海外の大学院に留学を志す人の中には、以下の悩みを抱える方もいるのではないでしょうか。
- 海外の大学院に進学したいけど、どう準備したら良い?
- 大学院留学ってメリットあるの?
- 1人じゃ不安なので、専門のエージェントに相談したい
海外大学院への留学は、新たな挑戦で時には困難を伴うため、確かな情報と、現場経験に基づいたアドバイスが重要です。
そこで本記事では、留学経験とエージェント運営経験のある筆者が、海外大学院留学のメリットや必要なスキル、費用、信頼できるエージェントについて解説します。
海外大学院留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
海外の大学院への留学とは
海外の大学院への留学とは、自国ではなく他の国の大学院に進学し、専門的な知識や技術を深める留学です。大学院での勉強を通して、特定の専門スキルや知識の習得を目指します。
また、国内の大学院と比較して、異なる教育システムや教育方針、研究環境を体験することができるため、自身の視野と専門知識を一段と深めることが期待できます。
一般的には、1~2年の期間留学することが多く、より深く専門性を極めたい人は、さらに長期での留学になる場合もあります。
海外の大学院への留学パターン
海外の大学院への留学パターンは、大きく分けると「学術系大学院への留学」と、「専門職系大学院への留学」の2パターンがあります。
それぞれの留学パターンについて詳しくみていきます。
1. 学術系大学院への留学
学術系大学院では、人文、社会、自然科学などが学べます。学問的研究と教育を重視していて、選択肢の幅が広く研究者養成志向が強いです。アメリカの大学院の場合は、GREという独自の進学適性テストがあります。
2. 専門職系大学院への留学
専門職系大学院は、専門職を目指す人のための大学院です。
実践と知識、より高度な技術の養成を目的としており、以下の大学院が代表例です。
- MBAを取得できるビジネススクール(経営大学院)
- 医師養成のためのメディカルスクール
- 弁護士を目指すロースクール
海外の大学院へ留学する3つのメリット
海外の大学院へ留学する主なメリットは以下の3つです。
- 専門的なスキルを学べる
- 修士号を取得できる
- 国際的なネットワークを築ける
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
1. 専門的なスキルを学べる
1つ目は専門性の取得です。学部では広く基礎を学び、大学院では集中型で専門性を深めます。また、世界中の大学の専攻が選択肢として入るので、日本では受けられないより専門的なクラスを海外で見つけることができます。
海外の大学院で専門性を高めれば、その他大勢の人と差別化ができるでしょう。
2. 修士号を取得できる
2つ目のメリットは修士号の取得です。アメリカ・カナダ・ニュージーランドでは一般的に2年間、オーストラリアは1.5年〜2年間、イギリスでは1年間で修士号を取得できます。キャリアで見ても、学士号と修士号の間には大きな差があります。
日本で修士号を持っていてもそれほど大きなメリットは感じませんが、欧米では修士号が立派なキャリアとして、多くの企業や組織に評価されます。
3. 国際的なネットワークを築ける
3つ目はネットワークです。大学院では、年齢も経験も国籍も異なる、多様性のある人に溢れています。
年齢や国籍が違っても、同じ専門分野に興味を持った方々と勉強を共にするため徐々に関係が深まっていきます。
こうした環境で構築された人脈は、今後の人生において貴重な財産となり得ます。留学後のキャリアにも役立てることができるでしょう。
大学院留学に必要な経歴やスキル・実績
続いて海外の大学院に留学したい場合、どのような経歴やスキルが必要なのでしょうか。
今回は代表的な項目を3つご紹介します。
1. 大学レベルの知識
修士課程では、大学の学部レベルの基礎知識を身につけていることが前提です。
大学院のコースによっては、就労経験や特定の技能を設けている場合もあります。
日本での専攻と違う専攻を選ぶ場合、アメリカでは大学に編入してから大学院に進むケースが多いです。博士課程は、さらに修士号の知識が土台となります。
2. 語学力
留学先の使用言語にもよりますが、英語圏の場合、大学院留学にはTOEFLやIELTSのスコアが必要になります。
大学院のレベルや専攻内容によっても求められるスコアの基準は変わりますが、一般的にTOEFLであれば120点満点中70〜100点、IELTSであれば9.0中6.5〜7.5が必要です。
IELTSとはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能の資格試験です。語学学習は成果に結びつくまで時間がかかるため、計画的な学習が必要になります。
3. 適正テスト
留学先にもよりますが、アメリカ、カナダの大学院の学術系分野を希望する場合、入学にGREという進学適性テストが必要です。
MBAを目指す場合はGMATという試験が必要になります。
また、ロースクールへの進学はLSATという適性テストが必要です。
これらの試験も難易度が高いため、長期間の事前準備が必要になります。
大学院留学に必要な費用
大学院留学に必要な費用は、当然ながら国や学校、専攻によっても異なります。
参考として一例をあげると、アメリカの場合1年間で約320万円、イギリスの場合1年間で約360万円です。これらの金額には、授業料と滞在費と食費を含んでいます。
大学院留学をエージェントに頼む理由
海外の大学院に留学する場合、慣れない手続きなどが多いことから、エージェントの力を借りることがおすすめです。ここでは、大学院留学をエージェントに頼む具体的な理由を3つご紹介します。
1. 大学院選び
大学院選びは、留学準備の中で最も難しい作業の1つです。「どの国にするか」「どこの大学にするか」「専攻はどうするか」など、自分の知識だけで選択肢を絞り込むのは困難です。
エージェントは多くの大学と提携しており、大学の状況や現地の最新情報など豊富なデータを持っています。希望する分野や求める環境を伝えれば、知識と経験に基づいて最適な留学先を提案してくれるでしょう。
2. 試験のサポート
海外の大学院に留学するためには、GREを始めとした試験に合格する必要があります。これらの試験は、大学院レベルの基礎学力、専門知識、語学力や、エッセイ(志望動機書)の提出も求められるため、個人での対策は困難です。
大学院留学に強いエージェントに依頼すれば、これらの試験対策にもサポートしてくれます。試験への合格率を高めるためにも、エージェントの活用は効果的な選択です。
3. 現地での相談
エージェントは、事前の準備や手続きだけではなく、現地への留学中にもサポート役となってくれます。異国の地での学校生活においては、自分だけでは解決が難しい問題に直面することもあるでしょう。
そんな時にエージェントの助けを借りることができれば、留学の安心度も向上します。充実した留学生活を送りたい人は、エージェントの利用を検討してみましょう。
海外の大学院留学に強いエージェント
海外の大学院へ留学する場合、数多くの事前手続きが必要になってきます。
そこで、事前準備の負担を少しでも減らすためにも、学校選びから入学手続きなど面倒なことや相談事なども任せられるエージェントを利用することをおすすめします。
数多くの留学エージェントが存在しますが、その中でも大学院留学でおすすめの留学エージェントを紹介します。
1. 留学情報館
留学情報館は2005年にロサンゼルスで生まれ、以来、留学国や種別は様々ですが、通算1万人以上の留学生をサポート実績があります。
特に大学院の合格ノウハウと実績、ネットワークがあなたの合格率を高めます。
留学準備講座や英語コーチングを通して、あなたの大学院合格率を高めるサポートもついています。
2. 留学ジャーナル
留学ジャーナルでは、50年にわたり、業界最大級の20万人以上の留学生から選ばれており実績のあるエージェントです。また、海外サポートスタッフ連携で24時間日本語サポートがついていて安心して留学に専念することができます。
3. beo
beoでは、海外大学・大学院の学位を取る「正規留学」サポートの豊富な実績をもっています。カウンセラーは全員、海外留学の経験者でそれぞれの国や教育制度に精通しています。高い専門性を生かして一人一人に合った留学プランを提案してくれます。
4. 大学院対策塾 アゴス・ジャパン
アゴス・ジャパンはMBA・LLM・大学院・大学留学を目指す人たちのためのテスト対策、出願対策の指導専門校です。
- 短期間で結果を出す独自のテスト攻略メソッド
- 入学審査官の視点に基づいた留学コンサルタントによる的確なアドバイス
- 個人では得られない情報の提供・活用
を通して、合格実績を支える“こだわり”を持った指導を行っています。合格実績としても、毎年トップスクールに多くの合格者を出しています。
まとめ
今回は、海外の大学院留学を目指す人のために、海外大学院留学のメリットや必要事項、おすすめの留学エージェントをご紹介しました。
海外大学院への留学は、大変な道ではありますが、自身の学びや成長のためにもとても貴重な経験となるでしょう。
本記事を通して、自分に合った留学エージェントを見つけてみてください。あなたの海外大学院留学が成功できるよう応援しております。