留学で必要な海外SIMカード|種類やおすすめ、注意点まで合わせて解説

今や生活において必需品となっているスマートフォンは、留学においても必須のアイテムです。そこで知っておかなくてはならないのは、留学の際に使用するSIMカードの種類と選び方です。

こちらの記事では、海外SIMカードの種類やおすすめSIMカード、留学で使用する際のSIMカードの注意点について紹介していきます。

目次

海外SIMカードとは

海外SIMカードとは、海外のモバイル回線で使用できるSIMカードです。海外SIMカードを使用することで、現地のモバイル回線を利用した通信を行えます。

留学でSIMカードが必要なタイミング

SIMカードは個人を識別するための情報機器ですが、留学中のSIMカードにおいてはそれが必要になるタイミングがあります。

まず、Wi-Fiスポットがない場所でスマートフォンによる通信が必要になったときです。留学先にもよりますが、Wi-Fiスポットがどこにでもあるとは限りません。たまたまWi-Fiスポットが少ないエリアに留学した際には、通信面で不自由な思いをする可能性もあるでしょう。

そのようなときにSIMカードがあれば、Wi-Fiスポットがなくてもスマートフォンからインターネットに接続するなどの通信を行えます。

また、キャリア回線を利用した電話の発着信をするときにもSIMカードが必要です。090や080から始まるキャリア回線を利用した電話の発着信がこれに該当します。

なお、LINEなどのアプリを使用すれば通話が可能ですが、相手がこのようなアプリを利用していない場合は、キャリア回線を利用しての通話しなければなりません。

また、国によってはSIMカードなしのスマートフォンからは緊急通報できない場合もあるため、SIMカードを用意しておくと安心でしょう。

留学先で使うSIMカードの種類

留学先で使うSIMカードは3種類に分類されます。それぞれの特徴について見ていきましょう。

1. データ通信専用SIM

データ通信専用SIMとは、インターネットの利用が可能な通信専用のSIMで、音声通話を行えるSIMよりも安価に利用できます。電話回線を利用した通話は行えませんが、LINEやSkypeなどのサービスを利用すれば音声通話が可能です。

2. 音声通話が可能SIM

音声通話SIMとは、携帯電話回線の利用で通話ができるSIMで、通話SIMと呼ばれることもあります。スマートフォンに音声SIMを装着することで、スマートフォンだけでなく、固定電話やIP電話(050番号)、公衆電話などとの通話が可能になります。

3. SMS機能が無制限で利用できるSIM

SMSとはショートメッセージを意味し、この機能が無制限で利用できるSIMを選んでおけば、相手への連絡手段を増やせます。ただし、SMS機能が無制限に利用できるSIMは、その他のSIMと比べて利用料金が高額になる可能性があります。

留学におすすめのSIMカード5選

海外でも利用可能なSIMカードは複数あるため、選ぶ段階で迷うことがあるかもしれません。そのようなときには、以下でご紹介する5種類のSIMカードがおすすめです。

1. ahamo(NTT docomo)

国際ローミングが可能なSIMカードです。国際ローミングとは、日本国内で利用している通信業者を海外でも利用できるシステムです。ahamoでは、面倒な追加申し込みなどの手続きをすることなく利用できるメリットがあります。

使用データ量は、国内と合わせて20GBとなっており、追加料金が発生することはありません。ただし、ahamoは利用できるエリアがやや狭いため、ahamoが留学先に対応しているかどうかをあらかじめ確認しておく必要があります。

2. Glocal eSIM

Glocal Esimとは、スマートフォンに内蔵されたSIMです。もともとスマートフォン内に埋め込まれていることから、別途SIMカードが必要な従来のSIMとは少々異なります。

また、Glocal Esimは申し込みから利用開始まで、すべてオンラインで手続きができ、面倒な設定なくすぐに使用できます。

ただし、他のSIMカードよりも利用料金が高めで、対応可能な国が少ないというデメリットもあります。とはいえ、Glocal Esimはプランが多いSIMカードであり、留学期間がすでに決まっている方にとっては、使い勝手が良いSIMカードといえます。

3. 楽天モバイル

国際ローミングが可能で、高速データ通信が毎月2GB迄無料で利用できるというメリットがあります。ただし、対応できる国やエリアが72となっているため、留学先によっては対応不可となる可能性があります。

とはいえ、楽天モバイルには料金プランがシンプルで安価に利用できる、楽天ポイントが溜まるというメリットがあり、国際ローミングを安価に利用したい方や、楽天ユーザーにはおすすめです。

4. TRAVeSIM

TRAVeSIMは、ASIAプランとGLOVALプランから選べるSIMで、140の国とエリアで利用できます。また、QRコードから簡単に申し込むことができ、国を移動しても継続して利用可能です。

さらに、日本語のサポートを受けられるため、不安なく利用できるでしょう。

5. ハナセル

ハナセルは米国の携帯電話サービスで、日本人向けに提供されていることから、日本国内においてもローミングでの利用が可能です。また、月額料金は約1,045円と他のSIMと比べて安いです。

契約手数料は無料、日本語でのサポートにも対応しているため、操作方法などに不安がある方でも使いやすいでしょう。

留学のSIMカードを選ぶ際の注意点

留学のSIMカードを選ぶ際には、以下の点に注意してください。

1. SIMフリー機種でも現地で使えるか確認する

SIMフリー機種は、キャリアを問わずSIMカードの利用が可能です。海外のSIMカードも利用できますが、念の為現地でも利用できるか確認するようにしましょう。

2. 日本で契約している通信プランを変更する

日本で契約している通信プランは、国際ローミングで利用できます。ただし、国際ローミングには「通話・SNSに対するローミング」と「データローミング」があります。それらは利用方法が異なるほか、料金にも差が生じるため、現在利用中のキャリアがどのサービスに対応しているのかを事前に確認することが大切です。

3. SIMカードのサイズを確認する

SIMカードを使用する際には、SIMカードのサイズを確認することも欠かせません。SIMカードには「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つのサイズがあり、サイズが合わないと使用不可となるからです。

現在では、nanoSIMが主流となっていますが、使用機種によっては標準SIMまたはmicroSIMの対応となっているため注意しましょう。

まとめ

海外SIMカードの種類やおすすめSIMカード、留学で使用する際のSIMカードの注意点についてご紹介してきました。

日本国内で過ごしているときはもちろんのこと、留学で海外を訪れた際でも、スマートフォンは必須のアイテムです。留学前にSIMカードについての知識を身に付け、ご自身に合う海外SIMカードを見つけることが大切です。

また、海外SIMカードを選ぶ際にはいくつかの注意点もありますので、こちらもあわせて確認しておきましょう。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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