マルタの通貨は何が使われている?気になる物価や両替方法についてもご紹介

国が変れば通貨も変わり、物価にも違いがあります。マルタへの留学をお考えなら、まずはマルタで使用されている通貨や物価など基本的な情報を頭に入れておかなくてはなりません。

また、両替方法や決済方法も、マルタで生活するためには知っておく必要がある情報です。この記事では、マルタで使用されている通貨の種類や物価、両替方法、決済方法についてご紹介しています。

目次

マルタではユーロが通貨として使われている

EUに加盟しているマルタでは、ユーロが通貨として使用されています。ユーロの歴史は決して古いものではありませんが、現在では世界シェア第2位ともいわれる取引量を誇っています。

また、ユーロは個性的な通貨で、国によって絵柄が異なるのが特徴です。マルタで使用されているユーロでは、キリスト教(マルタ十字)やイムナイドラ神殿などとなっています。

ユーロと円の関係性

ユーロの為替レートは日々変化しており、円安の傾向が強い昨今では、ユーロの円相場が気になるところです。

2023年の11月現在では、1ユーロ=160円前後となる見通しで、まだまだ円安の状況は続きそうです。マルタへの留学をお考なら、しばらく円安が続く可能性も視野に入れて準備を進める必要があるでしょう。

マルタの物価

マルタに滞在する際に、必用最低限必要な費用を把握しておくことが重要です。ここではマルタの物価について紹介します。

食費

マルタで外食をすると、ランチタイムでも1人当たり17ユーロ前後(日本円で2,700円前後)、ディナーでは、1人当たり38ユーロ前後(日本円で6,000円前後)かかります。

ただし、これはあくまでも庶民的なレストランやパブなどの話で、人気が高いイタリアンレストランでは、さらに高額な費用がかかることがあります。

反対に、マルタのスーパーマーケットなどでは安価に食材を入手できますので、自炊をすれば1食あたり1~2ユーロ(120円~320円)程度で抑えることも可能です。

家賃

マルタでアパートを借りる際の家賃は、地域によって相場がかなり変わります。また、間取りによっても家賃が大きく変動しますので、まずは間取りを決めて、住みたいエリアを絞り込んでみてください。

人気のエリアで1Kのアパートを借りる場合では、700ユーロ前後(日本円で112,000円前後)の家賃は想定しておく必要があるでしょう。

人気のエリアでない場合でも、1Kで600ユーロ前後(日本円で96,000円前後)の家賃が必要だと考えておくのが妥当です。金額があくまでに目安となるので、しっかり滞在予定の家賃をしっかりリサーチしておきましょう。

交通費

マルタのおもな交通手段はバスで、1乗車当たり1.5ユーロ~2ユーロ(日本円で240円~320円)程度と、日本と同レベルの金額で利用できます。なお、マルタは観光地でもあるため、夏季シーズンと冬季シーズンとでは運賃が異なります。

また、イベントの際には臨時便が運行されることもありますが、臨時便は通常便よりもやや高額な運賃に設定されていることが多いです。マルタでは、都度払いでバスに乗車できますが、よりお得に利用したいなら、バスチケットの購入する方法もあります。

観光

マルタ観光でおすすめのスポットとして筆頭に挙げられるのは、「聖ヨハネ大聖堂」です。10ユーロ(日本円で1,600円)の入館料を支払えば、見学できます。

また、お金をかけずに観光を楽しみたいなら、マルタ島最大の漁村「マルサシュロック」がおすすめです。

ユーロの両替方法

マルタでは日本円を使用できませんので、訪れる際にはユーロに両替しておかなくてはなりません。ここでは、日本円をユーロに両替する方法を2つ紹介します。

日本で出国前に両替する

日本円を日本国内でユーロに両替しておけば、現地に到着してすぐに食事やショッピングを楽しむことができます。日本国内では銀行や郵便局、空港で日本円をユーロに両替できるほか、金券ショップや外貨両替宅配サービスなどの利用で両替することも可能です。

ただし、外貨両替宅配サービスはインターネット申し込みとなり、両替までに少々時間がかかる可能性があります。時間に余裕がある方向けのサービスだと考えておいてください。

なお、両替する場所によって為替レートや手数料が異なります。お得に両替するためには、為替レートの数字に近く、手数料が低いところで両替しましょう。

そしてもうひとつ、両替に際して注意していただきたいのは、「小銭を多めに両替しておく」ということです。マルタでは大きな額の紙幣で少額のショッピングをして際に、「お釣りがない」と断られたり、お釣りをごまかされたりするリスクがあるからです。

マルタと日本では、人々のお金に対する意識が異なりますので、お金に関しては十分な注意が必要です。

現地で両替する

マルタ到着後も、空港や銀行、両替商などでユーロに両替できます。ただし、現地での両替は日本国内よりも手数料が高額だったり、レートが異なり損をしてしまったりすることがあります。

そのため、なるべく手数料を抑えるのであればできる限り国内で両替しておいたほうがお得です。

なお、マルタは比較的治安が良いとはいえ、エリアによってはスリ被害が多発しているからです。現地で両替する際には、とりあえず「今必要な分」だけを両替するようにし、極力他人にお金や財布を見せないようにしましょう。

ユーロ以外の決済方法

マルタで食事やショッピングの際に「手持ちのユーロがない!」といったことになると、かなり慌ててしまうかもしれません。ここでは、ユーロ以外の決済方法を紹介します

クレジットカードを利用する

手持ちのユーロがないときの心強い味方、それはクレジットカードです。

クレジットカードがあれば、手持ちのユーロがなくても不安なく食事やショッピングを楽しめます。

また、クレジットカード決済をメインにしておけば、大金を持ち歩く必要がなくなり、その分の安全が担保されるというメリットもあります。

なお、クレジットカードがない、もしくはクレジットカードでの使い過ぎが心配という方は、プリベイト方式を採用したキャッシュパスポートがおすすめです。

仮想通貨を利用する

マルタは仮想通貨先進国としてよく知られています。仮想通貨に抵抗がないなら、仮想通貨を購入して支払いに充てるという選択肢もあります。

ただし、仮想通貨業者の中には無登録で営業している悪質業者もいるため、利用する際は注意が必要です。心配な方は、マルタに渡航する前に、国内の金融庁の公式サイトで情報を確認するか、実際に金融庁にメールなどで問い合わせて、信頼性を確認しておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、マルタで使用されている通貨の種類や物価、両替方法、決済方法についてご紹介してきました。

マルタ島の通貨はユーロですので、渡航前にはなるべく早めに日本円をユーロに両替しておくことをおすすめします。また、現地到着後に両替することもできますが、この場合では手数料が高額などで損をする可能性があるため、十分に注意しなければなりません。

なお、クレジットカードがあれば手持ちのユーロがなくても食事やショッピングを楽しめますので、お持ちでない方は作成しておくと便利です。

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この記事を書いた人

株式会社CEBRIDGE代表取締役。
セブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、学校職員、人材紹介会社と海外での就労経験を積む。
月に平均20校のセブ島語学学校を訪問し、豊富な現地の知識を生かし無料セブ島留学エージェント会社を立ち上げる。
今までにセブ留学の魅力を知人に伝えながら豊富な紹介経験を持つ。
実際の経験から、留学生に近い立場でのカウンセリングが得意。

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