英語のライティング力を上達させるコツ|習得するメリットやおすすめ学習方法も紹介

英語のライティング力を上達させることは、ビジネスや学業での成功に欠かせないスキルです。しかし、初心者にとっては何から始めればいいのかわからないかもしれません。本記事では、英語のライティング力を上達させるコツや習得するメリット、おすすめの学習方法を紹介します。

目次

英語のライティングスキルを習得する3つのメリット

ここでは、英語のライティングスキルを習得する3つのメリットを紹介します。

1. ビジネスに役立つ

メールやチャットにて英語の文章を発信する機会が多くなりました。ライティングはビジネスにおいて必須のスキルと言っても過言ではありません。日本語であればすぐに返信していたのに、英語になると時間がかかってしまったという経験もあるのではないでしょうか?

英語のライティングスキルを習得しておくことで、海外からメールが来たときも慌てることなく対応することができ、ビジネスを円滑に進めることができます。

2. 試験対策になる

英語のライティングスキルを習得しておくことで、試験対策になります。例えば、英検やTOEFL、IELTSなどの試験にはライティングセクションが含まれており、テーマに沿った文章を書くことが求められます。

急に文章を書くとなるとなかなかハードルが高いライティングですが、普段から学習しておけば、自信を持って試験に臨むことができるでしょう。

3. 英語でコミュニケーションを取れる

英語でのコミュニケーションを取れるのもライティングスキルを習得するメリットの一つです。SNSなどで海外の人と繋がり、情報交換したりするなど、世界中の人とのコミュニケーションの輪を広げていけます。

また、ライティングを習得することで頭の中で英語の文を組み立てられるようになるため、スピーキングの向上にも役立ちます。

英語のライティング力を上達させる6つのコツ

ここでは、英語のライティングスキルを上達させる6つのコツを紹介します。

1. 目的や書きたいジャンル・テーマを明確にする

英語のライティング力を上達させるためには、書きたいジャンルやテーマ、そして書く目的を明確にすることが非常に重要です。

2. フィードバックを受ける機会を作る

効率的にライティングを習得するためには、フィードバックを受ける機会を作ることが大切です。第三者からのアドバイスや意見を聞くことで、自分では気づかなかったミスや改善点を発見することができます。

学生であれば、先生や教授にお願いしてみましょう。社会人の場合でもオンライン英会話やライティング添削サービスなど活用することで、フィードバックを受けることが可能です。

3. ライティングの習慣を作る

ライティングスキルを伸ばすためには、継続的な学習が必要不可欠です。日記やSNSなどライティングの習慣を作り、定期的にライティングしていきましょう。

4. テンプレートを作る

テンプレートを作っておくこともおすすめです。テンプレートを活用することで相手に分かりやすく情報を伝えることができます。また、テンプレートでは中身の内容を変えるだけで自由に使い回すことができるのもメリットです。

テンプレートには様々な種類がありますが、今回はPREP法という型を使ったテンプレートを紹介します。PREP法は、「Point」(結論)、「Reason」(理由)、「Example」(事例)、「Point」(結論)の頭文字を取ったものです。文書やプレゼンテーションなど様々なビジネスシーンでよく使われます。

  • Point(主張・結論):I think that〜(私は〜だと思う)
  • Reason(理由):First of all〜(まず初めに〜)、Also(また〜)
  • Example(具体例・補足):For example〜(例えば〜)
  • Point(再主張):For these reasons, I believe that〜(このような理由から、私は〜だと思う)

上記以外にも、様々なテンプレートがあります。目的やシーンに応じて使い分けるようにしましょう。

5. 1文の情報量を徐々に増やしていく

精度の高い文書を作るためにも、1文ごとの情報量を増やしていくことが大切です。例えば、以下のようなシンプルな文を書いたとします。

「I went to the store.(私はその店に行った。)」

この文に情報を加えることで、以下のような文になります。

「I went to the store to buy some groceries for tonight’s dinner.(私は今夜の夕食用の食品を買うためにその店に行った。)」

このように、不定詞や形容詞、副詞、関係代名詞などを使うことで、伝えたい情報をより具体的にすることができます。いきなり長い文章を書くのは難しいかとも思います。まずは短い文から始め、慣れてきたら文章を増やしましょう。

6. 似た内容を書く際は違う表現を考えてみる

似たような内容を書く際は違う表現を考えてみましょう。同じような内容でも様々な表現方法があります。例えば、自分の意見を主張する際、「I think that〜」がよく使われますが、「I believe〜」や「I suppose〜」といった表現に言い換えることが可能です。

違う表現を考えておくことで、同じ内容でも文章にメリハリを与えることができます。よく使う表現がある場合、他に別の表現や言い回しがないかチェックしておきましょう。

英語ライティングの学習手法5選

英語ライティングを向上させるためには、ライティングの機会を増やすことが重要です。ここでは、英語ライティングの学習方法を5つピックアップして紹介していきます。一度にすべての学習手法を試すのではなく、自分が続けられそうなものから少しずつ始めていきましょう。

1. 英語日記

英語ライティング学習手法1つ目が「英語日記」です。英語日記では、その日の出来事や考えを英語で書き留めます。英語日記を続けることで、英語の語彙や表現に触れる機会が多くなるため、ライティングで使える表現を増やせます。

また、自分のペースで進められるのもおすすめのポイントです。書く頻度や文章量を自分で決められるため、無理なくライティングを続けることができます。

2. SNS活用

今やコミュニケーションツールとして当たり前となったSNSも、ライティング学習に活用することが可能です。InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSで英語でつぶやいたり、コメントしたりすることで、日常的に英語を使う機会を増やすことができます。

また、英語のネイティブスピーカーや英語学習者との交流もできるのも嬉しいメリットです。より自然な英語表現を身につけられます。

3. リプロダクション

リプロダクションでは、英語の音声を一通り聞いた後、スクリプトを見ずに文章を書き起こすトレーニング方法です。自分の記憶を頼りに、自分の知っている単語や文法で補いながら英文を作っていきます。リプロダクションを行うことで、自分が伝えたい文章を素早く構築する能力が向上します。

4. 復文

復文も、ライティングスキルの向上におすすめの学習手法です。復文では以下の過程を踏みます。

  1. 英文を日本語訳する
  2. その日本語訳の文を元の英文を見ずに英文を復元する
  3. 元の英文と比較して答え合わせをする

自分で英語の文章を作成する力を養うトレーニングとして効果的で、ライティングスキルの向上に大きく貢献してくれます。紙とペンがあれば気軽にできるのでぜひ挑戦してみてくださいね。

5. プロセスライティング

プロセスライティングは文章の添削と修正を繰り返すことで、ライティング力を高める学習手法です。プロセスライティングでは、添削してもらえる指導者が必要です。具体的な流れとしては、以下のとおりです。

  1. 生徒のライティング
  2. 先生の添削
  3. 生徒のライティング修正
  4. 先生の再添削
  5. 完成

2〜4のステップを繰り返すことがあります。指導者側は答えや改善策を明示せず、修正が必要な部分を記号を用いて指示します。プロセスライティングを行うことで、自分の力で考え、文章を組み立てる論理的思考力が養われます。英語のライティング指導が可能な人がいる場合はプロセスライティングがおすすめです。

まとめ

今回の記事では、英語のライティング力を習得するメリット、上達するコツ、おすすめの学習方法を紹介しました。英語のライティング力を上達させるコツは、以下の通りです。

  1. 目的や書きたいジャンル・テーマを明確にする
  2. フィードバックを受ける機会を作る
  3.  ライティングの習慣を作る
  4. テンプレートを作る
  5. 1文の情報量を徐々に増やしていく
  6. 似た内容を書く際は違う表現を考えてみる

英語ライティングの学習手法は以下の5つです。

  • 英語日記
  • SNS活用
  • リプロダクション
  • 復文
  • プロセスライティング

当記事を参考に、英語のライティング力を上達させ、ビジネスや試験などで活かせるスキルを身につけましょう。

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この記事を書いた人

株式会社CEBRIDGE代表取締役。
セブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、学校職員、人材紹介会社と海外での就労経験を積む。
豊富な現地の知識を生かし無料セブ島留学エージェント会社を立ち上げる。
今までにフィリピン留学の魅力を知人に伝えながら豊富な紹介経験を持つ。
実際の経験から、留学生に近い立場でのカウンセリングが得意。

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