フィリピン人の9つの国民性|知っておきたい特徴や性格を紹介

フィリピンは、マニラなどの都市部のほか、セブ島をはじめとするリゾートエリアもあり、留学先や旅行先として高い人気を集めています。

しかし、その国民性についてご存じの方は少ないのではないでしょうか。

こちらの記事では、フィリピン人の国民性9つについて紹介していきますので、留学や旅行の際にはぜひ、参考にしてください。

目次

フィリピン人の9つの国民性(特徴・性格など)

アジア諸国の中でも、フライト時間が短いことから人気の留学先や旅行先となっているフィリピン。

フィリピンはリゾート地があることでよく知られていますが、その国民性についてはあまり知られていません。それでは早速、フィリピン人の9つの国民性について紹介していきましょう。

1. 陽気でフレンドリー

温暖な気候のエリアを居住地としている人の多くは、陽気でフレンドリーな性格だといわれており、まさにフィリピン人がこれに該当します。

また、フィリピン人の多くは初対面の人とも抵抗なくコミュニケーションをとることができ、すぐに環境に溶け込めるという特徴もあります。

そしてフィリピン人には親日的な人が多く、留学生や観光客が日本人だとわかるとすぐに話しかけてきてくれることもあります。

2. 時間を守らない

世界的に見ても日本人は勤勉で、時間をしっかり守るという特徴があります。その裏には、「日本人は計画を立てることが得意」という理由が存在しています。

一方フィリピン人はといえば、計画を立てること自体があまり得意でない人が多く、「時間を守る」という概念も日本人より薄いという特徴があるのです。そのため、待ち合わせなどに遅れてくることも珍しくありません。

また、乗り合いバスのジープニーにしても、そもそも時刻表がなく、あったとしてもその時間通りにバスが到着することはほとんどありません。

このように、フィリピン人と日本人とでは時間の概念がかなり異なりますので、この点については知識として頭に入れておく必要があるでしょう。

3. 家族を大切にする

フィリピンには、常に家族同士で助け合うという文化が根付いており、家族の大切なイベントはもちろんのこと、病気や怪我などの不測の事態が起こった際には、仕事よりも家族を優先します。

日本では、子供が病気になった際などに会社を欠勤すると迷惑がられてしまうことがありますが、フィリピンにおいてはそのようなことはあり得ないのです。

また、フィリピンでは家族間の陰口や悪口はご法度となっていますので、旅行や留学などで訪れた際には、親しくなったフィリピン人の家族に対する悪口や陰口を言わないよう、注意してくださいね。

4. 働き者

フィリピン人というと、何となくのんびりとしていて、あまり仕事熱心ではないような印象がないでしょうか。しかしその認識は間違いで、フィリピン人の多くは働き者で真面目です。

その理由のひとつとして挙げられるのは、フィリピン人は大勢の子供がいる家庭が多く、働かなければ家族を養っていけなくなるからです。上記でも紹介しましたが、フィリピンには家族を第一に考える文化が深く根付いているため、家族のために身を粉にして働くことが当然と考える人が多いといわれています。

日本人も世界的に見て働きすぎだといわれていますが、実は、フィリピン人も日本人に負けないくらい、働き者が多いのです。

5. おもてなし精神が溢れている

日本人のおもてなし精神は、世界中でもトップレベルだといわれていますが、実はフィリピン人も日本人に負けないくらい高いおもてなし精神に溢れています。

このようなフィリピン人のおもてなし精神は「フィリピーノ・ホスピタリティ」と呼ばれ、この精神は、誰とでも平和的に仲良く過ごしたいと考えるフィリピン人の国民性なのです。

6. お金が好き

人にもよりますが、フィリピン人の多くはその日を楽しめればそれで良いと考えているようで、そのために必要なお金を稼ぐことも好きだといわれています。

また、フィリピンには家族同士や親族同士で助け合うという考え方があるため、誰かがお金に困ったら援助するのが当たり前だと考える人がほとんどです。つまり、その分のお金が必要になるということで、これもまた、フィリピン人にお金好きが多いといわれる理由のひとつでしょう。

7. 噂・ゴシップが好き

フィリピン人は他人の噂話がとても好きで、自分の周囲にいる誰かの噂話で盛り上がることがよくあるようです。しかし、噂話が高じて、ご近所トラブルになってしまうケースもあるのだそうです。

良い噂話ならまだしも、悪い噂話はトラブルの元になりますので、フィリピンを訪れたら、できる限りフィリピン人同士の噂話には首を突っ込まないほうが良いでしょう。

8. プライドが高い

フィリピン人はプライドが高いという話、見聞きしたことがある方は多いのではないでしょうか。実は、それは本当の話で、その理由はフィリピンに根付いている助け合いの精神にあるといわれているのです。

たとえば、お腹が空いたら親や親戚が食べ物を差し出してくれる、散らかしたごみは家族の誰かが片付けてくれるというように、子供の頃から誰かに依存する癖がついている方もいます。そして、そこから生まれてくるのが「自分は特別」という考え方で、その考え方が身に染みてしまうことで、プライドが高くなるといわれているのです。

つまり、子供の頃からの環境のせいで、プライドが高くなったり、プライドが高く見える行動をとってしまったりするということですね。

9. 国民の大半がカトリック

フィリピンの国民の大半はカトリック教徒ですが、それは、フィリピンの国教がキリスト教だからです。また、キリスト教は正教会、カトリック、プロテスタントに大別されていますが、フィリピン人の約90%はカトリック教徒だといわれています。

ここで注意していただきたいのは、カトリックでは人工中絶や離婚が禁止されており、そのような話題を嫌うという点です。人工中絶や離婚についての話題は、そう頻繁に出るものではありません。

しかし、ふとした瞬間にそのようなタブーに触れる話が口から飛び出してしまったら、フィリピン人を怒らせたり嫌われたりする原因になることは、ほぼ間違いないでしょう。そうならないためには、カトリックを理解し、尊敬の念を持って相手に接することが大切です。

他国がフィリピン人の国民性に影響を与えている?

フィリピンには、「スペイン統治以前」「スペイン統治時代」「アメリカ統治時代」「独立以降」という歴史があるため、スペインやアメリカの影響を強く受けています。

たとえば、フィリピンの公用語には英語がありますが、これはアメリカ統治時代に入ってきた英語が、そのまま公用語として定着したからです。また、フィリピン人にカトリック教徒が多いのも、アメリカが影響したと考えられています。

まとめ

今回は、フィリピン人の9つの国民性について紹介してきました。

日本人は時間に厳しく、フィリピン人は時間をあまり気にしないといった両国の違いはありますが、実は、日本人とフィリピン人には、働き者が多いという共通点もあるのです。

また、フィリピン人は親日的な人が多く、日本人の留学生や観光客に対するおもてなしの精神に溢れているため、すぐに現地の人たちと仲良くなれるでしょう。ただし、ほとんどのフィリピン人はカトリック教徒で、接する際にはタブーとされる事柄もありますので、この点には細心の注意を払わなくてはなりません。

留学や観光目的でフィリピンを訪れるなら、フィリピン人の国民性を理解しておくことが重要でしょう。

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この記事を書いた人

1992年大阪生まれ。24歳でセブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、語学学校職員と海外での就労経験を3年積む。
帰国後、2018年に株式会社CEBRIDGEを設立。フィリピン留学エージェント「セブリッジ」の運営者。
累計3,000名以上のフィリピン留学相談実績。観光省共催で留学フェア実施。

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