マルタ留学を検討中の方は、現地の英語の訛りが気になるのはないでしょうか。
この記事では、マルタ英語の特徴や、マルタ留学の良い点・注意が必要な点について紹介します。マルタ留学を検討する際の参考にしてください。
マルタ英語の特徴
英語圏の国は数多く存在し、国ごとに英語の特徴が異なることがあります。では、マルタ英語ではどうなのでしょうか。それでは、マルタ英語の特徴から見ていきましょう。
マルタの公用語
マルタの公用語は、マルタ語と英語です。英語は長年の英国統治の影響により、教育や公的機関で広く使用されています。マルタ人の大多数は、マルタ語と英語のバイリンガルです。
国によっては日本語が通じるところがありますが、マルタでは日本がほとんど通じないと考えておく必要があります。一方で英語漬けの生活を送れるとも言えるでしょう。短期間で英語を習得したい方には、マルタはおすすめの留学先です。
マルタ英語の訛り
マルタで耳にする英語は、抑揚がはっきりととしていて、ゆっくり話すという特徴があるといわれています。
また、ゆっくり話すというと聞き取りやすいように思えますが、マルタ英語を話す方の中にはマルタ訛りが強く出ている場合もあり、日本人にとってはやや聞き取りにくいこともあるようです。
ただし、マルタ英語には独特の訛りがあるものの、コミュニケーションに支障をきたすほどではありません。むしろ、訛りのある英語に触れることで、リスニング力が鍛えられるというメリットがあります。
マルタ英語はイギリス英語に近い
英語には、アメリカ英語とイギリス英語があり、マルタで使われている英語は、どちらかというとイギリス英語に近いという特徴があります。
アメリカ英語とイギリス英語では、同じものを指す単語に違いがあることがありますので、この点についてはあらかじめ頭に入れておく必要があるでしょう。
マルタ留学の良い点
マルタ留学には、以下の良い点があります。
- 留学費用が安い
- 治安が良く安全に過ごせる
- 温暖な気候で過ごしやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 留学費用が安い
マルタ留学の良い点は、留学費用が安いということです。
ヨーロッパ諸国への留学費用は、全般的に高額なイメージがあるかもしれません。しかし、マルタは他のヨーロッパ諸国と比較した場合、授業料がリーズナブルに設定されていることが多く、物価もそれほど高いとはいえません。
ただし、マルタは世界的に見て人気が高い観光地です。ハイシーズンに差し掛かると、渡航費用が高額になることがあるため注意する必要があります。
2. 治安が良く安全に過ごせる
マルタは、ヨーロッパ諸国の中では犯罪率が低く、治安が良い国として知られています。治安の良さは、留学生活を送る上で非常に重要な要素の一つです。
しかし、日本ほど安全というわけではなく、スリやひったくり、ぼったくりタクシーなどがあります。どんなに治安が良い国でも、油断は禁物です。
夜間の一人歩きや、人気のない場所での行動は避けるべきでしょう。また、貴重品の管理にも十分注意を払う必要があります。
3. 温暖な気候で過ごしやすい
マルタは温暖な地中海気候が特徴の国で、1年を通じて大きな気温の差がありません。つまり、日本人にとって過ごしやすい気候の国だということです。
ヨーロッパの中には、昼夜の寒暖差が大きい国や、冬季になると外気温がかなり低くなって、日本人にとって過ごしにくいと感じる国があります。マルタは1年を通じて温暖な気候であるため、快適に過ごせます。、じっくりと英語学習に取り組めるでしょう。
ただし、人によって肌寒いと感じることもあるため、もしものときに備えて、防寒対策も用意しておくと安心です。
マルタ留学の注意点
マルタ留学には良い点がありますが、その一方で注意が必要な点もあります。
1. 日本語が通じないため一定の英語力が必要
マルタは日本語がほぼ通じません。マルタの公用語は英語とマルタ語であり、日本語を話せる人は非常に限られています。
マルタ留学を希望する人は、ある程度の英語力を身につけておく必要があります。簡単な日常会話レベルの英語力がないと、現地に到着して早々に、あらゆる点で不自由さを感じてしまうかもしれません。
マルタ留学を成功させるためにも、渡航前から英語学習に力を入れることが大切です。
2. 日本人留学生が少ない
マルタ留学を考える際の注意点の一つに、日本人留学生の数が比較的少ないことも挙げられます。英語力の向上を目指す留学生にとっては利点にもなり得ますが、日本人コミュニティが限られているため、ホームシックや文化の違いによるストレスを感じてしまうかもしれません。
現地での生活や学習に適応するためには、自立心と積極的なコミュニケーション能力が求められます。そういった意味でも、マルタ留学の前には、ある程度の英語力を身に付けておくことが大切です。
3. 日本からの直行便がない
日本からは、マルタへの直行便がありません。そのため、マルタを訪れるためには、日本の空港からヨーロッパの主要空港まで行き、そこからマルタ国際空港に向かう便に乗り継がなくてはならないのです。
日本からヨーロッパの主要空港までの渡航時間は12~13時間、そして乗り継いだ後には5~6時間後にマルタ国際空港に到着できます。
マルタ留学をお考えなら、渡航時間についても頭に入れた上で、計画を進める必要があるでしょう。
まとめ
今回は、マルタ英語の特徴や、マルタ留学の良い点・注意点ついて紹介しました。マルタ英語には独特の訛りがありますが、コミュニケーションに大きな支障をきたすほどではありません。むしろ、様々な訛りの英語に触れることで、リスニング力の向上が期待できます。
また、マルタ留学では日本人が少ない中で英語学習することになるため、英語の上達スピードが速いというメリットがあります。自分の目的に合った学校選びと現地の文化を尊重する姿勢を持てば、マルタ留学は実りある経験になるでしょう。英語力を伸ばしながら、マルタの魅力を存分に楽しんでください。