フィリピン人が話す英語の特徴【訛っています】
日本から一番近い英語の留学先としても人気のフィリピン留学。
- フィリピン人の英語力ってどのくらいなの?
- フィリピン人の英語は訛っていないの?
- どうしてフィリピン人は英語を話せるの?
などと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
私自身もフィリピン留学に行くまで、フィリピン人の英語力がそこまで高いとは知りませんでした。
そこで今回は、フィリピン人の英語レベルや留学に最適な理由を、セブ島留学を専門に扱う留学エージェントのCEBRIDGEが解説していきます。
フィリピン留学に興味がある方や検討している方は、ぜひチェックしておきましょう!
フィリピン人の英語レベル
まずはフィリピン人の英語力について見ていきます。
ポイント
- 英語人口は世界3位
- 英語でビジネスは当たり前
- フィリピン訛りはある
それぞれ詳しく解説していきます。
フィリピン人の英語レベル:英語を話す人口は世界3位
フィリピンの英語人口(英語が話せる人の数)は1位のアメリカ、2位のインドに続く、第3位です。
2位のインドは人口自体は多いですが、英語が話せる人の割合は10%ほど。
それに比べ、フィリピン国内で英語を話せる人は90%以上にも及びます。
また、英語ネイティブであるアメリカやイギリス、オーストラリアは95%前後が英語を話せる人の割合になっているので、ほぼネイティブ国と同じぐらい英語が話せると思っていただいて問題ないでしょう。
フィリピン人の英語レベル:英語を使ったビジネスも盛ん
英語人口は多いけど、どのくらいの英語レベルなのかも気になりますよね。
10年ほど前までは、英語のコールセンターのアウトソーシング(BPO)はインドがメインでした。
しかし、2000年代後半からはフィリピンの質の高い英語と安定的な人口増加により、BPOの産業拠点として注目されてきています。
米調査会社のTHOLONS(ソロンズ)によるBPO産業拠点ランキングでは、一部の都市(マニラやセブ)だけでなく、上位100位の中にフィリピンから7都市がランクインするほど。
また、観光業が盛んなこともあり、外国人を相手に英語でビジネスをするのが当たり前になっています。
フィリピン人の英語レベル:フィリピン訛りはあるの?
もちろんフィリピン人が話す英語には訛りがあります。
ただ、先に述べたように英語でのビジネスが当たり前になっていて、かつアメリカなどの欧米国のコールセンターのアウトソーシングが行われています。
そのため、フィリピン人の英語は世界で通用する英語といえ、ビジネスをする際にも弊害はほとんどないと言えるでしょう。
また、語学学校で英語を教えているフィリピン人は、大学やカレッジで英語教育を学んでいます。
フィリピン留学の特徴でもある発音矯正が学べるのも、しっかりと英語教育に関して学んできたからといえます。
フィリピンの公用語は2つある
フィリピンは7,000以上の島から成り立っている多島国です。
使われている言語は島やエリアによって異なり、170の言語が存在します。
日本のように地方によって方言があるのではなく、全く異なる言語がそれぞれ発達しています。
そんなフィリピンでの公用語は「タガログ語」「英語」。
多くのフィリピン人は、タガログ語・英語・住んでいる地域の言語と3つの言語を習得しています。
フィリピン人同士でも、どちらかがタガログ語が苦手な場合、英語で会話しているということも多々あります。
フィリピン人はなぜ英語を話せるのか
ではなぜフィリピン人は英語が話せるのか。
その理由は2つあります。
- 歴史的な背景
- 幼いころから英語に触れている
それぞれの理由を解説していきます。
フィリピン人が英語を話せる理由①:歴史的な背景
フィリピンは昔、スペイン・アメリカ・日本と3つの国の植民地となっていました。
スペインの植民地時代は300年ほど続き、その後アメリカの植民地となりました。
アメリカはフィリピンの自主統治を認め、1899年に独立を果たしましたが、その背景にはアメリカがスペインに2,000万ドルもの大金を支払い、フィリピンの統治権を買い取ったといわれています。
このことがきっかけに起こったともいえる米比戦争で敗れたフィリピンは再びアメリカの植民地に。
この頃に英語教師がフィリピンに1,000人程派遣され、小学校の教師として、英語による全教科の教育を始めます。
すると、フィリピン人の教育水準は徐々に向上していきました。
その後は第二次世界対戦が勃発し、フィリピンは一時日本の植民地となりますが、日本が敗北し、フィリピンはやっと独立を果たします。
このような歴史的背景があり、フィリピンでは英語が一般的に使われているのです。
今でも英語が話せると、国外への出稼ぎや国内で良い職に就くことができるため、積極的に英語を学ぶフィリピン人がたくさんいます。
フィリピン人が英語を話せる理由②:幼いころから英語に触れている
歴史的な背景で解説したように、フィリピンでは小学校以上の授業を全て英語で行っています。
また、家庭によっては家で英語を話すところもあります。
家庭や学校以外でも、外に出ると標識やお店の看板はほとんどが英語、テレビや映画も英語で放映されていることが多いです。
- 学校の授業
- 家での会話
- お店の看板や標識
- テレビや映画
などと、普段の生活で英語に触れる機会はたくさん。
そのため、英語への抵抗がなく、耳も英語慣れしているので、幼いころから英語を身に付けることができているのです。
英語の留学先としてはどうなのか?
ではそんなフィリピンは英語の留学先として本当に良いのか、どんな人に向いているのかを見ていきましょう。
ポイント
- 初心者に最適
- 発音を学べる
- 英語中上級レベルの方には物足りない
英語の留学先としては?:初心者に最適
フィリピン人の使う英語はネイティブに比べて易しく、話すスピードもゆっくりです。
それに加えて、フィリピン人のフレンドリーな性格が、日本人のシャイな性格とマッチしています。
シャイな日本人の心を上手に開き、易しい英語で丁寧にレッスンを行ってくれます。
はじめての留学や、英語力に自信のない方は、フィリピン留学がおすすめです。
英語の留学先としては?:発音を学べる
フィリピン留学の特徴である発音矯正。
※欧米留学ではなかなか無いレッスンです。
レッスンの中には、「L」と「R」の違いや、「TH」「F」「V」の発音など、日本人が苦手とする発音を教えてくれるレッスンがあります。
これらの発音を意識して話すだけで、英語が相手に伝わりやすくなるので、きちんとした発音を身に付けたい方にもフィリピン留学はおすすめ。
英語の留学先としては?:英語中上級レベルの方には物足りない
英語初心者レベルの方にはおすすめのフィリピン留学ですが、中上級者レベルの方には物足りないと感じることが多いです。
先にお伝えしたように、「易しい英語」「ゆっくりと話してくれる」の2点は初心者の方にはありがたいですが、既に英語の基礎を身に付けている中級以上の方の場合、次のステップに移る必要があります。
具体的には、欧米への留学や専門的な知識を英語で学べるカレッジ留学などです。
中級以上の方がフィリピンに留学をしても、英語力は現状維持で、向上させることは難しいでしょう。
ただ、もう一度英語の基礎を学び直したい中級レベルの方にはおすすめできます。
実際にフィリピン人が話す英語ってどんな感じ?
実際にフィリピン人が英語を話している様子は、こちらの動画から確認していただけます。
まとめ:フィリピン人の英語は世界で通用するレベル
フィリピン人の英語レベルや、英語が話せる理由、留学先としてはどうなのかを解説してきましたので最後におさらいです。
歴史的な背景や幼いころから英語に触れていることから、フィリピン人にとって英語は抵抗なく日常的に使える言語となっています。
世界でビジネスをするにも弊害が無いほどの英語力を持っているので、英語の留学先としてもおすすめできます。
- 英語初心者レベルの方
- 英語を学び直したい中級レベルの方
- 発音をしっかり学びたい方
といった方にはフィリピン留学はおすすめです。
フィリピン留学についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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