留学生を受け入れている国は多いため、留学先の国を選ぶ段階で迷うことがあります。国によって文化や生活様式が異なるため、それぞれの国についての理解を深めた上で留学先の国を選ぶことが大切ですです。
今回の記事では、留学先の国の選び方と、留学におすすめの国7選を紹介します。
自分に合った国の選び方
留学先の国について調べていると、どこの国も魅力的に思えてなかなかひとつの国に絞り切れないことがあるでしょう。ここでは、留学する国の選び方を紹介するので参考にしてみてください。
留学の目的で選ぶ
留学の目的で選びましょう。留学の目的で最も多いのは、英語力の上達です。TOEICでハイスコアを得ることを目的として留学する人も大勢います。一方で、人脈づくりや異文化交流を目的として留学する人もいるでしょう。
このように、留学の目的は人それぞれです。まずは目的に焦点を合わせ、適した国を選んでみると良いでしょう。
なお、スパルタ教育やセミスパルタ教育など、短期間で英語習得を目指せる学校が多い国もあります。短期間で英語上達を狙いたいなら、そのような国を選ぶという方法もおすすめです。
国の文化や環境で選ぶ
留学するに国によって文化や環境がさまざまです。日本の文化や環境に似ている国もあれば、まったく異なる国もあります。
たとえば、アメリカは個を重んじる国であり、自分を積極的に表現することが求められます。そのため、あまり自分を表現するのが苦手な方は、精神的にきついと感じてしまうかもしれません。他にも食生活や生活習慣にも違いがあり、人によっては大きな影響を与えることがあるでしょう。
留学生の性格によって合う合わないがあるため、しっかり国の文化や環境を把握しておく必要があります。
留学費用で選ぶ
留学するにあたっては、学費だけではなく渡航費用がかかります。また、現地で過ごす際の宿泊費用や生活費用も必要になりますが、それぞれの国によって渡航費用や宿泊費用、生活費がまったく異なるのです。
さらに、リゾート地などでは、シーズンによってかかる費用が急に跳ね上がることもあります。留学にかかるすべての費用を考慮した上で、予算に合った国を選ぶと良いでしょう。
観光スポットや娯楽で選ぶ
観光スポットや娯楽で選ぶのも一つのポイントです。留学中はメリハリをつけて過ごすことが大切です。近くにリゾート地や観光スポット、娯楽施設があれば、勉強の息抜きになるでしょう。
ただし、観光メインになってしまわないように注意する必要があります。観光メインで本来の留学目的を忘れてしまっては本末転倒です。また、観光スポットや娯楽施設が多い国では、これらを理由する際の費用が別途かかりますので、この点についてはあらかじめ予算に入れておいてくださいね。
留学エージェントに相談して決める
留学先の国をどうしても自分で決められないのなら、留学エージェントに相談して決めるという方法がおすすめです。
留学エージェントでは、予算や留学期間、留学の目的などを元にアドバイスを行っています。留学先が決められないときの心強い味方になってくれます。なお、多くの留学エージェントでは無料カウンセリングを受け付けていますので、迷ったら相談をしてみると良いでしょう。
留学におすすめの国7選
留学先としておすすめできる国はたくさんありますが、その中でも特におすすめできるのは、以下で紹介する国です。それでは、留学におすすめの国7選について紹介しましょう。
1. フィリピン
フィリピンは、マニラなどの都市部とセブ島などのリゾート地が混在するエリアです。
日本からの距離が近いことで、渡航費用を抑えられます。フィリピンは親日的な人が多いため、現地の人たちとのコミュニケーションを取りやすいです。
また、フィリピンの学校はどのエリアでもマンツーマンレッスンに対応した学校が多いという特徴があります。スパルタやセミスパルタなどのコースが用意されているため、短期間での英語上達を狙いたい方にもおすすめです。
2. オーストラリア
温暖な気候で治安が良い国といえば、オーストラリアを外すことはできません。オーストリリア留学では、ホームステイや語学学校、ワーキングホリデー、インターシップなど、あらゆる形式で留学を選ぶことが可能です。そのため、ご自身の希望に合う留学形式を選びやすいという特徴があります。
また、オーストラリアは多民族国家であり留学生の受け入れに慣れているのが特徴です。親日的な人が多く、日本人留学生にとっては快適に過ごしやすい国だといえるでしょう。
ただし、オーストラリアへの渡航費用や学校の授業料はやや高い傾向にあります。メリット・デメリットを理解した上で留学を検討する必要があるでしょう。
3. マルタ
マルタは、ヨーロッパとしては渡航費用や学費が比較的安価であるため、留学しやすいというメリットもあります。
マルタは日本人留学生が少なく、ヨーロッパ系の留学生が多い国です。そのため、ヨーロッパ系の学生と交流する機会に恵まれることが多く、短期間で英語を習得できる可能性が高いというメリットがあります。
また、マルタは地中海を臨む美しいロケーションが特徴的な国です。観光要素を取り入れた留学をお望みの人には特におすすめできるでしょう。
4. アメリカ
アメリカは英語を母国語としているため、ネイティブとの交流を希望する人にはイチオシの国です。多国籍の人たちと交流しやすい国であり、、世界中の文化に触れやすいというメリットもあります。
アメリカは世界水準で学力が高い大学が多いのが特徴です。誰でも簡単に入学出来るわけではありませんが、トップレベルの教育を受けられます。大学留学にはもってこいの国といえるでしょう。
ただし、アメリカの教育水準は高く授業はスパルタ寄りですので、英語初心者にはあまりおすすめできません。留学費用は全般的に高めです。
5. カナダ
広大な面積を誇るカナダは、自然豊かで伸び伸びと留学できる国のひとつです。日本では、ナイアガラの滝やカナディアンロッキーなどがよく知られていますね。
また、カナダは多国籍の国としても知られており、異文化を受け入れやすく、多少の文化の違いに寛容という特徴もあります。ただし、日本からの距離が遠いため渡航費用が高額、国全体の物価もやや高めです。
6. アイルランド
アイルランドは、比較的治安がいい国として知られています。自然も豊かであり、のびのびとした環境で過ごせます。さらに、国全体の物価も安いため、日本人留学生にとっては過ごしやすい国だといえるでしょう。
また、アイルランドは、日本から遠く離れた国であるため、日本人留学生が少なく英語に触れる機会が多いという特徴があります。
日本語がほぼ通じないアイルランドでは、何が何でも英語でコミュニケーションを取らなくてはなりません。そのため、短期間での英語上達を見込めます。
7. フランス
英語だけでなくフランス語も学ぶであればフランス留学がおすすめです。
ヨーロッパと聞くと物価が高いというイメージがありますが、フランスの物価は思いのほか低く、生活しやすいというメリットがあるのです。また、学校の授業料も全般的に安いため、留学しやすい国だと考えておいて間違いないでしょう。
ただし、フランスは置き引き被害などの軽犯罪が多い国でもありますので、この点については注意が必要でしょう。
まとめ
今回は、留学国の選び方や、留学におすすめの国7選について紹介してきました。
留学をしようと思い立って留学先の国を調べていると、国選びの段階で迷ってしまうこともあるでしょう。
まずは留学の目的に焦点を絞って国選びをしてみてください。それぞれの文化や環境など基準にしながら、あなたの留学に適した国を選びましょう。また、留学するからにはまとまった費用が必要になりますので、費用も考慮した上で留学先の国を選ぶことも大切です。
どうしても留学先が決められないときには、自分で留学先を決めるのではなく、留学エージェントに相談して決めるという方法もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。