大学生が留学するメリット・デメリット|時期やかかる費用について解説

大学生といえば長い休みがありますよね。その長期休みや、ある程度時間に融通が効く大学生のうちに留学を検討する人も多いのではないでしょうか?

今回はそんな人に向けて大学生が留学するメリットやデメリット、時期やかかる費用についてご紹介していきます。

目次

大学生向けの留学スタイル5選

留学といっても、どこまでの英語力を身に付けたいか、何を目的に留学に行くのかも様々です。様々な理由がある中で、大学生向けの留学スタイルを5つご紹介します。

1. 語学留学(短期・長期)

大学在学中のうちにできる語学留学には、短期留学と長期留学があります。一番気軽に挑戦できるのが短期留学です。

短期留学では、異文化交流・コミュニケーション、語学力を高めるコースのほか、海外でのアクティビティ体験ができるプランなどがあります。短期留学は、1週間から1か月のものがあります。大学生の場合春休みは60日程度、夏休みは40日ほどあるため休みの期間中に留学することが可能です。まずは、お試しで短期留学を経験するのもいいかもしれません。

長期留学は、休学し本格的に語学向上などに向けて留学する方法です。英語を身につける期間としてちょうどいいと言われている6か月〜1年の期間を使って留学をするのが一般的です。社会人になってからではなかなか仕事を長期間休むことも難しいので、大学生のうちに行くことをおすすめします。長期留学では短期留学に比べると、英語にかかわる期間が長くなるため、語学力が向上しやすくなるでしょう。

2. ビジネス留学

ビジネス留学とは、ビジネスに関する授業を受けたり、実際にビジネスの現場で働いたりする留学プログラムです。これから社会人になるという大学生の中で他の学生との差別化をはかって就活を有利に進めたいという人に人気を集めています。

ビジネススクールで経営学を学ぶMBA留学から、専門学校で実践的なスキルを磨く専門留学や海外企業で仕事をするインターンなど、様々なタイプがあります。

3. 認定留学

短期的な留学ではなく、ある程度の期間を使ってしっかり留学したいと考える場合には、認定留学をする手段もあります。認定留学とは、海外の大学に留学してその取得単位を日本の大学の卒業単位として認定してもらえる留学のことです。留学をしていても単位が取れていて認定されれば4年で大学を卒業することができます。

ただし、留学先となる学校は在籍している大学と提携しているところや、姉妹校になるので自由に選ぶことはできません。

4. ワーキングホリデー

留学期間中に様々な経験をしたい、少しでも留学費用を抑えたいという方にはワーキングホリデーがおすすめです。ワーキングホリデーに必要なワーキングホリデービザは、18歳から取得可能です。ワーキングホリデービザを利用することで、協定を結ぶ国に長期間滞在することができるようになります。基本は1年ですが、セカンドビザを利用することにより国によって最長2年の滞在が可能になります。

働きながら留学をすることができるので、語学学校へ行った後にアルバイトをして滞在費を現地で稼ぎながら海外生活ができます。

5. インターンシップ留学

インターンシップ留学も大学生向けの留学スタイルになります。就職活動前に海外企業でインターンシップ制度を利用することは自信や能力の向上に繫がるでしょう。

日本のインターンシップ制度は1日から1週間などの短い期間で設定されることも少なくないですが、海外のインターンシップは多くの場合、長期的に行うプログラムがほとんどで3か月以上の期間であることが一般的です。

インターンシップに参加することで、一般英語だけでなくビジネス英語を学ぶこともできます。将来的に海外で働きたい方におすすめです。また、英語だけでなく海外での働き方を身をもって学ぶことができます。インターンシップでは働いているので報酬が出ることもメリットです。実践的な場で英語を学びながら留学中の生活資金を作ることも可能です。

大学生が留学する3つのメリット

大学生のうちに留学をする3つのメリットについてご紹介します。

1. 語学力を向上させることができる

日本にいる間に語学力を向上させることももちろん可能だとは思いますが、留学に行くことにより語学力を向上させるスピードも内容もより実践的なものになります。

日本では英語を使える環境が限られていますが、海外に行ってしまえば英語でなければ通じないことがほとんどです。英語を使わなければいけない環境に行くことで緊張感を持って英語を学びますし、実際に使える英語を身に付けることができます。

2. 多様な価値観や文化を知ることができる

留学先では、外国なのでもちろん日本とは違う環境で過ごすことになります。また留学する学校では日本人だけでなく他の国の生徒とも共に過ごします。価値観も生活環境も全く違う人たちと関わることになるのです。日本人とは違う考え方、文化などを身をもって知ることができます。

旅行などの短い期間で気が付く文化の違いとは別に、その国にしばらくの間住むことにより感じる事のできる文化にも出会えます。

3. 将来の選択肢が広がる

留学をして語学力を身に付けることができれば就職先として海外という選択肢も増えます。日本国内の就職先であっても海外と関わる仕事でもいいかもしれません。国内だけの選択肢から海外も含めた就職活動も夢ではありません。

また、留学期間中に他の国の人との意見交換や積極的にコミュニケーションが取れたのであれば、それもまた就職には自信に繫がるのではないでしょうか。最近では、企業が選考で重視するポイントの上位であるコミュニケーション能力。異国の地で、友人ができたりコミュニケーションを取ることができるようになれば、就職活動での大きな強みとなります。

大学生が留学する3つのデメリット

大学生のうちに留学をすることはメリットが多いですが、デメリットもあります。3つのデメリットについて説明します。

1. 卒業が遅れる可能性がある

短期留学の場合であれば休み期間中に行けたり、認定留学の場合は留学先で単位を取ることができるので卒業が遅れる心配はあまりないです。しかし、長期留学を選択した場合は、半年や一年という期間休学する必要があるので、場合によっては卒業が遅れる可能性があります。

2. 留学しただけで就活に有利になるとは限らない

大学での交換留学があったり、大学側がフォローをして短期留学に行ける機会などがあるので、最近では短期留学に行っている人が珍しくありません。そのため、留学に行ったということだけでは他の人との差別化ができません。

行った留学先で何をしたのか、何を得てきたのかということが大事になってきます。留学前にしっかり考えて就活に有利になる留学を目指しましょう。

3. 費用がかかる

留学には、ある程度の費用がかかります。航空券や留学先での授業料、衣食住の生活費がかかってきます。一番費用を抑えられるフィリピン留学でも半年間で学費と寮費だけでも90万円ほどはかかります。

大学生の留学でかかる費用

留学でかかる費用は、

  • 生活費
  • 授業料
  • 渡航費

などがあります。

1ヶ月の短期留学の場合、例えばアメリカだと30〜50万円、カナダで20〜60万円ほどです。1年間の長期留学になると、アメリカで250〜500万円、カナダで180〜300万円ほどがかかります。

単位の取れる認定留学では、アメリカのとある学校では約330万円(9か月の学校費用と、最初の3か月間ホームステイをした場合)、カナダでは約400万円(1年間の授業料)がかかります。

費用を抑える方法

決して安くはない費用がかかる留学ですが、そんな留学を支援してくれる制度が日本にはあります。それは「トビタテ!留学JAPAN」という制度です。この制度は文部科学省が、意欲と能力のある全ての日本の若者が、海外留学に一歩踏み出せることを目的として開始したキャンペーンです。

留学を希望する若者にむけた留学奨学金制度ですので留学を検討される方はぜひ調べてみてください。

大学生の留学におすすめの国

大学生の留学におすすめの国としては、ずばりフィリピンのセブ留学です。その理由は、日本からも直行便で7時間くらいで行けてしまう距離にあるということと、授業は基本的にマンツーマンレッスンなので充実度が違います。

また、費用も1ヶ月間の滞在であれば約20万円(学費・寮費・渡航代)ほど、1年間で約160万円(学費・寮費・渡航代)ほどです。他の国と比べると大分費用が抑えられます。

まとめ

社会人になってからだと1ヶ月以上の休みは取りにくいため、休み期間が長い大学生の間に留学に行けることは大学生のメリットだと思います。

また、大学生という若い間に留学によって様々な経験ができることは自己成長にもつながりとても素晴らしいことです。留学になかなか思い切りが付かないという人も、費用的にも期間的にも他の国よりお手軽に行けるフィリピン留学でお試し留学するのもいいのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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