マルタ留学でワーホリは可能?アルバイトする方法や仕事情報を紹介

世界から人が集まるリゾート地として人気の高いマルタ。美しい街並みと費用の安さから、近年留学先としても注目を集めています。

留学先となると、「マルタでワーホリはできるのか?」と気になる方もいるでしょうが、残念ながら2024年2月時点では日本とマルタ間にワーホリの制度は存在しません。

ですが、ワーホリに近い環境で、マルタで働きながら生活できる制度は存在します。

そこで本記事では、マルタでワーホリをしたい方向けに、マルタのワーホリ事情や現地で働く方法についてご紹介します。

目次

日本人はマルタにワーホリできない

「マルタでワーホリをしてみたい!」と考える人もいるかもしれません。ですが、残念ながら私たち日本人は、マルタにワーホリ制度を使って渡航することができません。(2024年2月時点)

そもそもワーキングホリデーとは?

ワーキング・ホリデー制度とは,二つの国・地域間の取り決め等に基づき,各々の国・地域が,相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため,自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度です。

ワーキングホリデー協会

ワーキングホリデー協会の説明を簡単にまとめると、ワーキングホリデー(以降ワーホリ)とは、協定を結んだ国の間で、一定期間他国で生活するために、働いて生活費を稼いで良いという制度です。

例えば、日本はカナダとワーホリ協定を結んでいるため、日本人はワーホリ制度を使うことで、カナダに渡航しカナダで生活費を稼ぐために働いて良いのです。

日本とマルタはワーホリ協定を結んでいない

2024年2月時点では、日本とマルタはワーホリの協定を結んでいません。よって、日本人がマルタにワーホリすることも、マルタの人が日本にワーホリすることもできないのです。

これが、日本人がカナダやオーストラリアにはワーホリできるのに、マルタにはワーホリができない理由です。

今後の協定実現に期待

日本人はマルタにワーホリできないとお伝えしましたが、未来永劫ワーホリができないというわけではありません。

2024年2月時点で日本は29カ国とワーホリ協定を結んでいますが、この協定国は毎年の首脳会談を通してアップデートされ、増え続けているのです。

近年でいうと、2019年にスウェーデンやエストニア、オランダが新たに日本と協定を結び、これらの国にワーホリできるようになりました。これ以降も協定国は増え続けています。

さらに、近年日本とマルタの首脳会談でワーホリ協定についての話し合いが行われているという情報もあるので、近い将来マルタにワーホリできる日が来るかもしれません。

ワーホリ以外で働くためには?

前述したように、マルタではワーホリ制度がありません。ただし、以下の条件を満たしている場合のみ、1週間に20時間までのアルバイトが可能です。

  • 学生ビザを保有していること(申請費用:約34,000円)
  • マルタに90日以上滞在していること
  • 週15時間以上、語学学校で授業を受講していること

学生ビザによるアルバイトはワーホリのようにフルタイムで働くことはできませんが、現地の人々とコミュニケーションを深めつつ、生きた英語に触れることができます。

さらに、学生ビザはワーホリと違って年齢制限がありません。年齢制限でワーホリができなくなってしまった方や、英語を学びながら働きたい方におすすめです。

マルタのアルバイト情報

ここでは、マルタのアルバイト情報を紹介します。あくまで目安として参考にしてください。

時給

マルタの最低賃金は、時給で5ユーロから6ユーロ(747円から897円)程度です。マルタはヨーロッパの中でも物価が安く、人件費も低い国です。そのため、一般的なアルバイトの時給も他のヨーロッパ諸国に比べて比較的低めになっています。

※2023年5月時点1ユーロ149円で計算

求人内容

マルタでは、レストランやカフェなどの飲食業界が盛んであり、アルバイトの求人が多く存在します。ウェイターやキッチンスタッフ、ホールスタッフといったポジションが一般的です。ただし、英語力や接客の経験等に左右されます。90日の滞在中にある程度英語力やコミュニケーション能力を取得しておく必要があるでしょう。

マルタは語学留学先としても人気!

ここまでマルタのワーホリ事情について紹介しましたが、マルタは語学留学先としても人気の高い地域です。

マルタでワーホリをしたいという人の中には、「海外で生活したい」「語学力を身につけたい」と考えている人も多いでしょう。

留学先としてのマルタの魅力を3つご紹介します。

1. 歴史ある美しい景観を堪能できる

マルタは、その歴史に彩られた美しい景観が魅力の1つです。中でも首都バレッタは街自体が世界遺産に登録されています。古代の建築物や要塞、石畳の通りなど、マルタはまさに歴史の舞台です。

歩いているだけで時代を感じ、まるでタイムスリップしたような体験ができるのがマルタの魅力です。歴史と自然が融合した景観は、訪れる人々に感動と驚きを与え、心に深い印象を与えてくれるでしょう。

2. 治安が良く安心して過ごせる

マルタは、他国と比べても治安がいい国と言われており、初めて海外へ行く方や留学される方におすすめの国です。マルタの人々は親切で友好的な傾向があり、初めて訪れた人を温かく迎え入れてくれます。

3. 物価が比較的安く費用を抑えられる

物価が比較的安く、費用を抑えられるのも魅力の1つです。食品や日用品、公共交通機関の料金が他のヨーロッパ諸国に比べて手頃な価格であり、予算を抑えて留学したい方におすすめです。

まとめ

マルタでのワーキングホリデーはできないものの、学生ビザによるアルバイトは可能です。留学生としてマルタで働くことで、留学費用の一部を賄えます。また、マルタの魅力的な景観や文化を満喫しながら、アルバイトを通じて国際的な交流を深めることもできるでしょう。

しかし、現地のアルバイト情報を調べるのもなかなか時間と手間がかかります。当メディアを運営しているCEBRIDGEのサービス「マルタ留学メイト」はマルタ留学について専門スタッフが親身になって相談に乗ります。

日本人スタッフが常駐しており、マルタのアルバイト事情にも精通しています。マルタ留学でのアルバイトについてより詳しく知りたい方は、気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社CEBRIDGE代表取締役。
セブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、学校職員、人材紹介会社と海外での就労経験を積む。
月に平均20校のセブ島語学学校を訪問し、豊富な現地の知識を生かし無料セブ島留学エージェント会社を立ち上げる。
今までにセブ留学の魅力を知人に伝えながら豊富な紹介経験を持つ。
実際の経験から、留学生に近い立場でのカウンセリングが得意。

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