英単語の覚え方と定着させるコツ|覚えられない3つの理由も解説

英語学習をする際に英単語がなかなか覚えられない人も多いのではないでしょうか?今回は、英単語の覚え方と定着させるコツについて紹介します。

目次

英単語がなかなか覚えられない3つの理由

英単語がなかなか覚えられないのには理由があります。ここでは主な3つの理由を紹介します。

1. 一度にインプットする量が多すぎる

人の脳は、覚えたいものを一度や二度見ただけではなかなか覚える事はできません。一度に多くの英単語を覚えようとしてもその中で頭に残るのは一部です。まずは、無理のない量をインプットし、その単語が身に付いたところで新しい英単語を増やしていきましょう。

2. 黙読しかしていない

英単語は声に出して読むことが大切です。黙読しかしていないと正しい発音が身に付きにくく、正確な発音が分からないと単語自体が覚えにくいです。また声に出すことによって耳からも脳にインプットされるので覚えやすくなります。

3. 発音や使い方がわかっていない

英単語を覚えるときに、まず発音と使い方を確認しましょう。発音が分からないと言葉と意味を結びつけることができず英単語をなかなか覚えられませんし、正しい発音で覚えないとその単語を聞き取ることができません。また、使い方をイメージしながら覚えることも大切です。

英単語を効率的に覚える5つの方法

次に、英単語を効率的に覚える方法を5つ紹介します。

1. 音読しながら学習する

日本語でも読み方が分からない単語はなかなか覚えられません。読み方をしっかり確認したうえで音読しながら学習することを意識しましょう。音読することで自分の声によって耳からも脳にインプットすることができます。

2. フレーズとセットで覚える

英単語を覚える際に、英単語だけで覚えるのではなくフレーズと一緒に覚えることで効率的に覚えることができます。フレーズも、自分が使いそうなものを考えることでより記憶に残りやすくなります。

3. イラストで覚える

単語カードや本に、その単語をイメージしたイラストを描きます。文字だけでなく、視覚からも脳に印象付けます。覚えにくい単語の近くにイラストを描くことで、意味がすぐに思い浮かばなくても絵は思い出せたりします。その絵から単語の意味を思い出せます。

4. 学習した単語で英作文を作る

学んだ単語で英作文を作ります。単語を暗記するだけで終わるのではなく英作文を作ることで実際に使うイメージができるので効率的に覚えることができます。作る英作文は、自分の身近な話題で作ると気持ちも入りやすいのでおすすめです。

5. 日常的に英語を使う機会を増やす

日常的に英語を増やす機会を増やすことで、分からない単語があればすぐに調べたくなります。伝えたいという気持ちで調べて話すことで英単語が身に付きやすくなりますし、実際に使える単語を覚えることができます。

日常的に英語を使う機会を増やすには、英会話教室に通ったり、オンラインでの英会話レッスンに登録したり、英会話カフェなどを利用することをおすすめします。

英単語を頭に定着させる3つのコツ

英単語を頭に定着させるコツを3つ紹介します。

1. 反復学習をする

単語を覚えるには、繰り返しが大切です。人間の脳の特徴として、1日単発で多くの時間を使って覚えるよりも、少ない時間でも反復する日数や回数を増やす方が記憶に残りやすいのです。

ドイツの心理学者のヘルマン・エビングスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」では、人が何かを学んだ時、

  • 20分後には42%忘れる
  • 1時間後には56%忘れる
  • 1日後には67%忘れる
  • 2日後には72%忘れる
  • 31日後には79%忘れる

と、日が経つごとに忘れていってしまうことがわかっています。毎日少しの時間でもよいので、長い期間反復学習することが大切です。

2. 自分の気持ちに紐づけて学ぶ

英単語を頭に定着させるには、感情が大切です。単に英単語を覚えるよりも気持ちと紐づけて学ぶことで記憶に残りやすいです。気持ちに紐づけて英単語を覚えるには、英語で日記を書くことをおすすめします。

最初は長く書く必要はないので、まず日本語で簡単な日記を書いてそれを英語に訳してみましょう。訳した日記を声に出して読んで耳からもインプットするとより覚えやすいです。

3. アプリなどを使ってスキマ時間も活用する

英語学習には多くの時間英語に触れる事が必要です。最近ではスマホアプリで手軽に英語を学べる機会が増えています。スキマ時間や移動時間にアプリで英単語を学習し、家に帰ってからノートに繰り返し書いて覚えると時間を有効的に使うことができます。

スキマ時間も英語に触れて多くの英単語を身につけましょう。

英単語を長期的に忘れないようにするポイント

英単語を長期的に忘れないようにするポイントは、長期記憶化することがポイントです。その中でも「手続き記憶」を活用することが大切です。

手続き記憶とは、技能や物事の手続き、ノウハウを保存している記憶です。繰り返しの反復や経験によって得られ、忘れにくく、自動的に再生できます。英単語も、反復学習することで忘れにくく、長期的に記憶することができます。

まとめ

英単語の覚え方と、定着させるコツについて紹介してきました。

英単語を覚えるには、

  • 単語にイラストをつけて視覚から学ぶ
  • 声に出して練習することで聴覚から記憶する
  • 覚えた単語を使用して自分の身近な話題で英作文を作ること

などが効果的です。視覚や聴覚から単語を取り入れ、繰り返し書いて覚えてください。

また、覚えた単語を定着させるためには、反復学習が大切です。短い時間でも何度も反復学習することで長期的に覚えておくことができます。日常的にも、スマホのアプリなどを使って英語を使う機会を増やしてください。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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