マルタと日本の文化の違い|食文化やマナーについても解説!

留学・旅行をする際には、あらかじめ現地の文化についての知識を得ておくことが大切です。海外と日本では、文化におけるさまざまな違いがあります。そのため、予備知識なしで現地を訪れてしまうと、文化の違いに驚いたり、トラブルに巻き込まれたりする恐れがあります。

こちらの記事では、マルタと日本の文化の違いや、マルタの食文化やマナーについて解説していきます。これからマルタ留学や旅行を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

そもそもマルタはどんな国?

マルタは地中海に浮かぶ島国で、首都があるヴァレッタのほか、ゴゾ島とコミノ島という3つの島から成っています。首都のヴァレッタには歴史的な建造物が多く立ち並び、市街全体が観光スポットとなっています。また、聖ヨハネ大聖堂や騎士団長の宮殿のほか、ゴールデンベイやセント・ピーターズ・プールなど、美しいビーチも有名です。

なお、日本との時差は約8時間あり、現地到着後しばらくは時差ボケに注意が必要です。

マルタの基本情報

正式名称マルタ共和国
首都ヴァレッタ
人口約52万人
面積約312平方㎞
人種・民族マルタ人(北アフリカ系、中近東系、ヨーロッパ系)
宗教キリスト教(カトリック)、他
共用語マルタ語、英語
通貨ユーロ

マルタと日本の文化の違い

マルタと日本とでは、食文化をはじめとする文化に違いがあります。それでは早速、マルタと日本の文化の違いを見ていきましょう。

1.カトリックの影響を受けている

日本の宗教といえば、仏教と神道をイメージする方が多いと思います。次いで、キリスト教やその他の宗教という順でしょう。一方マルタは、圧倒的にキリスト教のカトリック信者が多く、国全体がその影響を受けています。

たとえば、マルタの一般家庭のドアの上には天使が置かれていたり、壁には聖人の像がはめ込まれていたります。どちらもカトリックの影響です。また、クリスマスやイースターでは、日本では考えられないようなお祭り騒ぎに街全体が包まれます。

2.ヨーロッパや中東から多くの人が訪れる

マルタはヨーロッパのリゾート地であり、ヨーロッパや中東から多くの人が訪れます。また、ヨーロッパや中東の主要都市からはマルタへの直行便が用意されており、アクセスの良さも理由の一つです。

イギリスのロンドンからは約3時間10分、トルコのイスタンブールからは約2時間30分でマルタに訪れることができます。

3.中世ヨーロッパの街並みを楽しめる

マルタには歴史的な建造物が数多く存在していますが、中でも「静寂の街」と呼ばれるイムディーナは、中世の街並みを楽しめる観光スポットとして有名です。

ただし、イムディーナは夕方以降になると人が減り、ガラリと雰囲気が変わります。そのため、観光する場合は日中がおすすめです。

4.食文化はイタリアや中東の影響を受けている

マルタはイタリアのシチリア地方から近いこともあり、イタリアの食文化の影響を受けています。また、地中海に面する中東の国々からの影響も受けて、今日のマルタ料理ができあがりました。

なお、マルタ料理ではオリーブオイルが多く使われており、日本人にとっては少々油っこいと感じることがあるかもしれません。

5.主食は「ホブス」である

日本食の主食は米ですが、マルタでは「ホブス」というパンが主食となっています。ホブスは、日本で販売されているような食パンとは食感がやや異なり、外部はパリパリ、内部はもっちりと、ふたつの食感を楽しめるのが特徴です。

6.レストランとタクシーではチップを払う

マルタでは、レストランとタクシーでチップを払うのが一般的です。金額は食事代やタクシーの乗車料金の10%程度が相場となっていますので、ぜひ参考にしてください。

7.基本的にバスで移動する

マルタには電車が走っていないため、タクシー以外の移動手段はバスとなります。ただし、マルタの国民性はややルーズなところがあり、定刻になってもバスが到着しないことがよくあります。そのため、通学や観光の際には余裕を持って行動することが大切です。

8.服装はラフである

街中の散策やビーチなどではラフな服装をしている人が多いです。ただし。レストランや教会では、適切な服装を心がけましょう。特に教会では、露出度が高い服装やサンダルはもってのほかあるため、十分に注意してください。

9.手招きするジェスチャーはしない

日本では、手招きするジェスチャーには「こっちにおいで」という意味があります。しかし、このジャスチャーはマルタでは「あっちに行け」という正反対の意味になります。これを知らずにマルタで手招きしてしまうと、現地の人に対して失礼にあたるので気をつけましょう。

マルタに旅行・留学するときの注意点

マルタの治安は良好で、トラブルに巻き込まれる可能性は低いです。ただし、治安が良い地域であっても、以下の点には注意してください。

夜間の繁華街は一人で出歩かない

マルタで有名な繁華街には、セントジュリアンズやサンジュリアンなどがあり、これらの街は、一人でも比較的安全だと考えられています。しかし、それは日中に限ったことであり、夜になると話は別です。トラブルに巻き込まれないためにも、夜は一人で出歩かないようにしましょう。

貴重品は最低限にする

マルタで外出をする際には、貴重品は最低限に留めておくことも大切です。なぜなら、治安が良い地域であっても、スリや置き引きなどの被害は発生しているからです。

海外での行動はすべて自己責任です。スリや置き引きなどの被害に遭わないためにも、大金を持ち歩く、高価なバッグを持って外出するなどの行動は避けましょう。

まとめ

今回は、マルタと日本の文化の違いや、マルタの食文化やマナーについて解説しました。

「ところ変われば品変わる」という言葉がありますが、生活習慣や食文化を含む文化は、国やエリアによって大きく異なります。島国である日本には独自の文化がある一方で、地中海に面した国々の影響を受けてきたマルタにも独特の文化が根付いています。

マルタに留学や旅行をする際には、食文化やマナーを理解した上で訪れるようにしましょう。

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この記事を書いた人

株式会社CEBRIDGE代表取締役。
セブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、学校職員、人材紹介会社と海外での就労経験を積む。
月に平均20校のセブ島語学学校を訪問し、豊富な現地の知識を生かし無料セブ島留学エージェント会社を立ち上げる。
今までにセブ留学の魅力を知人に伝えながら豊富な紹介経験を持つ。
実際の経験から、留学生に近い立場でのカウンセリングが得意。

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