マルタは地中海に浮かぶ美しい国で、留学先や旅行先として人気です。観光地マルタには、訪れたらぜひ足を運びたいおすすめスポットがたくさんあります。
本記事では、マルタの街並みの特徴や、観光で訪れたいおすすめスポットや世界遺産、日本からマルタへのアクセス方法についてご紹介します。
マルタの街並みの特徴
マルタの街並みの特徴は、何といっても歴史的建造物が多く立ち並んでいるという点です。
マルタには世界遺産もあり、中世を思わせるその佇まいからは、タイムスリップしたかのような感覚を覚えます。
また、マルタには美しいビーチやダイビングスポットもあるので、ダイビングを楽しみたい方にもおすすめの国です。
観光で行きたいマルタの街並み5選!
マルタの街並みはどこも美しく観光におすすめですが、これからご紹介するマルタの街並み5選は、特に観光客に人気のエリアとなっています。
1. バレッタ
バレッタはマルタの首都で、「マルタストーン」という蜂蜜色をした石灰岩で造られた家が立ち並ぶ、美しい街並みが特徴です。
また、石灰岩の家には「ガラリア」と呼ばれる特徴的なバルコニーがあります。このバルコニーは突き出したような形になっていますが、それは外部からの光を取り入れるためだといわれています。
なお、バレッタは街全体が世界遺産に登録されており、聖ヨハネ大聖堂など、歴史的な建造物も見学できます。
2. イムディーナ
マルタには、中世の街並みが残る古都、イムディーナがあります。
イムディーナの入り口にはバロック様式のメインゲートがあり、メインゲートをくぐると、そこはもう、別世界。立ち並ぶ城壁の中は静寂に包まれています。また、イムディーナには「国立自然史博物館」や「大聖堂博物館」がありますが、それぞれ夕方を待たずして閉館するので、訪れるなら早めの時間帯がおすすめです。
さらに、イムディーナには「聖パウロ大聖堂」もるので、イムディーナを訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
3. ゴゾ島
ゴゾ島は、マルタ島の港からフェリーで30分ほどの場所にある島で、都市部にはない大自然が目の前に広がります。
特におすすめしたいのは、ラムラ湾とカリプソの洞窟です。洞窟は現在立ち入ることができなくなっていますが、丘の上から一望できるラムラ湾は、真っ青な海と赤い砂浜のコントラストが見事です。
他にも、「要塞チタデル」「シュレンディー」など、ゴゾ島にはおすすめスポットがたくさんあります。また、ゴゾ島には「ブルーホール」というダイビングスポットもありますので、ダイビング好きにもおすすめできるでしょう。
4. マルサルフォルン
ゴゾ島にあるマルサルフォルンはビーチリゾートエリアで、ビーチ付近にはリゾートホテル、レストラン、カフェなどが軒を連ねています。
マルサルフォルンはもともと漁村で、沖合には小さなボートがいくつも浮かんでいます。
また、海が近いこともあり、レストランでは新鮮な海の幸を味わえます。マルサルフォルンは、ゆっくりと過ぎていく時間を楽しみたい方におすすめのスポットです。
5. ビルグ
ビルグは、マルタの首都・バレッタの対岸にある街で、バレッタからは公共バスもしくはフェリーで訪れることができます。
ビルグもまた、バレッタと同様に美しい家が立ち並ぶ街ですが、ドアノブやドアの形はバレッタよりも個性的な印象です。
また、ビルグは夜間も雰囲気がある街並みを楽しめますが、住宅街ですので、観光をする際は、騒がない、大声を出さないなどの配慮が必要です。
街並みと合わせて見るべき世界遺産
マルタの街並みは本当に美しくて飽きませんが、マルタには世界遺産もありますので、こちらもあわせて観光してみてはいかがでしょうか。
1. バレッタ市街
16世紀のマルタ島は、イスラムからヨーロッパを守るための砦として機能していました。そのため、街の周囲には深い掘りが掘られ、大砲の砲弾から街を守るべく、分厚い土塁が築かれたのです。
イスラムのオスマン帝国の襲撃を受けた際には、聖ヨハネ騎士団によって街が守られました。
バレッタという街の名前は、聖ヨハネ騎士団の団長だった「ジャン・パリゾ・ド・ラ・バレット」の名前にちなんでつけられたといわれています。街の中心部にある聖ヨハネ大聖堂は、騎士団の栄光をたたえるモニュメントとして残されています。
2. マルタの巨石神殿群
マルタ島とゴゾ島には、未だ謎に包まれたマルタの巨石神殿郡があります。
巨石神殿郡は、「いつ」「どのような民族が」「何の目的で」造られたものなのか、現在に至るまで解明されていません。また、現在のように重機がない中で、巨石神殿郡がどのようにしてつくられたのかという点も謎のままです。
なお、発掘されている巨石神殿郡は20以上あるとされ、そのうちの「ジュンガンティーヤ神殿」「ハジャール・イム神殿」「イムナイドラ神殿」「ムナイドラ神殿」「タルシーン神殿」が世界遺産として登録されています。
3. ハル・サフリエニの地下墳墓
ハル・サフリエニの地下墳墓は、首都・バレッタから車で15分ほどの場所にある地下墳墓で、住宅地開発地の際に偶然発見されました。
そのため、場所は住宅街の真ん中にあります。また、ハル・サフリエニの地下墳墓は3層構造になっており、第2層にある壁が赤く着色されている中央の部屋からは、丸いフォルムが不思議な「マルタのヴィーナス(別名・眠れる貴婦人)」が出土しています。
なお、この墳墓の石室は地上から10mの深さの場所にありますが、どうやって造り上げられたのかなどの謎が多く、詳細については研究途中だそうです。
日本からマルタへのアクセス方法
日本からマルタへの直行便は就航していませんので、各空港ともに、ヨーロッパの国を経由しての渡航となります。
ヨーロッパからマルタへ渡航するルートはいくつかありますが、渡航時間が短い方法で選ぶなら、イタリア・ローマ経由がおすすめです。
なお、東京からマルタを目指す場合では、乗り継ぎ時間等をあわせて、最短でも18時間はかかります。しかし、ルートによっては22~28時間、もしくはそれ以上の時間がかかる場合もあります。
また、航空券の値段については、航空会社や渡航する時期によって差が生じます。マルタには人気のおすすめスポットがたくさんあるので、観光シーズンになると航空券の値段が一気に跳ね上がる可能性があります。
渡航費用をなるべく抑えたい場合は、観光シーズンを避けると良いでしょう。
まとめ
今回は、マルタの街並みの特徴や、観光で訪れたいおすすめスポットや世界遺産、日本からマルタへのアクセス方法についてご紹介しました。
マルタには、美しいビーチや特徴的な街並みが魅力のおすすめスポットがたくさんあります。また、マルタを訪れたら足を運んでおきたい世界遺産もあり魅力的な国です。
マルタは日本から決して近い国ではないですが、おすすめスポットが多いことから、旅行先に選ぶ方が増えています。
ただし、観光シーズンになると航空券の値段が高額になる可能性があるので、渡航費用をなるべく抑えたい方は、観光シーズンを外した時期に渡航してみてください。