マルタの長期留学 | メリット・デメリットや期間別の費用をご紹介

じっくりと腰を落ち着けて英語学習をしたいなら、長期留学がおすすめです。また、留学生受け入れに対応した国は数多く存在しますが、温暖な気候で快適に過ごせるという点を重視するなら、マルタがおすすめです。

こちらの記事では、マルタの特徴や長期留学のメリット・デメリット、長期留学でかかる費用についてご紹介しています。

目次

マルタ共和国の特徴

マルタ共和国は、国土面積が東京23区の半分程度の小さな国です。地中海に囲まれた温暖な気候が特徴であり、美しい海や数多くの歴史的建造物があることでも知られています。

マルタ共和国の首都・バレッタには、「マルタストーン」呼ばれるハチミツ色をした石灰岩で建てられた建築物が立ち並んでいます。バレッタは街全体が世界遺産に登録されており、「ガラリア」と呼ばれるバルコニーが特徴的です。

公用語は英語とマルタ語で、英語教育が盛んなことから、留学先としても人気があります。

マルタ長期留学のメリット

長期留学というと少々心配な点も出てきますが、マルタ長期留学には見逃せないメリットがあります。

1. 他の留学先に比べて費用が安い

マルタは他の留学先と比べて費用が安いです。

ヨーロッパ諸国への長期留学というと、かなりまとまった費用が必要になるイメージがあるのではないでしょうか。確かに、ヨーロッパの国によっては留学費用が高額になることがあり、長期留学では経済的な負担が大きくなる可能性が否定できません。

たとえば、イギリスへの留学であれば、1カ月で約60万円が必要だともいわれています。一方マルタは、他のヨーロッパ諸国と比較して物価水準が低く、学費や滞在費を抑えることができるのです。

経済的負担を抑えるのであれば、マルタは優先的候補として挙げられるでしょう。

2. 治安が良く安全に過ごせる

マルタは治安が良い国で、ヨーロッパ諸国の中で見ても犯罪率が低いという特徴があります。

ただし、治安が良いとはいえ、スリや窃盗の被害が全く無いわけではありません。また、タクシーのぼったくりや、ナイトクラブでの酔っ払いトラブルなども起こり得ます。

このようなトラブルから身を守るためには、貴重品は持ち歩かない、財布には必要最低限のお金を入れておく、危険エリアといわれる場所には近づかないといった対策をすることが大切です。

3.英語漬けの環境で学べる

マルタは、英語漬けの環境で学べる点もメリットです。海外には日本語が通じる国もありますが、マルタは日本人移住者が少ないこともあり、日本語が通じません。

つまり、語学学校内だけでなく、日常生活においても英語で対応しなければいけません。このような環境に身を置くことで、短期間での英語力アップを期待できます

マルタ長期留学のデメリット

マルタ長期留学にはメリットもありますが、その一方でデメリットもあります。

1. 観光地なので誘惑が多い

マルタには世界遺産や歴史的建造物、美しいビーチなどがあり、魅力的な観光スポットが数多く存在します。留学生活に慣れてくると、友人と観光地を巡ったり、ビーチでの活動を楽しんだりすることが増えてくるでしょう。

しかし、これらの活動に夢中になりすぎると、学業がおろそかになってしまう恐れがあります。留学の本来の目的である語学習得に支障をきたさないよう、メリハリをつけることが大切です。

2. マルタ英語の訛りがある

マルタの公用語はマルタ語と英語ですが、マルタで話されている英語は、マルタ語の訛りが入り混じることがあります。この訛りに慣れるまでには時間がかかり、最初のうちは聞き取りに苦戦するかもしれません。

また、訛りがあるマルタ英語に慣れてしまうと、イギリス英語やアメリカ英語に対して違和感を覚える可能性もありますので、この点には注意が必要です。

3. 国土が小さく飽きやすい

マルタは東京23区とほぼ同じ大きさの島国で、観光スポットや娯楽施設の数は限られています。留学生活が長期化すると、行く場所や楽しめる活動が限定的であることに飽きを感じる可能性があります。

ただし、この小ささゆえにマルタ独自の魅力も存在します。コンパクトな島国ならではの居心地の良さや、のんびりとした生活スタイルは、留学生活をより充実したものにしてくれるでしょう。

マルタ長期留学にかかる費用

ここではでは、3ヶ月、半年、1年間の長期留学でかかる費用について見ていきましょう。

なお、マルタを訪れる際の航空券代については、シーズンによって大きな差が生じますが、こちらでは往復航空券代を4~7万円として、この金額を含めた費用でご紹介します。

1. 3ヶ月でかかる費用

マルタは、他のヨーロッパ諸国よりも留学費用が安いというメリットがありますが、それでも3ヶ月の留学では、最低でも80万円の費用は見ておく必要があるでしょう。

また、語学学校のコースによっては学費が高額になることがあり、この場合では、学費や生活費、宿泊費などをすべて含めて、80万円を超える可能性があります。

特に大学に進学する場合では、語学学校よりも高額な授業料がかかることがあります。なお、マルタのスーパーでは、あらゆる食材を安価に入手できますので、少しでも節約をしたいのなら、自炊をメインとした食事を心がけましょう。

マルタの物価は全般的に日本よりも安いですが、レストランで外食する場合では、1食あたり日本円で2千円台~6千円台の費用がかかることがありますので、注意が必要です。

2. 半年でかかる費用

6ヶ月間のマルタ長期留学では、最低でも155万円は用意しておきましょう。3ヶ月以上の真似るた長期留学では、英語学習はかなり進み、現地の人々とのコミュニケーションを難なくこなせるレベルになっている可能性があります。

注意していただきたいのは、現地でできた友達との交際費です。友だちとのコミュニケーションはもちろん大切ですが、娯楽施設やレストランの利用が増えると、その分費用がかさんでいきます。

そのため、留学前には交際費も含めた生活費全体の予算を立て、無理のない範囲で交友関係を楽しむことが大切です。

3. 1年間でかかる費用

1年間のマルタ長期留学では、最低でも260万円はかかると考えておいてください。260万円というと、そこそこまとまった金額になります。費用を抑える方法をしっておくとよいでしょう。

まず、語学学校選びでは、授業料の安い学校を選ぶことが重要です。学校によって授業料には差があるため、事前にしっかりと比較検討しましょう。また、長期留学の場合、多くの学校で授業料の割引があります。1年間の留学プランを選ぶことで、授業料を抑えることができる場合があります。

また、マルタ長期留学では、語学学校で宿泊先が用意されていることが多いです。この場合では、1人部屋もしくは複数人部屋から選ぶことになります。そして、1年間の長期留学であれば、複数人部屋を選んでおくことで、1年間の宿泊費をグッと抑えることができます。

なお、260万円という金額はあくまでも目安です。食費や娯楽費がかさんだ場合が、それ以上の金額がかかることを留意しておきましょう。

まとめ

今回は、マルタの特徴や長期留学のメリット・デメリット、長期留学でかかる費用についてご紹介してきました。マルタ留学は近年人気が高まりつつあります。

しかし、マルタ長期留学をするとなると、それなりに費用がかかります。留学前の準備はもちろん、留学期間中の過ごし方には十分に注意しなければなりません。

マルタを長期留学先として選ぶなら、まずは目的を明確にした上で、留学期間を決めましょう。

気になること、ありませんでしたか?

気になること
ありませんでしたか?

記事を読んでいて、分からない点や、気になるところなどあれば、CEBRIDGE公式LINEから 気軽に質問ができます。その他、「学校診断」「無料カウンセリング」「割引特典」などお得な情報が満載です。気軽に登録してみてください。

この記事を書いた人

株式会社CEBRIDGE代表取締役。
セブ島留学を経験後、オーストラリアでワーキングホリデー、現地セブにてエージェント会社、学校職員、人材紹介会社と海外での就労経験を積む。
月に平均20校のセブ島語学学校を訪問し、豊富な現地の知識を生かし無料セブ島留学エージェント会社を立ち上げる。
今までにセブ留学の魅力を知人に伝えながら豊富な紹介経験を持つ。
実際の経験から、留学生に近い立場でのカウンセリングが得意。

目次
閉じる