は、英語に本気で取り組んでいる人が多いです。学校や仕事を休んで留学しているため、学習に対する意欲が高いためです。
また、留学生の数が少ないので交流も少なく、授業の後に遊ぶといったことが少ないでしょう。そのため、本気で留学したい方にはおすすめの時期と言えます。
2. 航空券が安い
閑散期は観光客も少ない時期なので、航空券が安いことがメリットです。繁忙期と比べて、半分ほどの費用で渡航できるでしょう。ちなみに、フィリピンは日本から近く、直行便もあるため、他の留学先と比べて比較的安価に渡航できます。
3. 先生の質が高い
繁忙期には学校が雇用する先生の人数が増えます。先生の人数が増える分、当たり外れがあるケースもあるようです。
一方で、閑散期の学校には、基本的に人気のある先生が残ります。そのため、質が高い授業を受けられる可能性が高いです。
まとめ
この記事では、フィリピンの時期に関する基礎知識や、繁忙期や閑散期の特徴、それぞれの時期に留学するメリットを解説しました。
フィリピン留学するにあたって、繁忙期にも閑散期にもメリットがあります。それぞれのメリットを比較した上で、留学する時期を決めましょう。この記事を参考にして、フィリピン留学を成功させてくださいね。