マルタ共和国は、ヨーロッパの中でも独特の文化と美しい海が魅力の国です。マルタに旅行や留学で訪れる際に気になるのが物価ではないでしょうか?日本と比べて、マルタの物価は高いのか安いのか気になるところです。
この記事では、マルタの物価を日本と比較して、項目別に紹介します。また、1ヶ月の生活費も紹介するので、旅行や留学を考えている方はぜひ参考にしてください。
マルタ共和国とは?
マルタ共和国とは、地中海に位置する魅力的な島国です。小さな国でありながら、独特の文化と歴史を持っています。
マルタの公用語は英語とマルタ語であり、留学先としてもおすすめです。ヨーロッパから多くの留学生が訪れるため、さまざまな文化に触れられ、貴重な経験となるでしょう。
マルタの物価について
他のヨーロッパの国々と比較して、マルタの物価は比較的安いです。その理由として、マルタの経済規模が小さく、観光業に依存していることが挙げられます。
観光客向けに優しい価格を設定している飲食店が多く、都市部のカフェやレストランでも手頃な価格で食事やドリンクを楽しめます。
マルタの物価の項目別比較
ここでは、マルタの物価を日本と比較して、項目別に紹介していきます。
1. 食費
マルタの食費は、日本と比べてリーズナブルです。
例として、ローカルマーケットでの新鮮な魚は€10/kg(約1,200円)、フルーツは€2/kg(約240円)前後で購入できます。日本では、これらの価格よりも高いことが多いでしょう。
2. 交通費
マルタの公共交通も、非常にリーズナブルです。
マルタのバスの乗車料金は約€1.5(約180円)、タクシーは中心部での短距離移動で約€10(約1,200円)程度です。日本の都市部でタクシーに乗る場合は、距離次第ですが2,000円前後かかります。そのため、日本よりもリーズナブルといえるでしょう。
3. エンタメ
マルタの映画館のチケットは€8(約960円)程度です。また、ライブハウスやバーでのエンターテインメントは€20(約2,400円)以下で楽しめることが多いです。
一方で、日本で映画館を観ると約2,000円かかります。ライブハウスの料金の料金も、マルタより高い傾向にあります。
エンタメに関しても、マルタの方が物価が安いことがわかるでしょう。
マルタの具体的な1ヶ月の生活費
マルタの1ヶ月の生活費は、平均すると約€1,120(約134,400円)です。生活スタイルや過ごす地域によっては、平均より高くなることも安く抑えられることも考えられます。
ここでは、1ヶ月の生活費の内訳を紹介します。参考程度にご覧ください。
家賃
都心部のワンルームに滞在する場合の家賃相場は、€600(約72,000円)です。これは、マルタの首都バレッタを中心とした地域での家賃の平均です。郊外や他の町では、もう抑えられるでしょう。
食費
日常の食材購入や外食を合わせた1ヶ月の相場は、€250(約30,000円)です。マルタのローカルマーケットやスーパーマーケットでの価格を基準にしています。具体的な食材の相場も紹介します。
- パスタ500g:€1(約120円)
- 地元産の新鮮な魚1kg:€10(約1,200円)
- 地元のビール1リットル:€1.50(約180円)
光熱費(電気・水・ガス)
一般的な1ヶ月の光熱費は、€70(約8,400円)です。光熱費は、季節によって変動するでしょう。
交通費
公共交通機関を中心に利用する場合の1ヶ月の交通費は、€50(約6,000円)です。タクシーやレンタカーを利用する場合は、さらに費用がかかります。具体的な費用は、下記の通りです。
- バスの定期券:€26(約3,120円)
- タクシーの基本料金:€5(約600円)
エンタメ・その他
映画、食事、観光、趣味など、エンターテインメントや日常の余暇にかかる費用の相場は、€150(約18,000円)です。映画館のチケットは€8 (約960円)、中級のレストランでのディナーは€30(約3,600円)が目安となります。
まとめ
2023年時点のマルタの物価は、日本と比べると手頃であることがわかりました。
食費や交通費、エンタメなどの主要な生活費が軒並み安いです。また、新鮮なお魚が安く食べられたり、タクシーの料金が安かったりする点は、嬉しいポイントでしょう。留学や旅行を検討している方はぜひ参考にして、現地での生活を楽しんでください。